ご紹介するのは韓国ドラマ「わずか1000ウォンの弁護士」
話数:全12話
現在、ディズニープラスにて配信中(2022年9月現在)
わずか1000ウォンで依頼を受ける最高の弁護士、チョン・ジフンを演じるのは、ナムグン・ミン。
そしてジフンに振り回される試補のペク・マリをキム・ジウンが演じています。
ちなみに1ウォンは日本円に換算すると約0.10円。
なので1000ウォンは約100円ということになりますね。
それでは、第1話と第2話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
第1話
起
消防や警察が説得を試みる中、そこへやってきたのがスーツにサングラス姿のチョン・ジフン。
借金取りと勘違いする男性だったが、実は前にトイレで1000ウォンの弁護士の広告を見て、ジフンに手紙を送っていたのだ。
ジフンは、死ぬほどつらいと聞いて駆け付けたと言い、受任料1000ウォンを受け取る。
貸金業者にて
一方、検事局で試補として働いていたペク・マリは、貸金業者の事務所に押収捜索へ。
そこで先に集金にやってきていたジフンと事務長のサ・ムジャンを見て貸金業者の人間だと勘違い。
すぐに誤解は解けるのだが、ジフンはこのままではお金を回収できなくなると思い、令状に目を通す。
どうやらこの貸金業者、かなりの暴利をむさぼっていた様子。
そこへ貸金業者の人間たちが戻ってきたので、検事を追い返す方法があるから俺を選任しろと言うジフン。
その言葉通り、見事にやり込め、マリたちは仕方なく撤収。
その後、
実は借金3000万が1億になっていた男性。
ジフンは弁護料と称し、業者から1億3万ウォンをせしめ、男性の借金はチャラとなり大金を受け取る。
礼を言い、お金を渡そうとする男性に、あの時にもらった1000ウォンで十分だと言い、逆にお金を渡して別れるジフン。
新しい依頼
駅のトイレでふらついた酔っ払いを支えたところ、スリに間違えられ逮捕されたイ・ミョンホ。
彼はスリの前科4犯。
けれど今回は本当にやっていないらしい。
6歳の娘、ソミが心臓病で闘病中。
早速入院先の病院へと会いに行くジフンとムジャン。
妻によると、今度こそ本当にスリはやめると夫は約束したという。
その証拠に、自分の右手を石で打った夫。
けれどみんな夫を信じてくれないと訴える。
帰り際、病院の会計でお金を払えない妻を見た事務長は、ついつい俺が払うと口をはさむが、その額1300万8128ウォン(゚д゚)!
帰りの車中、どうかしていたと言って後悔し、ジフンに何とかしてくれと泣きつく。
一方、事件の担当検事はペク・マリ。
前科4犯の彼が有罪だと決めつけている様子。
ミョンホに接見したジフンは、ソミに誓ってやっていないという彼を助けることに。
国民参与裁判
事務所で、先輩から国民参与裁判になったと聞き、自白もあるのにこの弁護士はイカれてると文句ブーブーのマリだったが、振り返るとそこにはジフンが!
先輩から数年前まで一緒に働いていた元検事だと聞きビックリ。
2人は互いに引かずバッチバチ(# ゚Д゚)
そして裁判当日、風呂敷に木箱を包んで裁判所へとやってきたジフン。
陪審員選任も終わりいよいよ裁判が始まる。
傍聴席にはマリの祖父の姿も。
裁判の行方はというと、ミョンホは前科4犯とイメージが悪くかなり劣勢。
そこで雰囲気を変えるために、ジフンは新たな証拠を申請するのだった。
第2話
裁判結果
ジフンが証拠品として取り出したのは、風呂敷に包んでいた空の木箱。
被告人の無罪を証明する証拠が入っていると言って、空の木箱を陪審員たちに見せ、無罪を証明する証拠は一つもないと説明。
推定無罪の原則を持ち出し、有罪は推定するのではなく、確実な証拠によって立証されるもので、それを証明しなければいけないのは検事だと話す。
一方マリは、娘・ソミの入院費が未納の件に触れ、それこそが犯行の動機だと反論。
ジフンは反対尋問で、事件の唯一の目撃者でもあり被害者の男性に、目を閉じて当時のことを思い出すように促す。
その間に、ミョンホが彼の財布をすり、そのことに気付かなかった男性。
酔っていないにも関わらず全く気付かなかったのに、酔っていた男性が財布を盗まれそうになったと気付いたことに疑問を呈す。
マリの祖父は、裁判を最後まで見ることなく退席。
愉快そうな顔をして、一緒に傍聴していたヨンジュンにジフンの居場所を調べておくようにと指示。
そして最終弁論も終わり判決は無罪!
ソミの手術が無事に終わったと聞き、急いで向かうミョンホ。
裁判所の前では、ジフンがマリに確定判決を急ぐようにと催促。
娘の病院費が必要だから刑事補償金(無罪の時に国に請求する補償金)の手続きをと言ってざっと計算。
その額、合計1319万400ウォン。
これでソミの入院費の件も解決。
帰ろうとするジフンに、スリをしたけれど可哀そうに思ったから助けたんでしょ?と聞くマリ。
するとジフンは質問が幼稚だと言い、誰にも真実の定義はできない、近付こうと努力し、今回は私が少しだけ近付いたんだと思うと言って帰って行く。
マリvsジフン
検事局での研修を終えたマリは、先輩から没にしたミョンホの控訴書類を渡される。
控訴権の放棄は、検事にとって容易じゃないと言って、誰よりも検事らしかったとマリを誉める先輩。
そして今度は祖父が代表を務める大手のペク法律事務所で試補としてスタートを切るはずだったのだが、祖父からはもっといい場所で試補をしてもらうと言われ、住所が書かれた紙きれを渡される。
そこは怪しげな雑居ビルで、なんとジフンの弁護士事務所(゚д゚)!
道を間違えて帰ろうとしたと言うマリだったが、持っていた書類を見られてしまい、試補になりにきたことがバレる。
気が変になりそうと言うマリに、試補になりたくても私の許諾を得るのは難しいと言うジフン。
ムジャン事務長は乗り気の様子だったのだが、ジフンの態度があまりにも悪いため、あなたの事務所で試補をするわけがないと言うマリ。
ジフンも、本人がイヤだと言っていると言ってマリを追い返す。
会社に戻ったマリは祖父にヒドイと抗議。
たったの2か月だと言う祖父に、どうしてジフンがいいのかと聞くと、この事務所にはいない弁護士だからだと言われる。
一方、マリとの結婚で玉の輿を狙う検事のミンヒョクも海外から帰国する。
マリvsジフン 第2ラウンド
翌日、再びジフンの事務所へ行き、汚かった事務所の掃除を済ませていたマリ。
そこへジフンが出勤。
ここで試補をするというマリだったが、なかなか認めようとしないジフン。
2人がバッチバチのところに事務長のムジャンが出勤。
マリのことを歓迎する。
次に、大家が女性二人を連れて登場。
家賃の取り立てではなく、花札の手札の倍率で揉めているらしい。
ジフンはマリも巻き込み大家に有利な適当なことを言い、一応解決。
最高にふざけているジフンだが、マリを試補にすることは一向に認めようとしない。
小さな依頼人
ムジャンとマリは公園で無料法律相談の受付。
一人で事務所にいたジフンの元には、小さな少年、キム・ゴヌが依頼にやってくる。
ゴヌにアイス代1000ウォンを払わせ受任料とするジフン。
依頼内容はというと、祖父のキム・マンボクが警備員をしているマンションで、金持ちのチョン・ヨンベに嫌がらせを受けているので解決して欲しいというもの。
車に傷をつけたと言いがかりをつけられていたのだ。
途中、マリとムジャンに会い一緒にマンションへ。
ゴヌの祖父のマンボクと会うのだが、マンボクは大事にしたくない様子。
そこへ荒い運転でチョン・ヨンベが帰ってくる。
ジフンは弁護士だと名乗り、依頼人が車を傷付けたかどうかを確かめに来たと言うと、大笑いするヨンベ。
ジフンは車のひっかき傷を見て確認。
しかしふざけた態度のジフンにヨンベの怒りはヒートアップ!
次に、傷がついた時の状況を再現することに。
ヨンベの言った通り手押し車を引いて見せるジフン。
勢いがつきすぎて手を離してしまい、手押し車は車に激突!
バンパーが壊れさらに怒りが増すヨンベ。
ジフンは、ひっかき傷はなくなったと言い、これは新しい事件でゴヌのおじいさんは無関係だと言うと、私の弁護士と話してくださいと言って、マリに1000ウォンを渡す。
そしてマリには、試補になる試験だと言って、その場を立ち去るのだった。
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感想
おふざけに笑っちゃう(* ´艸`)
とりあえず、とにかく楽しい。
元検事の弁護士、チョン・ジフンという男が、ええ塩梅で腹立つ感じに仕上がっていて、悔しいけれど笑っちゃう。
そんな彼の第一被害者と言ってもいいのが事務長のサ・ムジャン。
受任料1000ウォン(≒100円)しか請求しない弁護士の事務所の事務長だなんて、どんな手腕でやっていけばいいんだか。
ちなみに彼は妻とクリーニング店を営んでいるので生活に心配はなさそうなんですけどね。
けれど、大家からの家賃の取り立てから隠れる男性2人っていうのが笑えます(* ´艸`)
2人のスーツ対決
ジフンとマリはファッションでも魅せてくれていて、ジフンはいつもおしゃれスーツにサングラス。
わずか1000ウォンの受任料だというのに、ええもん着とります。
家賃も払えなくて困っているのに、それに事務長のムジャンはいつも草臥れた格好をしているのに。
なのに自分だけはいつも頭の天辺から足のつま先までビシッと決めまくり。
そしてマリもいつもステキなパンツスーツなんだよね。
白や黒、ピンクのパンツスーツには驚いたけれど、これがメチャクチャ似合ってるんだよね。
あのピンクのスーツは着るのも勇気がいると思うし、似合う人もいないんじゃないかなぁ。
街で見かけたらきっと目を奪われちゃいそう。
本当にどのパンツスーツもとっても似合っていて、美しい髪に、見事なスタイルが羨ましいです。
大手法律事務所の代表を祖父に持つというお金持ちのお嬢様という役どころでもありますが、潔くて私は大好き。
ジフンがムカつく(# ゚Д゚)
ジフンのふざけた態度や物言いに、思わず腹立つぅ~~~って思っているだろうペク・マリの気持ちがよくわかる!
ジフン役のナムグン・ミンの演技がね、相手をいい感じにちょっとキィ~~~~ッてさせるんですわ。
それでいて怒っちゃ負けだと思わせるというか。
とにかくふざけてるんですよ。
そして何より、ジフン役のナムグン・ミンとペク・マリ役のキム・ジウンの相性がすごくいいんだよね。
そこに絡んでくる事務長のムジャン役のパク・ジヌもイイ。
この3人のやりとりがドラマの肝ですね。
案件
第一の案件は、借金取りの男性を救うというものでした。
暴利をむさぼる貸金業者から大金をせしめるという痛快なもの。
一つ目の案件にふさわしかったと思います。
第二の案件は、スリで現行犯逮捕された男性、イ・ミョンホを救うというもの。
前科4犯という不利な状況の中、国民参与裁判で見事に無罪を勝ち取りました。
その上、心臓病で闘病中の娘の入院費の件も解決。
ここでは、ジフンがマリが持っていた分厚い本のページ数を指定し、そこに書かれていた文言が印象的でした。
「被告人には2人の弁護士がいる。起訴前の検事と起訴後の弁護士」
第三の案件は、小さな少年、ゴヌから祖父を助けてほしいというSOSでした。
こちらはどうなるのかまだわかりませんが、マリにとっては試補になれるかどうかの大事な試験。
それにきっとマリは、チョン・ヨンベのような男性は嫌いなはず。
きっと懲らしめてくれるでしょう。
最後に
マリはまだ、ジフンに試補として認めてもらえてはいないですが、事務長も含めた3人はすっかりチームっぽくなっています。
コントのような三段落ちというか三段構えというか。
ある意味、ジフンの尻拭いと言えるかもしれない。
そしてジフンはというと、おふざけが過ぎるところは大いにありますが、正義感が強く弱者の側に立つ弁護士。
解決した事件がそれを証明していました。
1000ウォンで弁護を引き受けてくれる超デキる弁護士。
もし本当にこんな人がいたらステキですね。
第3話の感想はコチラ
わずか1000ウォンの弁護士 第3話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ
主な登場人物
- チョン・ジフン:ナムグン・ミン
- ペク・マリ:キム・ジウン
- サ・ムジャン(事務長):パク・ジヌ
- ソ・ミンヒョク:チェ・デフン
- ナ・イェジン:コン・ミンジョン