前回の感想はコチラ
クラリス 第1話 沈黙の終わり あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第2話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
記者会見で勝手な発言をしたことを反省していたクラリス。
そこへ事件発生の連絡が入る。
現場はテネシー州ベイレイトン。
捜索令状を執行しようしたATF捜査官の1人が武装集団に銃撃されたのだ。(AFT⇒アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)
組織のリーダーはルーカス・ノヴァク。
当初は更生施設だったのが今では重武装した民兵組織らしい。
武器を押収し銃撃犯を逮捕して終わらせると言うクレンドラー。
一方でクラリスには、「戻り次第、君をViCAPから異動させるよう要請する」と告げる。
その後、まだ幼い少年が建物に逃げ込んでいくのを見たクラリスはクレンドラーたちに報告。
その直後、ノヴァクは交渉相手としてクラリスを指名。
ノヴァクと対峙したクラリスは、銃撃犯を逮捕するためにここを捜索すると言うも、誰が撃ったか知らないと言うノヴァク。
ノヴァクと話しているうちに、幼少期の頃のこと、バッファロー・ビルのこと、カウンセリングのことを思い出したクラリスは、たまらずお手洗いへ。
しかしお手洗いの鏡はマジックミラーで、「やめて」と呟くクラリスの発言をノヴァクは聞いていた。
そして、動揺してるクラリスを見て「事を起こせ」と手下に指示。
次の瞬間、屋根からAFTに向かって瓶などを投げつけて挑発。
AFTの銃が誤って暴発し銃撃戦が始まる。
そこへマーティン司法長官も到着。
ノヴァクはクラリスにローワン保安官を呼べと言い、無線でそれを伝えるクラリス。
攻撃は中止され、ノヴァクはクラリスを建物の外へ出し、代わりに保安官が中へ。
しかし解放されたにもかかわらずクラリスは密かに再び建物へ。
そこで売春の証拠映像を手に入れる。
実は、ローワンはノヴァクの売春組織と深く関わっていて2人はズブズブの関係。
クレンドラーたちもその事実を掴むが、証拠がないためマーティンは撤退を指示。
一方、クラリスはピーター少年を見つける。
瓶を投げたのはピーターで、ローワン保安官を呼び出すためにノヴァクに命令されたらしい。
最初に捜査官を撃ったのもピーターだったが、悪気はなくただ助けて欲しかっただけだと言う。
保安官じゃダメなの?と聞くクラリスに「あいつは最悪」と言うピーター。
クラリスはピーターを外へと逃がす。
一方、外では銃撃犯としてマギーが生贄として差し出され、撤退の準備をさせられるクレンドラーたち。
そこへクラリスから無線で連絡が入る。
ローワンとノヴァクは売春組織を運営してるというクラリスだったがまだ証拠がない。
必ずノヴァクに口を割らせるから許可が欲しいと言うクラリスに、許可の代わりに無線がよく聞こえないから後の判断は任せると言うクレンドラー。
そしてクラリスは再びノヴァクと対峙。
外ではエスキヴェルが狙撃を狙える位置で待機する。
父親の話をしながら、保安官というう立場のローワンを持ち上げ、ノヴァクを下に見ることで彼を刺激し、「ヤツは俺に売春の客を斡旋してる、ローワンは俺に使われてる駒だ」という発言を引き出したクラリス。
証拠を手に入れ、マン法違反で逮捕する、証言は録音したとノヴァクに告げる。
マン法 ⇒ 女性と女児の不道徳な目的およびその他の目的のために州際および外国の商取引を禁止することにより、州際および外国の商取引をさらに規制する法律。(https://wikipredia.net/より引用)
しかしノヴァクが大人しく従うはずもなく、クラリスが窓際でしゃがんだところをエスキヴェルが射殺。
マーティン司法長官は、ローワンを訴追するのではなく、辞職まで半年の猶予を与え、その間に50人はいる仲間の半数の辞職を迫り、イヤなら免職だと言い渡す。
「ローワンを訴追しないんですか?」と聞くクラリスに、彼を訴追しても誰かが後を継ぐだけだから、協力させてより多くの悪徳警官を排除すると答えるマーティン。
クレンドラーがクラリスの移動申請を撤回したことも告げる。
そして最後、現場を去る前に子供たちに手を振るクラリス。
楽しかった幼少期の弟との記憶を思い出すのだった。
スポンサーリンク
感想 ~みんな欲望に向かって走ってるね~
前回の臨床試験の告発の行方を追うのかと思いきや、全く別の事件。
そして記者会見で勝手な発言をしたクラリスは、チームからの信頼もなく、チームを危険にさらすとみなされてましたね。
今回の現場に着いたとき、クラリス以外は体格のいい男性ばかりで、小柄なクラリスがより一層際立っていました。
こういうところにも1993年という時代を感じさせるものがあります。
一方、取り締まりにいったAFT捜査官を撃ったのは少年のピーターでした。
それもただただ助けて欲しいという理由から。
カリスマ的存在かなんか知らんけど、ノヴァクなんて女性たちを従わせて威張ってるだけの自己顕示欲の強いただの俺様。
しかもその相棒が保安官のローワンだなんて最悪。
どっちも悪いけれど、現場復帰して間もないクラリスからしたらノヴァクのような男から自供を引き出すのは比較的やりやすかったんじゃないかなぁ。
そしてクラリスだけれど、自分の意志で建物に戻るあたり、ただの正義感じゃないよね。
こっちも抱えているトラウマは問題ないと証明したい気持ちのほうが強かったのだと思う。
でも全然大丈夫じゃないよね?
バッファロー・ビルの件だけでなく、幼少期、カウンセリングと抱えているものは大きい。
今回は結果オーライだったけれど、次回もそうはいくかなぁ?
クレンドラーは、クラリスの移動申請を撤回したけれど、クラリスのことを信頼したというよりも、チャンスをあげたのだと思う。
ただの狭量なイヤなおじさんではなく、正義感はしっかりと芯にあるみたいですね。
そしてローワン保安官を訴追しなかったマーティン司法長官。
彼女の野心はかなり深そう。
政治的決断っていうのは常に苦々しくモヤッと感が残ります。
クラリスを起用したのも野心からで間違いなさそうですね。
それにクラリス自身も野心的。
案外、気が合う2人かもしれませんね。
第3話の感想はコチラ
クラリス 第3話 殺人者との対峙 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ