あらすじネタバレ
起
明智の元にまたしてもマリアからのエアメールが届く。
そして探偵事務所の近くのフレンチレストランで男が窒息死する。
事件性がないか調べにきた刑事の上遠野と高橋。
男性は、パン・ド・カンパーニュを喉に詰まらせたと証言するシェフの伊藤(武田真治)
高橋から厨房にモナリザのカードがあったと聞いた明智は、マリアの影を感じ取り、パン・ド・カンパーニュを喉につまらせるなんてあり得ないと言う。
承
シェフの伊藤は、ネット通話でマリアと話をしていた。
あなたの作るフレンチは東京一だと言うマリア。
そして私を追いかけてもうすぐ彼がやって来ると言う。
すると苺を連れた明智が店にやってきて、季節のフルコースを注文。
そして看板メニューであるロッシーニを口にして悪くないと呟く明智。
食事が終わるとシェフを呼ぶ。
苺には、会話には絶対に口を挟まないことと、表情を動かすなということの2つを約束させる。
ルーブル美術館のそばの店で修業していたと言うシェフに、だからモナリザのカードが厨房にあるのかと聞く明智。
するとあれは大切な女性からもらったものだと言う。
シェフは修行中にパリでマリアと会っていた←まだマリアじゃないけど
そしてロッシーニの味だけは絶対に変えたくなかったと話すシェフ←マリアに褒められたから
誰かにこの料理の味を否定されたらどうするかと聞く明智。
殺しますというシェフ。
例えば自家製のパンを口に押し込んで、とシェフが言うと、苺はグラスを落として割ってしまう。
事務所に戻り食べリポをチェックすると、ぐるめ大名の名でフレンチレストランは酷評されていた。
死んだのはその男だという明智。
どうしてわかるのかと聞く苺に、批判ばかりしているグルメ大名に料理人が罠を仕掛けたからだと言う。
彼の投稿写真だけ、お皿の柄が違っていた。
転
明智は変装して美食ライター明智三郎と名乗り、事件の目撃者の女性に聞き込みに行く。
シェフは水を飲ませようとしていたが、男性が暴れたため、グラスが飛んでしまったと言う女性。
でもグラスが割れたかどうかは記憶がないらしい。
何か閃いた明智は、苺に変装をさせ、レストランに野菜を届けさせる。
指令は厨房でプラスチックのグラスを探すこと。
代わりに明智が苺のお弁当を売ることに。←後に弁当は完売!
しかしグラスは見つからず、タッチの差で出て行ったゴミ収集車を追う羽目に。←見返りはフードプロセッサー
しかし取り戻したごみの中から出てきたのは苺が割ったグラスを入れた紙袋だった。
その中にプラスチックの欠片をみつけた明智。
結
屋上にいたシェフのところへモナリザのラベルのワインを持っていく。
そしてワイングラスを差し出し、渡すフリをして手からグラスを落とす。
グラスが割れないことに驚かないシェフに、二重になったプラスチックのグラスだと言う明智。
プラスチックで蓋をされているため、中の液体はこぼれないと種明かしし、二重になっているプラスチックの欠片を見せる。
これは苺が割ったグラスを入れた紙袋と一緒に入っていたと言う。
そして推理を披露。
店を酷評したグルメ大名の写真がアップされると、お口に会わなかったお詫びにタダでランチに招待し、スライスしていないパン・ド・カンパーニュを口に押し込んだと。
すべてはマリアのシナリオで、あなたの殺意は利用されたと言う明智。
僕が彼女を生み出してしまったと言う。
それを聞いて笑うシェフ。
彼女と出会ってあなたの中に未知のあなたが生まれたんじゃないですかと言う。
自分がそうだからよくわかると言う。
どうすれば彼女に会えるのかと聞く明智。
会ってどうすると聞くシェフ。
そして俺はマリアのしもべであんたとは違うと言うとシェフは去って行くのだった。
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感想 ~マリアを巡る明智とシェフ、その想いは?~
今回はマリアと会えなかった明智。
マリアの様子を見ていると、会うのはまだ当分先のような気がする。
代わりといってはなんだけれど、マリアのしもべだというシェフの伊藤がしばらくは登場するのかな。
まぁ、苺も明智のしもべのようなものだし、これで五分五分⁉
そして今回の殺人は、直接的で大胆やったね。
シェフも、「例えば自家製のパンを口に押し込んで」って、言ってしまってるし、それ本当やったんやね。
そりゃあ、苺もグラス落としてしまうわな。
まさか本当にそうしたんだと思わなかった。
そして今回も逮捕はなし。
明智にとっては犯人がいたとしても、犯人逮捕は重要なことじゃないんやね。
それに証拠も弱い。
事件を通してしかマリアと繋がれないというか、あるいは通じ合えないというべきか。
マリアと会うことが最優先事項。
そんな明智に振り回される苺ちゃん。
マリアは自分のことを聖母ではないと言ってたけど、苺ちゃんは聖母かも。
それにあれはどう見ても明智のことが好きやね。
桃子は正しかった(* ´艸`)
明智自身は、マリアへの気持ちがどういうものなのかまだよくわかっていないというか、持て余してると言うべきか?
そしてマリアは相変わらず妖しくて美しい。
パリに滞在なんて優雅やね。
殺人は明智へのラブレターみたいなもんなのかな。
凡人ならそんなもの受け取っても困るだけやけどね。