前回のあらすじは・・・
経理部から、お荷物部署のニュースサイト「カンフルNEWS」へ異動となった瀬古凛々子。そこでアップされた記事が名誉棄損で訴えられそうになるのだが、最後は万事解決。しかし責任を取らされる形で山田編集長が早期退職し、凛々子が新編集長に就任するのだったが。
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ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ 第1話 あらすじ感想 凛々子=正義の女神⁉ - 夜更けに海外ドラマ
それでは第1話のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
新編集長に就任した凛々子(黒木華)だったが、編集部員たちが従うはずもなく。
そしてワイドショーでは、人気俳優の前橋恵一(武田航平)と元女優の妻・清瀬みさと(清水葉月)の円満離婚が話題に。
早速囲み取材に行くと言い出す凛々子。
カンフルNEWSは出禁だと編集部員たちに止められても聞かず、嫌がる根津(溝端淳平)をカメラマンとして無理矢理同行させる。
案の定、出禁だと言って入れてもらえない凛々子と根津。
しかし前橋のマネージャーが、偶然、根津の大学の先輩・牧紗耶香(秋元才加)だったことで入れてもらえることに。
変なことは聞くなと言われていたにも関わらず、凛々子は「二人の間で性的な結びつきはいつまであったのか?」と聞き、取材は強制終了。
その後、前橋の不倫相手の宮島鈴音の売名行為だったと各マスコミが一斉に報じる。
凛々子はこの離婚騒動の件に何か裏があると推測し、一人で調査を進めるのだったが・・・
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感想
今回も、今後に繋がりそうな匂わせがいくつか散りばめられていましたね。
過去の回想で、雨の中、骨壺を手にした凛々子に傘をさしてあげる仁和正樹(安藤重信)。
チャラいだけじゃなくて仕事はできるんですよ風な下馬蹴人(野村周平)。
そして私生活が寂しそうな椛谷静司(野間口徹)に、つまんない投稿しちゃった一本真琴(石井杏奈)。
全くわからないのは笹目虎太郎(筧一郎)だけど、凛々子に対して何かあるのか、それとも凛々子の家族に対して何かあるのか。
どっちにしてもポジティブな感じはしないけど、強い恨みって感じでもないし、実は血縁者とか・・・
さっぱりわからない。
そして今回のカンフルNEWSは芸能人の離婚ネタ。
妻が夫に仕組んだ不倫で、公にするつもりはなかったけれど結局騒動に。
夫は普通にかわいそうだよね。
実際、不倫はしていないわけだし妻にハメられただけ。
そしてそれを包み隠さず記事にするという容赦ない凛々子!
でも結果的には、真実を公にすることでみんな心が救われるんだよね。
根津は凛々子にめちゃくちゃ振り回されていたけれど、見て見ぬフリができないのか、凛々子を放っておけないのか、どっちなんでしょう。
鈴音ちゃんの所属する怪しい事務所で、階段の上から突き落とされた時の凛々子は、不謹慎だけれどとってもかわいかった。
目をギュッと閉じて、落ちかたがとっても美しかった。
キャーでもギャーでもオーでもアーッでもなく、見た者が思わず「あっ」て言葉を漏らしてしまうような落ちかた。
根津がしっかり支えましたけどね。
そして問題発言!
「なんか言うことあるだろ」
それが凛々子には難しいんですよね。
そんなあいまいな言葉では何を求められているのか凛々子にはわからない。
でもそのヒントをくれたのは以外にも薬膳カフェで偶然会った笹目。
偶然そこにいたとは思えないけどね。
凛々子の前には常に道は一本しかなくて、その道の歩き方しか凛々子は知らない。
けれど、根津が別の道があるってことを今回は教えてくれました。
だから最後のあの言葉に繋がっていったのかな?
「ありがとう、あなたがここにいてくれてよかった、根津君」
根津はもうノックアウト寸前の顔をしてましたね。
凛々子が帰ると激しく動揺してましたし。
いつものトーンでいつもの調子、それがかえって根津の動揺を大きくしたのかもしれません。
照れもせずまっすぐと見つめてくる凛々子。
根津にとってはそれがずっと居心地悪そうに見えていたけれど、面と向かってあの距離であんなこと言われちゃうとドキッとするのが普通です。
ただ、凛々子は事実を言ったまでで、深い意味はなく普通がわからない女性ですけどね(* ´艸`)
でもこういうのがきっかけで編集部の雰囲気も少しずつ変わっていくのかもしれません。
そして私が注目したのは「コミュニケーション」と言う言葉。
普段何気なく使っているけれど、凛々子が言ったように「人間同士が言葉を主な伝達手段に用いて行う意思疎通」が正しい意味ならば、世の中が求めている「コミュニケーション能力」って言葉はちょっとズレてる気がしてきた。
だって人々が求めてるのは、周りを気遣っていつも笑顔を絶やさず相手の気持ちを察し、円滑に物事を進めて無理をしてでもノリを良くし、決して相手を傷つけずに言葉をオブラートに包んでよく考えてから物を言えって感じだもの。
凛々子のように本当のことを言っちゃあダメなんだよね。
書いていて思ったんだけれど、どっちかって言うと「八方美人」のほうが近いような気がしてきた。
全力で否定されるだろうけれど。
本当のことを言ってもダメ、何も言わないのもダメ。
面倒なのは凛々子ではなく、世の中のほうでは⁉
そしていつも怒っているのは「自分はこんなに気を遣っている!」という人たちですかね。