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クラリス 第8話 生きた証し あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第9話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
告発者たちもカロリーナもハドリンに繋がり、タイソンの非営利組織の大口献金者が彼の父親でアラストル製薬のCEOであることも判明。
そこはレプリゾルの製造元だった。
一方、キャサリンにはネッド(当時の恋人)から電話がかかってくる。
クラリスは父親のことを聞くためにタイソンに会いに行くが、14歳の時に母が亡くなり、父親に引き取ってもらった経緯もあり、父との関係をこじらせたくないタイソンは、力にはなれないと告げる。
クラークは、営業担当の情報提供者のナオミの元へ。
レプリゾルのノルマを達成すればボーナスが出るという情報を得る。
そして見せてもらった小切手には、ジュリア・ローソンというサインが。
支局に戻ると、クラリスとエスキヴェルに、経理担当のジュリアを捜し出して話を聞いてくるようにと指示。
一方、アーデリアはヘインズと一緒に、FBIでの人種差別を訴えるため、元FBI職員の弁護士、ジョージ・カスティーヨに会いに行く。
先日のフェルプス事件で、独自のDNA分析法で犯人を特定しクラリスと共に解決したことを話すアーデリア。
なのに昇進したのは無能な白人男性。
すると、クラリスの名前を持ち出せばマスコミも飛びつくはずだから、彼女の名前も訴状に入れるなら引き受けると言うジョージ。
クレンドラーはハドリンと接触し、カロリーナの写真を見せ、彼女の件で君の名前が出てると探りを入れてみる。
すると、無償でビザの手続きをした、もみ消せというハドリン。
そしてオフィスにW&Wと書かれた資料があることにクレンドラーは気付く。
ジュリアの元を訪ねたクラリスとエスキヴェルは、レプリゾルについて調べてると言うも、同居人のエリンから話す必要ないと言われてしまう。
自分のことを知ってる様子なのが気になるクラリス。
女性が3人亡くなり、いずれもレプリゾルの臨床試験に参加し、子供には先天異常があったため告発しようとしていたと言い、協力してくれるなら連絡してと言って帰る。
支局に戻ったクレンドラーは、ハドリンのオフィスにW&Wの資料があり、彼がM&Aに関わっているとクラリスたちに話す。
アラストル製薬を売却するために過去の臨床試験のもみ消しをはかったと推測。
その後、事件の整理をするクラリスとエスキヴェルだったが、クラリスはエスキヴェルの彼女のことを詮索。
彼女が25人が死亡した銃乱射事件の目撃者であり、エスキヴェルが彼女に狙撃手であったことを言えずにいることを知る。
一方、クラリスの言葉が気になったジュリアは資料を調べていた。
同居人のエリンは、自身が病気であり会社の恩恵も受けていることから、関わるべきじゃないと口にするも、ジュリアは話す気でいると感じ、クラリス自身が何をしたかを話して聞かせることを約束させる。
キャサリンは家政婦に手伝ってもらいネッドとの待ち合わせ場所へ。
君のそばにいるべきだったと言って謝るネッド。
そして楽しく話す2人だったが、ネッドから時々会う女性がいると聞かされ攻撃的になるキャサリン。
あなたはとても優しい人だけど、彼女もコイツは頼りないヤツだとじきに気付くと言うと、さっさと消えてと言って彼を追い払う。
そこへ母が迎えに来る。
支局には、資料を持ってジュリアがクラリスに会いに来る。
資料を見せる前に、バッファロー・ビルの件で、性転換者がいろんな記事によってレッテルを貼られどれだけ傷つけられたかを話すジュリア。
自身も性転換していて、その事実は隠し通さなきゃいけないと訴える。
そしてそうなった原因はクラリスにあると言う。
記事は私が書いたわけじゃないと言うクラリスに、私たちと違って声を上げることが出来たはずだなのにしなかった、沈黙がもたらすものが何かを知って欲しかったと伝える。
一方、ナオミから呼び出しを受けたクラークだったが、彼女は既に車の中で死亡しており、そばには空のレプリゾルがあった。
支局に戻り、過剰摂取だと言うクラーク。
しかし疑問を呈すクラリス。
ジュリアを利用しようと提案するクラークに断固反対する。
その後、手がかりを得るために再びタイソンの元へ。
あなたと私は求めるものが同じだから気持ちはわかると前置きした上で助けてとお願いするクラリス。
お父さんは悪い人と関係していて、逆らった人たちは命を奪われた、あなたを守りたいから連絡を待ってると言って帰って行く。
会社に戻ったジュリアが資料を戻しているとハドリンがやって来る。
君はよくやってくれてるよ「ゴードン」と言って部屋を後にするハドリン。
ジュリアは「そんな・・・」と言って絶句。
クラリスが家に帰るとアーデリアが待っていて、FBIで人種差別を申して立てる訴状にクラリスの名前が入っていることを告げる。
私は知らずにいろんな人を傷付けてる、本当なら共に闘いたいと言って謝るクラリス。
そこへキャサリンから電話が。
今日、外出できたことを報告し、あなたのおかげだと言って電話を切るキャサリン。
バッファロー・ビルの母親のことが書かれた新聞記事と、バスの時刻表を見ているのだった。
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感想 ~沈黙したっていいと思う~
女性たちが殺害されたのは、M&Aに不利な不都合な真実だからっていうのが今のところ有力だけれど・・・
ちょっと間を空けて観たせいか、その辺への興味がちょっと薄れている私。
それよりも他のことに反応してしまった。
エスキヴェルの彼女のことをしつこく詮索するクラリスにイラっとしたり。
もとより、私はクラリスのことがあまり好きではなかったんだけれど、それでも、ジュリアがクラリスを責めるのはなんか違うと思ったんだよね。
バッファロー・ビル事件が起きて、性転換者に対するたくさんの酷い記事に傷付いたかもしれないし、風当たりがきつくなったのも事実かもしれない。
だからと言って、クラリスに沈黙せずに声を上げろっていうのはやっぱり違うと思う。
クラリスだって被害者だったのに、酷い記事が出てるからってそれに対して何か言うべきだったのかなぁ?
人ってそんなに余裕ある?
むしろ、自分がすごい被害者なのに、それに付随するネガティブな記事に対して、声をあげる人のほうが、それをできてしまう人のほうが私は苦手かもしれない。
影響力があるからという理由でそれをクラリスに望むのは、今頃になってそんなことを言われてもクラリスに罪悪感を植え付けているだけに思えてしまう。
そしてアーデリアがヘインズと一緒にFBIで起こそうとしている人種差別の訴訟。
訴状に名前が載っているっていうのはクラリスには事後報告なんやね。
アーデリアにはクラリスのことを巻き込んで欲しくはなかったけれど、どういう気持ちで名前を入れたんだろう?
クラリスは「私は知らずにいろんな人を傷付けてる」って言ってたけれど、自分だって傷付いてるじゃないのよねぇ。
そういうのはどこに持ってけばいいんだろう。
私は普段生活していて、自分の権利をすごく主張して来る人に疲れてしまうことがある。
もちろんジュリアやアーデリアのようにお行儀も良くないしね。
そういう時、どうしておけばいいんだろう?って思うんだけれど、今回のクラリスを見ていて、そういう時のことを思い出してしまった。
結局、自分は悪くないって言いたいのかなぁ。
そして私は人といるのがどんどんどんどん疲れてイヤになっていくんやけどね。
それも相手からしたら普通じゃないってことになるんやろうけど。
普通じゃないと言えば、キャサリンが危ない!
元恋人のネッドと再会したことで、ネッドが他の女性に走ったことで、怒りのスイッチがオンになったかな。
逃げることをやめたようだけれど、そのエネルギーはバッファロー・ビルの母親に向かってるみたいだし・・・
キャサリンに対してはすごく人間味というか、人間っぽさを感じるわぁ。
第10話の感想はコチラ
クラリス 第10話 母親 あらすじ感想 - 夜更けに海外ドラマ