前回のあらすじは・・・
覆面女子高生シンガー「AOI」の正体だとする動画がネットで話題だと知った凛々子は、椛谷と一緒にAOIの正体が実は20年前に一度だけヒット曲を飛ばしたMIZACであることを暴く。そして少し凛々子のことを認めた様子の椛谷。一方で凛々子は、自分の後をつけ回していた笹目と対峙するのだったが・・・
前回の感想はコチラ
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ 第3話 あらすじ感想 凛々子は鬼かも⁉ - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第4話のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
仁和（安藤政信）から1年前に心霊スポットの生配信中にいなくなったユーチューバー・カマドウマ（大木空）の消息を突き止めるようにと言われた凛々子は、下馬（野村周平）を連れて取材へ。
なんでもその心霊スポットとなっている一軒家では、20年前に浮気を疑った夫が妻のことをメッタ刺しにして殺害したらしい。
勝手に侵入し、泊まり込みを開始する2人。
家の中を調べるのだが、一部屋だけ開かずの間があってその部屋のカギだけが見つからない。
一方、同行を命じられた下馬がいつもヤル気がないのにも理由があった。
それは3年前に遡る。
上司から「お前にしかできない」と言われ頑張っていた下馬。
しかし祖母が倒れ、母親が1人で世話をするのは大変だから落ち着くまで家で仕事させてもらうことにしたのだが、会社に戻ったときには「お前にしかできない」と言われていたその仕事はもう他の者に振られていたのだ。
「自分にしかできない仕事なんてない」それがわかってからは仕事に対する意欲もなくなり・・・
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感想
ユーチューバー・カマドウマ（大木空）は、一軒家に潜んでいたんですね。
深夜に物音がしていた正体はコイツ！
夫が妻を殺した一軒家というのもでっち上げ。
全ては自分の承認欲求を満たすために起こした自作自演の失踪事件。
でも誰にも捜してもらえず、そこへ凛々子が一人で現れた。
ガソリンをまいて火を付けて凛々子を殺してでも注目を浴びたいだなんて病気やね。
カマドウマ＝別名・便所コオロギって考えるとこのネームもピッタリ。
そして凛々子ちゃん、下馬にありがとうは？
「カンフルにはあなたが必要」って言葉だけで、下馬はすっかりヤル気も取り戻したみたいだけれど、素手でマッチを受け止めてくれた命の恩人なんだから、そこはやっぱり「ありがとう」だと思うんだけれど・・・
でも言わないっていうのも凛々子っぽいといえばそんな気もする。
ただ「汚れてる」って言って顔を拭いてあげるのはちょっとあざとかった。
無意識なんだろうけどね。
もしもこの現場を真琴ちゃん（石井杏奈）が見ていたらますますイラッしていたかも。
凛々子は「あなたでよかった、そう言われる仕事ならきっとある」って言ってたけど、この言葉も使う人次第だと私は思う。
誰が使うかで言葉の価値は全然違う。
その言葉で、息苦しさを与える人と喜びを与える人がいる。
人に必要とされること＝いいこと、みたいなのも違うと思うし、正直なところ、必要とされたときに戸惑う気持ちのほうが勝ってしまうことがある。
それは私が狭量ゆえなのだけれど、必要とされたいと強く願う人の熱量が苦手なせいもあるかもしれない。
そして今回は丸焦げ危機一髪だったわけだけれど、カマドウマの手から擦られたマッチが放たれ、それが落ちる様子を目だけで追う凛々子が印象的だった。
2話目で階段から突き落とされそうになった時はギュッと目を閉じていたので、なんか対照的だなぁと感じました。
一方で、笹目君ですよ。
前回のラストシーンで後をつけていることを凛々子に咎められていましたが、偶然を装うだなんて言い訳が苦しすぎる！
バレバレのウソだと互いにわかっているはず。
これからの2人の駆け引きにも注目したいところです。
そして凛々子の謎に一歩近づいたのが真琴ちゃん。
ネットで、2006年に群馬県で起きた女子中学生変死事件の真犯人という記事を見つけちゃいましたね。
真犯人は瀬古凛々子という書き込みがあったけれど、もちろん鵜呑みにはできない。
凛々子が知りたい真実っていうのはこの件なんでしょうか？
予告編を見る限りでは、笹目君はこの事件を追ってますよね。
どう関係しているのはわかりませんが、やっぱり彼も真実を知りたい一人なんだと思います。
そしていつも凛々子からは「あなたは戦力外」と言われている真琴ちゃん。
この件を追うことで「戦力外」から脱却できるのでは？
そしてそして下馬が凛々子に落ちたように次は真琴ちゃんも・・・落ちるでしょうね、たぶん。
