中国のラブ史劇、2作品を紹介します。
煙雨 降る後宮~偽りの女官の復讐~(2020年製作)
話数:全25話
個人的おすすめ度:★★★☆☆
タイトルだけを見ていると、ドロドロの復讐劇⁉しかも情緒たっぷり⁉かと思いきや、いやいやいや。
そんなこともない。
確かに、数年前に一家を皆殺しにされた
それに手を貸したのが御前侍衛の
でも実は、趙語星の一家を殺害したのは彼の父。
だからと言って彼の父親は悪い人ではなく、上官の命令に従っただけで皇帝に忠誠を誓う善人。
父から趙語星を見つけたら殺すようにと言われていた岳宗麟だけれど命令には従わず。
父親も彼女のことは見逃すんだよね。
本当に悪いのは彼の上官の
ヒロインの趙語星がどんな人物かというと、気が強く勝ち気でやられたらやり返す。
やられっぱなしで終わるなんてありえない。
賢く正義感も強くて知恵のある女性。
それにわりとコメディエンヌが入ってます(* ´艸`)
そしてこのドラマのみどころの一つがロマンス。
役柄、岳宗麟は硬派なのかと思ったのですがそんなこともなく。
趙語星の前では自惚れもそこそこ強く、グイッグイッと迫る姿はニヤニヤなくしては見ていられない(*//艸//)♡
なんだかんだでイケメンはやっぱりイイ!
正直なところ、復讐劇としてはかなり雑でイマイチ。
それ以外も雑でスカスカな面はあるものの楽しめることもあり。
それは、何かと趙語星をイジメる
それが実に爽快。
さらに爽快なのが、片思いしている岳宗麟にまったく相手にされず嫌われまくりなところ。
それも酷くない?ってくらいの嫌われっぷり(*`艸´)
想われている女子からしたら、理想とも言える塩対応かもしれないけれど、顔幻月はちょっと気の毒でもありました。
主な出演者
- 趙語星(ちょう・ぎょせい):ウー・ジアイー
- 岳宗麟(がく・そうりん):チャオ・イーチン
- 李彩凰(り・さいこう)/庶妃・萩祺(しゅうき):ハン・ジウヌオ
- 淑妃・巴特瑪璪(バトマゾー):ガン・ティンティン
- 監督/演出:張凱
- 脚本:陽光光
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三千鴉(がらす)の恋歌(2020年製作)
話数:全30話
個人的おすすめ度:★★☆☆☆
敵国に寝返った宰相のせいで国が滅ぼされ、家族も民も失った皇女
母国の無念を晴らすべく、顔と名前を捨て、
これだけなら単なる復讐劇なんだけれど、これはファンタジーラブ史劇!
恋のお相手は仙人の
彼はなんと千年も前から彼女のことを見守っていたんだよね。
そして彼女が倒すべきは人だけでなく妖魔も。←いまだに民は妖魔の餌食に(ll゚Д゚)
そこで妖魔を封印することができる「霊灯」という法器を探すことになるんだけれど、これが無条件で使えるわけではなく。
その代償は自分の命。
しかもこの霊灯には他にも秘密があり・・・
評判は良かったみたいなんだけれど、残念ながら私は全然ハマれなかった。
最大の理由はヒロインで、どうしても覃川を演じたチャオ・ルースーに魅力を感じられないかったんだよね(T_T)
観ているうちに魅力も増すかと期待したんだけれど残念ながら魅力は増さず。←好みの問題です( ̄▽ ̄;)
他の人が演じていたらもうちょっと印象は変わったかも。
そして彼女を千年も見守り続けた仙人・傅九雲を演じたジェン・イェチョンは、どこまでも彼女に甘くステキだったんだけれど・・・
千年も見守ってきたにも関わらず、簡単に済まされ過ぎな感がありその重みがイマイチ。
ストーリーの展開としても、復讐と愛でハッキリしてるはずなのに、なんだかぼんやりとしているというか、どうしても物足りない!
ただただ、傅九雲が覃川に甘かったということしか印象に残りませんでした。
主な出演者
傅九雲 (仙人)/公子斉 :ジェン・イェチョン燕燕 /覃川 :チャオ・ルースー左紫辰 :リウ・イートン玄珠 :ワン・モンリー- 監督/演出:フイ・ユ
- 原作/脚本:チャオ・ティエンヨウ