今回は、ネズミと人間の後編。
前回は、新人看守のジャイミのロッカーから大量の大麻が見つかり逮捕されたのだったが・・・
あらすじネタバレ
刑務所では、囚人のマレッコが殺される。←運び屋はジャイミだと電話を受けていた人物
殺害理由は、どうやらヤク絡みらしい←マレッコは売人
刑務所内では大規模なガサ入れが始まり大量のヤクとマレッコの携帯が見つかる。
携帯の通話記録には「大使のそばにいれば鉄格子が開く、ブツは正面から堂々と届けられる」と録音されていた。
「大使」って誰なの?とアドリアーノに聞く所長。
ジャイミを捕まえたのは9日前だが、この録音は今日、ジャイミはハメられたというアドリアーノ。
裏切者が所内にいるという。
所長は、明後日、ダ・キンゼをARDDへ移送する件のことを心配していた。
アドリアーノはまだそのことを部下たちに話していないという。
その後、部下たちにダ・キンゼを明日移送すると伝えるアドリアーノ。
ダ・キンゼはマフィアのボスだ、移送させることは絶対に漏らすなと釘を刺す。
そして密かにダ・キンゼの護送が始まるが、途中マフィアに待ち伏せされ銃を向けられる。
護送車のカギを開けろと言われ、カギを開けるアドリアーノ。
しかし扉を開けるとそこには警官たちがいて、襲撃犯たちは制圧される。
そしてアドリアーノは、ダ・キンゼのいる房へと行き、お前は明日エピタシオに移ると告げる。
その後、襲撃犯は特定され、その中に看守と同じ苗字の犯人の名前を見つけたアドリアーノ。
その看守とは新人のウェリントンだった。
その頃ウェリントンには、「バレそうだ、そこから逃げろ」というメールが届く。
しかし、犯人がウェリントンだと判明したことで、出口は封鎖。
所内ではサイレンが鳴り響き、ざわつく囚人たち。
ウェリントンはというと、看守のヴィニシウスを人質にとり、囚人たちを煽って暴動を起こそうとする。
アドリアーノが話をしようと説得に行くが、そこにGAR(暴動取締部隊)が現れ、ますます興奮する囚人たち。
ウェリントンは、囚人たちに俺がマフィアの大使だと言い、俺につくか?GARに従うかどっちだと煽る。
一緒に戦うという囚人たち。
そこへ再びアドリアーノが現れ、騒ぎはここまでだと言って事を丸く収めようとする。
囚人一人一人に話しかけ、ウェリントンに話がしたいだけだという。
しかしそこへGARが現れる。
囚人たちに誰も入れないと約束し、GARには誰も死なせたくないから5分くれというアドリアーノ。
そして、5分で決着がつく、よく考えてナイフを捨てて監房に戻れと囚人たちを説得。
囚人たちも次々とナイフを捨て監房に戻って行く。
残ったのはウェリントンと人質のヴィニシウス。
結局ウェリントンもアドリアーノの説得に応じ、武器を捨てヴィニシウスは解放される。
アドリアーノに取り押さえられたウェリントン。
その後、釈放されたジャイミがアドリアーノのところにやってくる。
看守は向いてないから辞めるというジャイミ。
向いている奴などいないと言って引き止めるアドリアーノだったが、ジャイミに続ける意思はなし。
アドリアーノはジャイミに謝罪し、握手をして別れるのだった。
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感想 ~裏切った看守はやっぱりアイツだった!~
囚人に協力していた看守は、シンプルに新人のウェリントン。
いちばん怪しかったけど、本命だったのね。
アドリアーノも全然部下たちのことを信用してませんやん。
ダ・キンゼの移送、明後日なのに明日だって部下たちに話すなんて(* ´艸`)
でもその作戦は大成功。
だけどあまりにも作戦が危険すぎる。
一歩間違えれば撃たれてた可能性はかなり高い!
うまくいったからいいけどさ。
そして刑務所に収監されているマフィアのボスって、一体何人くらいいるんだろうね。
今回、マフィア側には壮大な計画があって、刑務所で勢力を伸ばそうとしてた。
しかもかなり計画的に!
看守の養成学校に何人か送り込んでた、っていうから、めちゃくちゃ本気ですやん。
その労力をいいことに使えばいいのに・・・それは無理なのよね。
そしてアドリアーノ。
毎回毎回なんかしら命を削ってることがとっても多いんだけれど(。-`ω-)
危険中毒者???
って言いたくなるくらい、危険に飛び込んでいくよね。
今回はGARと囚人の間に立ってた。
GARと聞くと、第1話目の印象が強烈すぎてめちゃくちゃ怖い(;´・ω・)
あの時に転がっていた無数の囚人の死体がどうしても頭にチラついてしまう。
そしてあれだけ囚人が亡くなっていたのに、囚人は減らない。
それが現実なのか?
囚人たちもGARと聞くと過敏に反応するよね、そして忖度ではなく損得勘定で行動する。
それはきっと刑務所で学習したんだな、うんうん。
結局、濡れ衣を着せられたジャイミは災難だったけれど、見方を変えれば、ドツボにハマる前に刑務官という職業と決別するという決断ができて良かったのかもしれない。
そしてアドリアーノの危険で熱い毎日は続いていくってことなんだろうな。