ご紹介するのはイギリスドラマ「警視バンクロフト」
話数:全4話
タイトルを見て、正統派な刑事ものかなと思ったのですが大間違い。
バンクロフトの行動力に度肝を抜かれちゃいました。
そんな恐ろしい敏腕女警視、エリザベス・バンクロフトを演じているのはサラ・パリッシュ。
それでは、かんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
上司や同僚からの信頼も厚く、次の署長の座を約束されたも同然の優秀な女警視バンクロフト。
彼女が追っているのは麻薬や銃器の密売をしているギャング集団のカマラで、リーダーのアティフを捕まえるべく捜査をしていた。
一方、犯罪捜査部に配属されたまだ若い女性巡査部長のキャサリンは、上司の命令で未解決事件を担当することに。
27年前の妊婦ローラ強盗殺人事件を調べるうちに、遺体の第一発見者が当時新米警官だったバンクロフトだったことが明らかになる。
そしてさらに調べを進めると、バンクロフトとローラ夫妻が知り合いであったことも判明。
バンクロフトに疑惑の目を向けるキャサリンなのだったが・・・
スポンサーリンク
感想
バンクロフトの用意周到っぷりが本当に恐ろしかった(ll´Д`ll)
大胆すぎる行動力、人を陥れる策略。
まぁ、すぐにわかることなので言っちゃいますが、27年前のローラ殺害犯はバンクロフトです。
18か所も刺し、噛み跡まで残していた。
ちなみに殺害理由はドラマの最後で明かされます。
そしてキャサリンが27年前の事件を調べていることを知ると妨害。
これもひとつの才能だなぁ、って思ってしまうくらいの悪人っぷり。
罪を隠すために罪を重ねる様子は、鬼気迫るものがありスゴイの一言!
どうしてあそこまでできるのか?
理解できないのは私が凡人だからという理由だけ?
関わりたくない人っていうのはいますが、彼女の場合は絶対に関わってはいけない人。
彼女の前では、全ての人が奪われる側になると思うから。
奪うということに関して天才的だと思う。
自分が絶対的存在で、まわりにはひれ伏すことしか許さないってオーラが出ています。
それはもう成人している息子に対しても同じ。
身勝手な愛ゆえにその執着っぷりも異常。
実は誰よりも愛に飢えてるいるのかも⁉
本当に恐ろしい女性でお芝居もお手のものなんです。
上司である署長は、彼女に絶対的な信頼を寄せていて、どれだけ彼女に不利な証拠があろうと、彼女が否定すれば彼女のほうを信じてしまう。
もうね、彼女が正義になってるんだよね。
ドラマに悪徳警官はつきものだけれど、バンクロフトを悪徳警官と呼びたくない私がいる。
なんだろう、悪徳警官なんてつまらない言葉では片づけられない。
だって全身の産毛が逆立つくらいの恐ろしさなんだよ。
そして不謹慎ながらも次は何をしてくれるんだろう?っていうドキドキが止まらない。
彼女の味方をしたいわけじゃないんだけれど、普通に考えると切り抜けられないだろうところを、見事なバンクロフト劇場で切り抜けてくんだよね。
しかも行動はどんどん大胆になっていく。
外側から中に渦巻きを描くように仕留めるっていうのかなぁ。
何回も何回も言うけれど、本当に恐ろしい女性なんです!
そしてそして、このドラマ、次のシリーズへと続くんですよね。
続きがあることすらも恐ろしい(ll´Д`ll)
鑑賞を終えた方になら分かってもらえると思うのですが、巡査部長のキャサリンがどうなったのかが気になります。
無事だといいのですが・・・
シリーズ2作目の感想はコチラ
警視正バンクロフト~新たなる犯罪~ あらすじ感想 悪人には悪人を! - 夜更けに海外ドラマ
主な出演者
- エリザベス・バンクロフト:サラ・パリッシュ
- キャサリン・スティーブンス:フェイ・マーセイ
- ジョー・バンクロフト:アダム・ロング