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ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 第21話~第24話 あらすじネタバレ感想

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ポッサム~愛と運命を盗んだ男~ 第17話~第20話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第21話~第24話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

第21話

牢越しに互いのことを労わり、想いが溢れ涙が止まらないバウとスギョン。

落ち着きを取り戻すと、バウはスギョンに書状を渡し住職へ届けて欲しいと託す。

そして牢を後にするスギョンだったが、表でデヨプと鉢合わせ。

デヨプと話す前に、書状をチュンベへ。


デヨプからは、バウを諦めたら彼を助けると言われるもスギョンが応じるはずもなく。

もう私のために動かないでくださいと言って帰る。


一方、デヨプはバウに別の名前を用意し、一緒に牢にいる貸本屋の口を塞げと念を押す。


翌朝、寺に着いたチュンベだったが、住職はバウの家に来ており行き違い。

計画はあるが書状がないためどうすることもできず。


デヨプは兄ウォニョプから、父イチョムが謀反の準備をしていたが書状を盗まれ家門の危機であることを聞かされる。


そして書状と母と妹を交換する戌の刻となるがバウは現れず。

デヨプは何か事情が出来たのだろうと言い、このまま待つことを進言。

代わりに禁書の件で西人派ソインを痛め付けて王様を試すことを提案する。


その後、デヨプはバウのところへ。

書状を持っているなら今のうちに出せと言うデヨプに、持っていないと言うバウ。

デヨプはバウの言葉を信じ、母と妹は助けてやるが、私を信じて従えるかと聞く。


そして朝議では、禁書を読んだ者たちの名前が読み上げられ、頭を抱える王様。

読み上げられたのは西人派ソインの者たち。

そこには綾陽君ヌンヤングン(王様の甥)の名前もあった。

厳罰を求められ、余が尋問するから罪人を義禁府ウィグムブへ送れと命じる王様。

これで王様が書状を持っていないことがわかったイチョム。


王様はというと、またしてもしくじったジャジョムに腹を立てていた。

ジュンヨンを呼び義禁府で罪人を全員殺せと命令するが、キム尚宮(ゲシ)から自殺に見せかけては?と言われ「好きにせよ」と投げやり。

そしてジャジョムと会ったキム尚宮は、自分で解決しろと冷たく言うのだった。

第22話

バウが義禁府へ連行され、左議政は禁書を使って西人派を一掃するつもりだとチュンベから聞いたスギョンたち。

貸本屋の帳簿から大北派テブクの名前を抜き西人派だけに罪を着せるつもりらしい。

そこでスギョンは、本物の帳簿の入手がバウを救う唯一の道だと考え、ウォニョプが本物の帳簿を持っていると推測。

イチョム邸に盗みに入ることを決意する。


一方、バウたちの牢に刺客が現れ、店主のマンスは殺されてしまう。

バウも危なかったのだがデヨプが来たため難を逃れる。

刺客はジュンヨン(内禁衛将)だった。

ジュンヨンはすぐに王様に報告に行き、絵を描いたのは翁主様を攫った男で邪魔をしたのはイチョムの末息子だと言うと、バウの周辺を調べろと言う王様。


イチョム、デヨプ、ウォニョプの3人は、西人派を救うために王様が口封じをしようとしたと推理。

翌日の朝会では、刺客は逃げたが禁書を読んだ者の調査をすれば黒幕がわかると言って、イチョムはさらに王様に追い打ちをかける。


一方、日が暮れたイチョム邸に侵入するスギョンとチュンベ。

しかし、ウォニョプに気付かれ大騒ぎ。

本を手に入れることも出来ず、結局、覆面で正体を隠したデヨプに救われる。

実はスギョンよりも先に帳簿を盗んでいたデヨプ。


明け方、家に戻ったスギョンたちをチャドルが待っていた。

居間に見慣れない本があるというチャドル。

スギョンたちが確認すると、それは盗もうとしていた貸本屋の帳簿だった。

中には左議政夫人の名前も!

スギョンはこの帳簿があればバウを救えると言って自ら漢陽ハニャンへ。

ジャジョムの屋敷に侵入し、これがあれば西人派を救えると言って帳簿を渡し、代わりに頼みがあると告げる。


翌日、帳簿を持って王様に会いに行くジャジョム。

この帳簿で左議政を屈服させ、癸丑きちゅう獄事の関係者の身分の回復を求めるが相手にされず。

癸丑獄事 ⇒ 光海君クァンヘグン(王様)を支持した大北派が反対勢力を排除しようとした事件

そこで西宮ソグンの父親 キム・ジェナムの嫡孫は生きていると暴露。

今は義禁府にいる罪人が当人だと明かす。


その後、キム尚宮から他に隠し事はと聞かれ、翁主が生きていることも話すと、絶対に王様に知られてはならないというキム尚宮。


一方、ジュンヨンと話していた王様は、翁主様が生きている可能性もあると聞き、すぐ尋問を始めると言って義禁府へ行くのだった。

第23話

本の挿絵を描いたとして投獄されていたのがバウだと知り驚くイチョム。

王様の前で尋問が始まり、ジャジョムはもう一つの帳簿の存在を明らかにする。

帳簿の名前が読み上げられ焦る大北派の面々。


尋問が終わると王様と2人で話すバウ。

キム・ジェナムの孫であることを認め、名前を返してくれたら王様の憂いも切り捨てる刀になると言う。

王様は不意に「ファインは元気か?」と聞くもバウは何も答えず。

すると来月行われる武科試験に合格せよ、返答はその後でいいと言う。


一方、イチョム邸ではデヨプが姿を消していた。

出生の秘密を知ったのではないかと気を揉むイチョム。

その後、バウを殺す術を捜せと命じられたテチュルは刺客を連れて義禁府を襲撃。

しかしジュンヨンが兵を従えて守っていたため仕方なく退散する。


王様は左議政イチョムを呼び、捕盗大将のウォニョプを免職にしない代わりに、西人派の要求する癸丑獄事の関係者の身分を回復するのはどうだと決断を迫る。

そして朝会で、ウォニョプを免職にはせず1品階降格を命じ、癸丑獄事の関係者の身分を回復せよと通達。


デヨプはというと王様の前にいた。

来月の武科試験の合格と、父イチョムの一挙一動を報告せよと命じる王様。


一方、身分が回復され解放されたバウは家族の元へ。

自分だけが身分を回復して両班に戻り日向に出ることをスギョンに詫びる。

没収された財産は戻り、今後、漢陽の屋敷に住むことになるバウに、私のことは気にしないでいいと言うスギョン。

その後、チュンベの元へ戻ったバウはデヨプを連れていた。

スギョンとも再会し、先日屋敷で助けてくれた礼を言うスギョン。

バウもデヨプに礼を言い、借りを返すためにあの書状をデヨプに渡す。

そしていよいよスギョンたちとの別れの時。

そこへジュンヨンが兵を連れてやってくる。


王様と対面を果たすスギョン。

これまでのことは君主としてやむを得ず選択したことだと謝罪する王様。

これからは父親としてスギョンを守ると約束する。

そして一人になったスギョンに声をかけるバウ。

スギョンから、今後住む家に兵を送ってくれると王様が言っていたことを聞いたバウは、だったら離れ離れにならずに一緒に行けると言ってスギョンの手を取り喜ぶのだった。

第24話

父イチョムの部屋の前で、全ては書状を取り戻すために欺いたのだと謝罪するデヨプ。

しかし腹を立てているイチョムは相手にせず。

兄のウォニョプからは見え透いた嘘をつくなと言われる。

そこへ叔母のヘインダンがやってきて、私がデヨプに何を言ってもいいのかと脅しめいたことを。

すると部屋に通されるヘインダン。

デヨプのことを世間に知らせる(出生の秘密)とイチョムを脅し、デヨプさえ許してもらえれば一生口をつぐむと駆け引き。

そしてイチョムの部屋を出たヘインダンはデヨプを連れて行く。

もしまた問題を起こしたら翁主が生きていることをイチョムに話すと釘を刺し、そなたが行く道を進めば2人とも生き残れると諭す。


一方、兵士たちが警備する屋敷へと移ったバウたち一行。

そこで解放された母と妹のヨノクと再会を果たす。

チャドルはスギョンのことを母さんだと紹介。

その後、スギョンには早速バウの母からの洗礼が!

天涯孤独で親のことは存じませんと言うスギョンに明らかに不満な様子の母。

娘のヨノクと2人きりになると早速スギョンの悪口。

スギョンが両班でないことが気に入らず。

母親が賤民だとチャドルが仕官できないと心配する。

すると新しく妻を娶ればいいと言うヨノク。

そこへバウが「冗談ではない」と乗り込んできて、そんなことは二度と言わないようにときつく言う。


部屋に戻りスギョンと2人で話すバウ。

母にきつく当たられても耐えられるかと聞くバウに、守ってくださる方がそばにいるから大丈夫だと言うスギョン。


翌日から、バウは科挙に備えて勉強を開始。

その傍らにはスギョンの姿もあり、楽しそうな2人。

そしていよいよ試験当日、そこにはデヨプの姿も。

イチョムは一人の受験生を買収し、火縄銃の試験の時に誤射を装いバウを撃てと命じていた。

一方で、デヨプにはバウを殺せばそなたを許すとも。

火縄銃の試験が始まり誤射を装ってバウを撃った男。

バウは口から血を吐きその場にひざまずくのだった。

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感想+α

バウ X スギョン

牢越しに労わり合う2人の姿がとっても印象的でした。

2人ともなんて顔するんだ!ってくらい自分のことより互いのことを心配し、いつの間にか溢れるほどの愛が育っていたんだなぁと。

デヨプはスギョンを守るためとか言いながら横恋慕してるようにしか見えなかった。

デヨプが入る余地はこれっぽっちもないのにね。

スギョンを守ろうと必死なのはわかるけれど、2人を遠くへ逃がすだけではダメだったのかなあって思っちゃう。

大北派 vs 西人派

バッチバチの王様と左議政イチョム!

イチョムが率いる大北派に対抗するために、王様は西人派に肩入れ。

まさかスギョンが描いた「雲英伝」が禁書とされこんな大騒動になろうとは。

みんなそれぞれ思惑があるんだけれど、一度はその思惑が外れ最後は王様がニンマリ(≖ᴗ≖ )

セコイやり口だった割には死人まで出てしまいました。

そして結果的にはこの禁書騒ぎでバウは身分を取り戻すことができたんですよね。

バウから本当の名前キム・デソクへ。

バウ母のパンチが!

バウたちの身分が回復されたことで、バウの母と妹もイチョム家から解放。

このバウの母がなかなかパンチが効いてるんですわ。

プライドはメチャクチャ高く、気も強い!

奴婢の期間が長すぎたのか、ちょっと品は欠いてるよね。

そしてスギョンが天涯孤独だと言ったことが気に入らないんですよねぇ。

一回落ちぶれてしまった分、余計に家柄に執着する部分があるのかも。

それにスギョンは正真正銘のお嬢様やからね。

無意識にそれを感じ取って引け目を感じてるのか、よくわからんけどとりあえずスギョンのことは気にいらんのやね、母と娘揃って。

絶対にガンガンに張り合うタイプやもんね。

スギョンに言葉遣いに気を配るように言ってたけれど、そっくりそのままその言葉はお返ししたいです。

王様と対面したスギョン

とうとう王様と対面を果たしたスギョン。

これからは父親として守ると言った王様ですが、その約束は果たして守られるのか。

王様が屋敷に兵を配備してくれたおかげで、バウと離れ離れにならずに一緒に屋敷に移ることはできましたが、王様にとってバウは大事な駒。

喜んでばかりもいられないのでは。

デヨプの秘密

デヨプは家に戻り、全てはバウから書状を取り戻すためだったと謝罪しましたが、問題はそこじゃない。

叔母のヘインダンが言った「デヨプのことを世間に知らせる」というのは完全に脅し文句ですよね。

デヨプを許してもらうためならなんでもするというあの態度。

やっぱりヘインダンがデヨプの本当の母親っぽいですね。

そしてデヨプはというと王様に謁見してイチョムの行動を逐一報告することを約束していました。

デヨプの願いはスギョンを守ることだけ。

それがどうしてそうなるのか私の頭ではよくわかりません。

科挙の試験

身分を取り戻したバウの次の試練は科挙の試験。

これも王様の思惑が大きく関わってるんだよなぁ。

どうしても西人派の勢いを取り戻しイチョムに対抗したい王様。

そのためにもバウは絶対に失えない大事な大事な駒。

一方でイチョムにとってはバウが邪魔な存在。

だから人を買収してまで事故に見せかけて銃でバウを撃たせたんだよね。

バウは撃たれたけれど王様が注意を払っていたから意外と軽傷で済んでるかも。

王様とイチョムの対立も修復はもう不可能かもしれません。

最後に

バウとスギョンの想いがやっと通じ合ったのかなと思ったら、バウ母はまぁまぁキツそうな姑になりそうだし、小姑ヨノクもなかなかに手強そう。

バウがスギョンを庇うと余計に2人はヘソを曲げそうな気もするし、頼りになりそうなのはやっぱりチャドルくらいかな。

チョ尚宮の愚痴も増えそうな気がするなぁ。


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