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クラリス 第9話 沈黙の代償 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第10話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
クラリスたちの秘密の捜査室で、被害者たちの悲惨な最期の画像を目にしたジュリアは、引き続き力になることに。
そこへ、キャサリンがいなくなったとクレンドラーから連絡を受けたクラリス。
彼女がビルの母親の居場所を突き止めたと言っていたことを思い出し、対決するつもりなのかもしれないことを告げる。
そしてアーデリアにも協力してもらい、ビル事件の証拠品の資料からビルの母親の住居を突き止める。
その頃、キャサリンはビルの母親のライラ・ガムの家を訪ねていた。
息子さんのことについて話したいことがあると切り出すキャサリンだったが、追い返されそうになりライラを突き飛ばしてしまう。
倒れたライラは石に頭をぶつけて血を流し意識がない。
お願いだから死なないでと言って家の中に運び入れるキャサリン。
一方、ライラの住居を突き止めたクラリスは、クレンドラーとマーティン司法長官に連絡。
私ならキャサリンを安全に連れ戻せると言って許可を求める。
娘を連れ帰ってというマーティン。
幸い、ライラは意識を取り戻すが手には銃を持っていた。
家から出て行ってと言うライラだったが、彼女が息子の事件の被害者のキャサリンだと言うことに気付く。
「ただ聞きたい」というキャサリンに、息子は2歳で里子に出したと言うライラ。
しかしキャサリンも引き下がらず。
どこへ行っても彼の影がつきまとってくると続ける。
そして話を続けながらライラの隙をついて銃を奪うキャサリン。
バスルームにビルと同じローションがあったことに激しく反応し、イライラしている様子。
そこへクラリスがドアを叩く音が!
ドアの前に少量の血痕が落ちていることに気付いたクラリスは、一旦、車で去ることに。
それを窓から確かめるキャサリン。
支局の秘密捜査室では、ジュリアがロックヤーへの支払いにおかしな点があるのを見つける。
それはダミー会社で、アラストルは売却に備え告発者の殺害前から隠蔽工作をしていた。
それとこの売却案件で、ハドリンは破格の成功報酬1千万ドルを得ることに。
臨床試験の改ざんは彼の利益になるのだ!
一方、一旦は車で去ったとみせかけたクラリスは、家に戻りキャサリンの背後から近づくと銃を渡してと警告。
しかし応じないキャサリン。
そこでライラは、ビルの父親との出会いから、ビルを手放すに至った経緯を話して聞かせる。
けれどキャサリンはやっぱり納得せず。
誰かが彼をあんな恐ろしい怪物にした、と言って興奮。
すると、誰のせいでもないと言うクラリス。
責めるべきは他の誰でもなく彼で、あなたも私も彼の亡霊から解き放たれてもいいはずだと話す。
そこでようやく銃を手放すキャサリン。
マーティン宅では、マーティンが娘への想いをクレンドラーに吐露していた。
そして、家に戻ったジュリアは友人たちと楽しく過ごしていた。
しかしクラークから電話があり、会社のトップの関与を証明するためにももう一度記録を当たってほしいと頼まれる。
少し考えさせてと言って電話を切るジュリア。
一方、キャサリンを保護したクラリスはマーティンに電話。
キャサリンがライラに銃を向けたことを話し、彼女も大事にはしないはずだと前置きして、キャサリンと警察に行くと告げる。
娘を帰してと言うマーティンに、迅速な罪状認否と精神鑑定を求めると言い、自分のしたことに向き合うべきだと進言。
そして、今夜の出来事をカウンセラーのリー医師に話すクラリス。
やがて話は母親にも及び、あの夜、クラリスと父親が楽しんでいると母親が逆上し父に出て行ってと言ったことを話す。
父親はクラリスを外へ連れ出し、コーラフロートを与えて車で巡回。
クラリスにとっては人生で最高の夜。
そこでクラリスはあの夜、誰かはわからないが街灯の下に男の人たちがいたことをふと思い出す。
そして最後、リー医師は「あなたが語る物語は本当にそれだけがすべて?」と聞くのだった。
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感想 ~がんばれキャサリン~
キャサリンにとっては大冒険でしたよね。
1人で外出することもままならないのにライラに会うために遠くまでやってきた。
その原動力っていうのはやっぱり怒りなのかな?
それともただただ知りたいという探求心からなのか?
あるいは以前、キャサリンが言っていたように今の自分の姿を見せたいという強い意志からなのか?
でもその引き金を引かせたのは、前回登場したヘタレの元カレ・ネッドの存在なのかな。
変わっていない彼にイラついたのかも。
そしてライラのことを調べたのはいいが、行動に移せない自分と彼を重ねてしまったのかもしれませんね。
でも、わざわざ会いにいった割には大した話は聞けず。
結局は、クラリスの言葉でようやく少しだけ荷を下ろした風に見えました。
けれど、ライラのところへ行ったという事実がキャサリンにとってはきっと大事なんだよね。
一方、キャサリンの母であるマーティン司法長官も、私は野心のほうが強いのではないかと思っていましたが、彼女もまた、娘を想う一人の母親でした。
今回、ビルの母、キャサリンの母、クラリスの母と、3人の母親たちについて触れられましたが、私がいちばん最悪だと思ったのはクラリスの母。
なぜクラリスだけを手放したのか?
子供たち全員を育てるのは大変だからっていうのが理由かもしれない。
でもクラリスはそうは思ってはなさそうだった。
もしかしたら何か理由があるのかもしれないけれど。
そして引っかかったのが、「父と私が楽しんでると母はいつも怒った」というクラリスの言葉。
私もこれに似た経験がある。
実際に文句というか恨めしい言葉をかけられたこともある。
でも母には悪気なんてものはこれっぽっちもなくて、その時の感情をただぶつけていただけ。
たぶん覚えているのはこっちだけで、母はそんなことを言ったことすらすぐに忘れていたと思う。
だから、クラリスは母親に対して複雑な感情を抱えたままなんだろうなぁ、と感じちゃうのかな。
一方、事件を追っているクラークたちですが、ジュリアがやっぱり利用されてるようで心配です。
こちらはただただ、よくないことが起きないように祈るばかり。
クラークは、情報提供者だったナオミを失っているだけに、今度は絶対にジュリアのことをしっかりと守って欲しいですね。
第11話の感想はコチラ
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