ご紹介するのはイギリスドラマ「警視正バンクロフト~新たなる犯罪~」
話数:全4話
「警視バンクロフト」のシリーズ第2弾です。
警視正に昇進しているというだけで恐ろしい(;゚Д゚)
前作の感想はコチラ
警視バンクロフト あらすじ感想 ホラーよりも恐ろしかった((;゚Д゚ ))) - 夜更けに海外ドラマ
前回の「警視バンクロフト」はかなりの衝撃作でした(゚д゚)!
27年前の未解決強盗殺人事件を、新米女性刑事キャサリンに掘り起こされた警視バンクロフトは、ギャングのリーダーの捕物のドタバタを利用しキャサリンを銃撃。
脳に損傷を受けたキャサリンは昏睡状態に。
果たして彼女の安否の行方は・・・
それでは、今作の簡単なあらすじと感想です。
あらすじ
警視正へと昇進し、新設されたノースウェスト署の指揮官となったバンクロフト。
順風満帆に見える彼女だが、私生活では息子のジョーに去られ、署内ではライバルだったウォーカー警視からキャサリン殺害の疑惑の目を向けられていた。
実際、バンクロフトは昏睡状態で入院していたキャサリンにクスリを注射して殺害。
そしてノースウェスト署には、殺人事件発生の知らせが入る。
殺害されたのは、不動産会社を経営するコナーズ夫妻。
捜査に訪れたバンクロフトは、そこで音信不通だった息子のジョーが一緒に写る家族写真を目にし、コナーズの娘のアナベルと婚約していると知り衝撃を受ける。
しかも息子が事件の関係者だったため捜査からも外されてしまう。
やがて、コナーズが2人の婚約に反対していたことからジョーに容疑がかかる。
コナーズ夫妻を殺害したのは娘のアナベルだと確信しているバンクロフトは、ジョーの容疑を晴らすために一人で捜査を進めるのだったが・・・
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感想
今回もバンクロフトはいろいろとやってくれました。
昇進していたので予想はしていましたが、やっぱりキャサリンのことは殺害していたんですね。
病院に忍び込んでまで殺害するなんて、大胆すぎる。
それに、27年前の殺人事件の件だけで殺したんじゃないよね。
それなら執拗にバンクロフトを追い詰めようとするウォーカー警視だって殺されているはずだもの。
まぁ、追い出そうとはしてましたけどね。
キャサリンを殺したのは、息子のジョーが利用されたのが気に入らないからっていうのがいちばんの理由だと思う。
けれど、母親がキャサリンを殺したと察したジョーは、結局バンクロフトの元を去っちゃうんだよね。
すべてはあなたのためだって言うバンクロフトの言葉は届かず。
そして刑事としてのバンクロフトはというと、ギャングのダーニッシュと組んで街に出回っている麻薬をコントロール。
しかも部下のアンディを手下にしてね。
もうとことん腐ってます。
このままバンクロフトの天下だったらどうしよう、って思ってたら、コナーズ夫妻殺害事件が起きて、息子のジョーも関係者だとわかりバンクロフトの足元がぐらつき始めるんだよね。
息子の容疑は晴らさなきゃいけないし、ギャングの件も問題が起きて大忙し。
もう言っちゃいますが、コナーズ夫妻を殺害したのは娘のアナベル。
ジョーの婚約者なんだけれど、これがとんでもない悪女なんですわ。
最初からジョーに罪をなすりつけるつもりで、ジョーと付き合い婚約までした女性。
そしてアナベルの本性を見抜いてたのはバンクロフトだけなんだけれど、最後には凄まじい死闘を見せてくれるんですよね。
なのでバンクロフトもボロボロ。
このアナベルの存在があったからこそ、私はバンクロフトを嫌いにならずに済みました。
私的にいちばんのみどころは、アナベルに裏切られ傷付いたジョーが結局バンクロフトの元へと戻るってところ。
そしてこう思ったのですよ。
息子があれでは確かに捕まってる場合じゃない!
バンクロフトの手は血にまみれてはいるけれど「すべてはあなたのため」って言った言葉はウソじゃなかった。
ずっと「保身でしょ」って思ってたけれど、謝ります。
違いますね。
このドラマの全ては、上に貼付した画像に集約されていると思います。
今後のこの親子関係に興味が湧いてきました。
そして最後、とうとうウォーカー警視の執念が実りましたね。
私はドラマを観ながら、息子の言うことを聞いて大人しく引退したほうがいいんじゃない、って何度思ったことか。
このままバンクロフトが沈むとも思えず・・・
ただただ、後が怖いです((;゚Д゚ )))
主な出演者
- エリザベス・バンクロフト:サラ・パリッシュ
- アナベル:シャーロット・ホープ
- ジョー・バンクロフト:アダム・ロング