あらすじ
ファイロの父親はブレイクスピア首相だった。しかし彼はダーカシャーを操る主ではなかった。
一方、イモジェンとアグレウスの関係はエズラの知るところとなる。
そしてジョナにも隠されていた真実が・・・
ネタバレと感想
首相はファイロがアシュリンを殺したと思っていた。
だから自分で手を下そうとした。
だけど逆にファイロは首相がアシュリンを殺したと思っていた。
けれど誤解は解け、アシュリンとのなれそめを聞くファイロ。
まだ若く地位もなかった首相は、彼女を愛していたけれど父親に反対され、別れないなら彼女を殺すと脅されたため、2人はそれっきり会うことはなかったの。
首相は知らなかったのよね、アシュリンが自分の子供を妊娠したことを。
そしてヴィネットのことは釈放させるからと約束し、2人とも街には戻るなと言ってファイロを馬車に乗せ送り出す。
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一方、アグレウスは使用人のファーガスにイモジェンとの関係を窘められる。
その関係がいかに危険で、あなたは危険に慣れているかもしれないけれど、彼女の方はどうだろう?と問われてしまう。
エズラもイモジェンがアグレウスのことを本当の友達のように思っているのではないかと疑い不安を覚える。
そしてジョナとソフィの関係を御者から聞いていたパイエティは、ジョナに彼女はダメだという。理由は血がつながってるから(;゚Д゚)
パイエティってばロンガーベインと浮気してたのね。
ジョナはすぐにソフィに会いに行き、この関係はもう無理だと告げるも、ソフィはそんなことはもう既に知っていて、しかもやめる気もなく、小さなメモをジョナに渡す。
一方、家に戻った首相はすぐにヴィネットを釈放するための書類にサインをする。人々に自由を与えようと決意する。
しかし使用人のパックが別のパックに入れ替わっていて、何度も腹部を刺されて負傷。
一命をとりとめた首相の元にジョナがやってくる。
パイエティから自分の出生について聞いたと言い、息子かどうか疑っただろう?と詰め寄る。
首相は私の息子だと言い、名前を継がせたいと話す。
だけど父親の想いはジョナにはあんまり伝わらず。
一方、イモジェンは雨の中ずぶぬれで裏口からアグレウスの家を訪ねる。
アグレウスはイモジェンを傷つけるような事を言って追い返そうとするんだけれど、それは嘘だと見抜かれてしまう。
そして結局二人は求め合う。
それを外から見ちゃったエズラ(▼皿▼#)
銃を手にしてベッドで眠る2人のところに行き、アグレウスに銃を向ける。
イモジェンがそれを止め、イモジェンに手を上げようとするエズラをアグレウスが殴ってしまう。
すると、死刑にしてやると言うエズラ。
イモジェンは、アグレウスに逃げましょうと言ってエズラを残し二人で部屋を出る。
一方、魔女は自分の予言通りにダーカシャーに襲われ、主の正体を知ることに。
そしてトルマリンのところでヴィネットが釈放されるのを待っていたファイロが駆け付けると、彼女の内臓はまだ動いていてファイロのことを待っていたと言う。
魔女はダーカシャーの主が首相の妻のパイエティであること、ファイロの父の血が流れていること、ヴィネットに危険が近づいていることを告げる。
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その頃首相はすべてを理解していた。
ジョナと話したとパイエティに告げ、私さえしらなかった秘密(ハーフ・ブラッドの息子がいたこと)を知った妻に、息子はジョナだけだ、あの子の将来は奪われないと諭す。
だけどパイエティは納得せず、とうとう首相の顔を枕で覆い窒息死させる。
そして腹を裂き肝臓を取り出して、弱みはヴィネットだと突き止める。
一方、ファイロはヴィネットを救うため、以前ダーカシャーと対峙した下水道へと入っていく。
すると、ダーカシャーの目となってファイロを追うパイエティ。
ダーカシャーを振り切って先を急ぐとそこには複数のクリッチの死体が!
いろんな実験の後みたい。
そこへパイエティが姿を見せる。
あなたの母親の脅迫状が引き金だったと言い、多くを犠牲にしてきて後戻りはできないと言うと、そこへ再びダーカシャーが現れる。
ダーカシャーは強くファイロの形勢は不利。
しかし拘束を解いたヴィネットが後ろからパイエティの頭を突き刺し殺したことで、ダーカシャーも死ぬ。
そして首相が殺害されたことにより、次の選挙までジョナが首相代理を務めることに。
ジョナはアシュリンが書いたとされる脅迫状を見つけ、それをラニヨンに見せる。
私と首相の間にはハーフ・ブラッドの息子がいると書かれた手紙。
アシュリンが書いたものかどうかを尋ねると、彼女はこんな手紙は書かないと答えるラニヨン。
ジョナもなんとなく気付いていたみたい。
そして率直な側近が欲しいからと言って、ラニヨンを特別顧問にする。
一方、自由になったファイロとヴィネットは新天地を目指して汽車に乗ろうとしていた。
だけどクリッチは当面例外なくロウで隔離されることになり、ヴィネットは汽車に乗ることはできずロウに戻ることに。
それは首相がパックに暗殺されたことになっていて、事態が悪化する前にジョナが手を打ったから。
その頃アグレウスとイモジェンは船の上。
全船舶は帰港せよという命令を無視して、新天地を目指すことに。
そしてジョナは「ソフィ・ブレイクスピア」と書かれたメモを見て、あの脅迫所を書いたのがソフィだと気づく。
そのことに気付かれてちょっと驚いたソフィだけど、全然動じる様子はなし。
それどころか、この手紙のおかげであなたは世界最強の街の新しいリーダーになると開き直る。
ジョナはソフィの味方になるか敵になるか決断を迫られる。
我々には共通の敵がいると演説し、野党党首であるソフィに協力するかと問うジョナ。
ソフィがイエスと答えると議会は最高潮に。
一方で、ロウに戻されたヴィネット。
ファイロは自分もクリッチだと言ってロウにいるヴィネットと共にいることを選んだのだった。
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ダーカシャーの主はパイエティやったんやね。
怪しいとは思ってたけどあまりにも魔女に近過ぎるから確信は持てなかった。
でも終わってみればすべてはソフィの企み。こういう結末を予想してたのかどうかは知らんけど、まぁ大成功よね。
それに彼女は抑圧されてたものが凄いのか、全てにおいて限界を設けていない、タブーがない。
だからこそ「ソフィ・ブレイクスピア」なんて書いたメモをジョナに渡せた。
結婚するつもりやん、って思ったら正直ドン引き。
だけど凄いとは思う。
一方、パイエティはどうやって魔女を欺いてダーカシャーを作ったのか?
死体を調達した人物も明らかにはなっていないし、パイエティも死んでしまったことやしこのまま迷宮入り?
首相のことだって過激派のパックが暗殺したってことになってる。
ジョナは父親の政策路線を180度転換してしまうし、クリッチはロウに隔離ってめちゃめちゃ右寄りですやん。
バークを離れたイモジェンとアグレウスもどうするの?っていうか、このまま終わっちゃうと、何しに出てきたの?ってなっちゃわない?
強いて言えば、成功を収め金持ちになったパック枠。
身分違いの恋。
だけど困ったことにこのドラマでの存在感は抜群にいいのよね。
ブラック・レイブン(黒カラス)だって、凄い悪のピックスなんだぜ、って触れ込みだったけれど、わけのわからん過激派パック集団がいきなり出てきてすっかり持っていかれた感じ。
そして主役のファイロとヴィネット。
ロウに隔離とはいえ最終的には一緒にいることになったけど、正直霞んでる。
美男美女で絵面は綺麗。
ヴィネットは可愛かったり凛々しかったりか弱かったりで魅力もある。
ハッキリ言って好きだけど、でも終わってみると他のキャラたちのほうが強烈。
結局ファイロとヴィネットの恋の行方よりも、息子のために企んだパイエティ、自分のために企んだソフィの方に興味をそそられてしまうという結果に。
パイエティは死んでしまったけれど、この先はソフィとジョナの駆け引きがどうなるのか?そっちのほうが気になっちゃう。
ヴィネットとファイロにはもっと頑張ってもらわないと!
なんてったって主役ですからね。