あらすじネタバレ
監房の人数が多すぎることに不満を持つ囚人たちが、看守を人質に取り、他の監房へ移せと要求。
そこに現れたアドリアーノは、必ず移してやるから人質を放すようにと説得する。
それぞれの監房の人数を確認するアドリアーノ。
すると、237号に誰も人がいないことに気付く
そしてそこへ囚人を移そうとするが、そこはイヤだと言って拒否する囚人たち。
237号は訳アリらしく、気味が悪いと言う。
そこでアドリアーノは、237号で何があったかを看守のエドヴァルドに聞く。
すると、クリスマスの荷物が届かないことに怒った囚人のイヴァンが、夜中にマットレスに火をつけたというのだ。
237号の囚人は全員死亡。
それ以来、237号には幽霊が出るという噂が絶えないらしい。
237号で寝てみることにしたアドリアーノ。
入っただけで寒気を感じ咳が出始める。
そして、囚人たちが炎に包まれて助けを求める夢を見る。
目を覚ましても咳が止まらず、なぜか監房にはカギが!
看守のヴィルマールを大声で呼ぶアドリアーノ。
しかしカギは開いていた。
その後、考えがあると言うヴィルマールに案内され、霊媒師だという囚人ルイスのところへ行く。
彼を237号に連れて行くと、火事があった時のことを霊視するルイス。
咳が止まらなくなり、アドリアーノはルイスを外へと連れ出す。
囚人の名はイヴァンでヤツが悪いんじゃないと言うルイス。
火事の罪をかぶせずに公正な裁きをと言う。
ルイスが死んだ囚人の名を知っていたことを不思議に思うアドリアーノに、彼は書庫で働いているから当然だというエドヴァルド。
そして書庫で資料を調べてみると、そこに父親の名前を見つける。
イヴァンは反社会的で暴力的だったという証言がある中、父親だけが彼に精神的な問題はなかったと証言していた。
父親を訪ね真実を聞くアドリアーノ。
すると、イヴァンの元へ届いたプレゼントを、高級そうだと言って勝手にエドヴァルドが開封し、みんなで中に入っていた豪華な食事を食べてしまったと言う。←イヴァンは金持ちの息子
当然、届かないのはおかしいと言って監房で騒ぎだす囚人たち。
そこでエドヴァルドが黙らせると言って一人で監房へと向かったと言う。
監房に火を放ち囚人たちを殺したのはエドヴァルドだった。
その後、父親が監房の様子を見に行くと、もう手遅れで囚人たちは死んでいたと言う。
俺を告発するのかと言う父親。
もう十分罪は償っているといって、しないというアドリアーノ。
墓場まで持っていけと言う。
刑務所でエドヴァルドを問い詰めるアドリアーノだったが、20年前の話でもう時効だと開き直るエドヴァルド。
そしてアドリアーノは監房へプレゼントを届け、霊媒師に237号は使えることを確認。
その夜、バスを待っていたエドヴァルドは、火事に遭った囚人たちの霊の声を聞き、道路に飛び出したところを車に轢かれるのだった。
スポンサーリンク
感想 ~まさかの心霊現象~
心霊現象を持って来るとは思ってなかったので、そこにまずびっくり。
囚人たちもみんなが口を揃えて237号はイヤだなんて、マジなやつですやん。
極悪非道な囚人も幽霊は怖いのね。
アドリアーノも入っただけで咳をし出すし、こんなことって本当にあるのかなぁ。
あるんやろうなぁ、とも思うし、噂で意識を共有して思い込みが強くなっているともいえるかもしれない。
でもこのドラマはマジなやつだった。
そして霊媒師まで服役してるなんていろんな人材が揃ってる!
237号は使えるようになったらしいけど、そこはやっぱりもう一度アドリアーノに泊まってもらわないと、私が囚人なら納得はできないな。
そしてそして腹が立つのは看守のエドヴァルド。
監房を放火して多くの囚人を殺したにも関わらず20年も生き永らえていたとは。
監獄に入るべき人物が20年も看守をしていたとはちょっと納得できない。
看守が囚人の物をネコババするのは刑務所ドラマあるあるだけど、それを隠ぺいするために殺すなんてやっぱりあり得ない。
それにこのエドヴァルドは、全然罪の意識なんてなさそうに見えた。
20年越しの霊の復讐は、アドリアーノが監房にプレゼントを差し入れしたから、遂げることができたのかなぁ。
アドリアーノもこんな体験するなんて、さぞかしびっくりしたでしょうね。