あらすじ
連続殺人事件の被害者はすべてファイロに関わりのある人物。
一方、ジョナはソフィと接触し、イモジェンはアグレウスが社交界で受けいれられるように、共にオークション会場へと出かけるのだった。
ネタバレと感想
襲われたドクター・モランジは、無残な死体となって発見される。
そして肝臓はなし。
署長から捜査状況を聞かれたファイロは、被害者に関連性は見られないと嘘をつく。
全て自分に繋がってるのにね。
一方、ジョナは父親には内緒で議会へ行く。
そこではロンガーベインの娘・ソフィが、父親の棺を前にみんなからお悔やみを言われていた。
でもここから先が見もの。
ソフィは駆け付けた人たちからさんざんお悔やみを聞かされたあと、「父と二人にして」と悲しんでいるふりをして人払い。
そして侍女のパックと2人になると、私の芝居はどうだった?とおどけてみせる。
2階からその様子を見ていたジョナ。
しかしソフィに見つかってしまう。
そこで昨日の演説とは違い、クリッチ(怪物)の侍女と仲がいいことに、想像とは全然違うというジョナ。
すると、クリッチという言葉は嫌いだというソフィ。
そして二人の会話はジョナの誘拐事件に及ぶ。
ソフィ:「父はあなたを誘拐していない」
ジョナ:「政敵の息子なのに」
ソフィ:「首相を愛する誰かの仕業だったのかも」
なんてね。それからソフィはこんなことも言ってたの。
お互い親が過保護でずっと苦しんできたけれど、あなたと違って私はもう自由よ、って。
彼女は野心も向上心もあるのに、父親はそれをずっと抑え込もうとしてた。
それがなくなった今、ロンガーベインが死んで一番喜んでるのは間違いなくソフィね。
ジョナは彼女の言葉を聞いて何を感じたんだろう。
全てを見透かされてただ脅えていただけ?お坊ちゃまだからねぇ、反抗するほどの根性はまだないかも。
スポンサーリンク
一方、ポーシャは住人の一人からファイロとの仲を咎められ、娼婦呼ばわりされたことで、その住人を追い出す。
しかしその夜、ファイロがとうとう自分の正体をポーシャに告白する。
自分がハーフ・ブラッドであること、今起きている連続殺人事件は自分に関連があること、そして最初に殺されたアシュリンは自分の母親だということを。
ポーシャは汚いものを見るような眼でファイロを見て、今すぐ出て行って!と言ってファイロのことも追い出す。
なんやろう、この展開。
ポーシャには何も期待してなかったけれど、これじゃ本当にただの欲求不満の未亡人やんね。
まぁ、ファイロと深く分かり合えるような感じもしてなかったけど、フェイってだけでこんなに嫌がられるのか。
これが今のバーグそのものなのかな。
そしてヴィネットはというと、町でティルナノックの宝物と書かれたオークションの紙が張り出されているのを見かける。
建物に入り、立入禁止のその先を行くと、図書館でファイロに見せた本が展示されていた。
涙を流し、7年前にファイロと別れた日を思い出すヴィネット。
そこへ女性たちが見学に現れヴィネットは追い払う。
だけどその後、残念ながら彼女は逮捕されてしまう。
一方、イモジェンはアグレウスから送られた真っ赤なドレスを着て、アグレウスと一緒にオークション会場へ。
周りから好奇の目にさらされるも、アグレウスとの会話を楽しんでいるみたい。
そして会場で会話をした嫌味な男・レズリーが落札しようとしていた絵画を、アグレウスはかなり高額な30万ギルダーで落札。
アグレウス曰く、競り負けた時の彼の顔をみたくなったんだって。
それは言えてる、私も見たかったもん、マヌケ面。
それにアグレウスがどこが目を引いたのかと彼に質問すると、「あれは名画だ、常識だよ」っていう答えにならない答えで返してきたのよ、バカよねぇ~
そして連続殺人事件の件では、ファイロが何か隠してると疑われ、署長は彼に見張りをつける。
事実、隠してるしね。
その一方で、魔女は自分がダーカシャーに殺される未来を見る。
この魔女がパイエティお抱えの魔女だったから、パイエティがかなり動揺するんだよね。
もしも予言通り魔女が殺されたら4人目の被害者ってことになるわけだし、回避する方法ってあるのかなぁ。
それと気になるのは町を練り歩くパックの集団。
上半身裸で自分に鞭を打ちながら 何かを唱えながら歩いてるの。
人間に罵られ取り上げられた鞭で打たれても抵抗しないんだよね。
これも試練だ、真実だって言って、奴らは我らを受け入れず和平はとても望めない、って新しく入った仲間に話してるの。
人間からは邪教とか言われていたから、何かの宗教なのかも知れないけど、自分を罰するの好きよねぇ、何も鞭で打たなくてもいいと思うんだけれど。
これには何か思惑があるのかしら?
そして見張られていることを知らないファイロは、アシュリンの部屋で会ったコボルドを連れていた男に話しを聞きに行く。←コボルドは強制送還済みだけどね(T_T)
そこでアシュリンが出産した時に手を貸してくれたという支援者を教えてもらう。
一方、ファイロのことを嫌っていた警官が、ポーシャのところへファイロが出ていった理由を聞きに行く。
洗いざらい喋ったポーシャ。
ファイロがハーフ・ブラッドであることも、今起きている殺人事件との関係も、殺されたアシュリンが母親だということも。
アッサリ全部話してますやん( ゚Д゚)
実はファイロ、監獄にいる元戦友にして狼男に感染してしまったダリウスに面会に行っていて、ポーシャに真実を打ち明けたけど彼女は誰にも言わないと思う、って言ってたのに。
こんな裏切りある?心を開いたら大失敗よ。
反ってヴィネットの有難味がよくわかるかもしれんね。
それにどうせヴィネットのことのほうが好きだし、ポーシャはその程度の存在ってことで傷も浅いでしょ?
でも彼女が洗いざらい喋ったせいで、口封じが目的の連続殺人事件としてファイロは手配される。
その頃ファイロが訪ねていたのは、エバーンローズ家。イモジェンとエズラ兄妹の家。
応対に出たのはお手伝いさんのパック。
亡くなったイモジェンの父親はフェイを助けていたらしく、アシュリンが出産した日のことも覚えていた。
だけどファイロの父親については見当もつかないらしいの。
そして、ハーフ・ブラッドは寿命が短い、今でもあの子が気になると話す。
するとそこへ警官たちがファイロを逮捕にやってくる。
ファイロは手錠をされた上に殴られて連行されてしまう。
スポンサーリンク
とうとう逮捕されてしまったけど、逮捕した方はこの日を待ってたぜ、って感じでさぁ、感じが悪いったらありゃしない。
ファイロももっと頭突きをかましてやればよかったのに。
でもファイロが逮捕されたとなると、この先はどうなるの?
イモジェンとアグレウスも、なんかちょっと距離が縮まりつつあるようなないような感じもするけどさぁ、まぁ、難しいよね。
でも意外と気が合うっぽいかな。
強制送還されたコボルドだって戻ってくるのか来ないのか?
だけどそんなことよりダーカシャーの主が早く知りたいのよ!
やっぱりそれってファイロの父親も関係あるよね、ない方が不自然だもんね。
もしかしてファイロの父親って有力者だったりする?
その線も捨てられない。
とりあえずファイロには早く身の潔白を証明してもらって外に出てもらわないと・・・
それと男性は2番手の女性に対し、秘密を打ち明けてはいけないし、怒らせてもいけないわね。
だって黙ってるなんて無理!
女性が沈黙し、秘密を守るということはかなり難易度が高いということに、どうかご理解を。