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百人力執事 願い、かなえます 第15話&第16話(最終話) あらすじネタバレ感想

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百人力執事 願い、かなえます 第13話&第14話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ



それでは、第15話と第16話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

第15話 さようならの一言

ドンジュの首を絞め上げるも、幼い頃の父を思い出して我に返り、ごめんなさいと謝るヘアン。

そこへキム執事が帰ってきたため慌てて逃げ、後を追うキム執事。

ヘアンはビルの屋上へ。

飛び降りようとしているところをキム執事が引き戻す。

そして君の兄に必ず言いたいことがあったと言い、絶対に死ぬな、生きて一生罪悪感で苦しんでほしい、僕みたいにと口にする。


その後、ドンジュの部屋へと行き、すべて終わったことを報告するキム執事。

ヘアンは留置所に。

事故も再捜査されることに。

面会

面会に来たドンジュに謝るヘアン。

そしてドンジュは兄の最後の言葉をヘアンに伝える。

兄は弟の幸せを願い、他の人みたいに人生を生きろと伝えてほしいとドンジュに頼んでいた。

それとヘアンが病室で兄に話かけていた言葉を全部聞いていたと。

あの日、事故を起こしたのは自分だとずっとそう言っていたと聞き、涙を流すヘアン。


ドンジュが救わなければならない人数は2人に。

証拠

ヘアンは、捨てることも出来ずに持っていたドラレコのメモリーカードを、ドンジュに提出してくださいと頼んでいた。


警察署で事故の一部始終の映像を見たキム執事とヴィンセント。

ヘアンは会いたい人がいると頼み、キム執事が面会に。

全てを知ったキム執事に、死なないで罪悪感を抱えて生きていくと伝える。


その日から、キム執事は部屋にこもりご飯も食べず。

数日が過ぎ心配するヴィンセント。


そしてキム執事は夢でジュノと会う。

お兄ちゃんのせいじゃないよと言うジュノを前に、涙が止まらないキム執事。

一緒に星を見られてうれしいと言って笑顔でギュッと手を握るジュノ。


ドンジュが救わなければいけない人数は一人に。

手の秘密

目を覚ましたキム執事はドンジュのところへ。

黙って抱きしめてあげるドンジュ。


翌日、ドンジュが神父のところへ行くと、自分の手をまだ才能だと思えないのか?と聞く神父。

最後の1人は誰だろう?という話に。

すると、最後の人まで会ったら思い当たる私の手の秘密を話してくれるよね?と聞くドンジュ。

ドンジュが帰ると、神父は一人で大規模火事で21人死亡という新聞のスクラップ記事を見ていた。

百人力への依頼

そしてドンジュ父から依頼が!

ドンジュが実家に帰ると、2人が父と一緒に大量のキムチ作り。

それが終わると4人で仲良く食事。

ドンジュとキム執事は、ヴィンセントが2人の交際をドンジュ父にバラしたことを知る。


そこへ、同僚から今日の勤務を代わって欲しいとドンジュ父に連絡があり、キム執事が送っていくことに。

先に報告できなかったことを謝るキム執事に「うれしいよ、すごく安心だ」と言うドンジュ父。

「ドンジュをたくさん笑わせて愛してあげて」と頼む。

チョンハから連絡をもらいカフェで会うキム執事。

チョンハはアメリカに留学するらしく、荷造りしていた時に出てきたキム執事の聴診器を返しに来たのだ。

家に戻ると、聴診器を手に取り見つめるキム執事。


そしてドンジュはある日、偶然父を見かけ警備のバイトをしていることを知ってしまう。

父は慌ててドンジュを追い「言おうとしたんだけれどごめんね」と声をかけるも何も言わずに行ってしまうドンジュ。


ドンジュは神父のところへ行き、父が働いてることも知らず自分が情けなくて悲しいと言い、ダマすのはやめて実家に戻ると話す。

そして主任には、退職を考えていると打ち明ける。

キム執事にも、父が望む通り公務員を目指し仕事もやめて実家に戻ると言う。

すると、僕が会いに行くと言うキム執事。


一方、ドンジュ父は警備のバイト。

顔なじみの臨月の女性と挨拶を交わすのだが、その直後に妊婦は陣痛が始まったようでその場にへたり込む。

そこへ強風に煽られた大きな植木鉢が大型クレーン車の荷台から落下。

ドンジュ父は咄嗟に妊婦に覆いかぶさり庇うのだった。

第16話(最終話)願い、かなえます

父の死

妊婦を庇ったドンジュ父はそのまま亡くなってしまう。

ドンジュから電話で家に戻るからバイトを辞めてと言われ、上司にバイトを辞めると伝えた直後の出来事だった。


遺影を前にして憔悴しきったドンジュ。

叔父の神父が駆け付けると泣き崩れてしまう。


一方、父が助けた妊婦は無事に三つ子を出産し、母子共に健康。


葬儀場では、ソラやジョンファが手伝いをしてドンジュを支える。


そしてドンジュはキム執事に見送られ納棺室へ。

化粧室で父と会うと涙が止まらない。

父はこんなに大変なことをしていたドンジュを労う。

逝かないでと言うドンジュに、「ごめんね」と言う父。

最後にドンジュの髪をとかして結んであげると、本当にキレイだと言ってドンジュを誉める。

お前の横にいる素晴らしい人のところへ行け、しっかりと幸せに生きろと言い、次の人生でまた会おうと。

そしていよいよ別れの時。

一歩ずつ踏み出す父の姿を見てずっと泣いているドンジュ。

父は世界中でいちばん愛していると言って旅立つ。


丸いプレートの数字はとうとうゼロに。


泣きながら納棺室から出てきたドンジュを抱きしめてあげるキム執事。

父が残したもの

父の埋葬も終わり、キム執事と一緒に実家へと行くドンジュ。

思い出されるのは父と過ごした時間。

そして神父とヴィンセントもやってきて食事をしながら思い出話をする。


神父はビールを買いに行こうと言ってキム執事を連れ出すと、義兄さんは逝く前に君に会えてよかったと礼を言い、ドンジュを頼むと言ってキム執事を抱きしめる。


その夜、神父から父がドンジュのために貯金していたことを聞かされ、またまた泣いてしまうドンジュ。


翌朝、ドンジュはヴィンセントとキム執事にあることを依頼。

それは父が作ったキムチをお世話になった方々に届けてもらうことだった。

再出発

キム執事から、ドンジュがこの先どうするか迷ってるようだと聞いた主任は葬儀社の事務職をしてみてはと提案。

そのことをキム執事から聞くドンジュ。

その時に、父は4人の命を救って偉大でしょ?、命を助けるってことはとても意義深いことだと言うと、テヒさんもそれが出来る人よと伝える。


一方、ヴィンセントの元には百人力への投資について話したいという人物からメッセージが届く。

髪を切って出資者となってくれるかもしれない人物と会うことに。

スーツでビシッと決めるヴィンセントとキム執事。

けれど目的地は別。

キム執事はオンジュ大学病院へと行き、医師として再出発をする。


そしてソラにも春が(〃艸〃)

主任と病院のカフェでコーヒーを飲みながら休みの日を聞くと今日だと答える主任。

今日、ここにいるのはソラとコーヒーを飲むためだと言われ満面の笑顔になるソラ(*//艸//)♡


ヘアンには懲役12年が言い渡される。

奇跡

一人で「ボンス電気ビル火事で21人死亡」というスクラップ記事を眺める神父。

それがドンジュの手の秘密の始まりだった。

火事を目撃して最初に通報したのは、ドンジュが送り出したタクシー運転手のキム・ジュノ。

他にもドンジュが送り出した人たちが大勢いた。

火事の現場には幼いキム執事の姿も。

そして彼と一緒に逃げ遅れていたのが身ごもっていたドンジュの母だった(゚д゚)!

キム執事の手首のやけど痕はその時のもの。

そしてその日に、ドンジュはチョンハの母の手によって帝王切開で産まれていたのだ。

病院の廊下で座っていたドンジュ父の手をそっと握ってあげていた幼いキム執事。

事務職から葬儀ディレクターに戻ったドンジュが納棺室で死者にふれてもそこが化粧室に代わることはもうなく。

しかしある日、ドンジュが研修生たちを案内していると納棺室から慌てて出ていく男性が(゚д゚)!

彼が向かったのは神父のところ。

幽霊が見えるようですと相談。

ご遺体を触ったら急に目覚めたと聞き、思わず笑ってしまう神父なのでした(* ´艸`)

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感想+α

アイゴー(T_T)

ちょっと前から予感はあったんです。

ドンジュとキム執事の交際を知って喜んだりしてましたからね。

そして15話の中盤あたりから、ああまさか!とイヤな予感が確信に変わったのはきっと私だけではないはず。

ドンジュ父が口にする「アイゴー」が好きだった。

本当に好きだったのに(´;ω;`)


思えば残忍な事件だったり、母娘無理心中だったりとツラい死が描かれ、世の中は理不尽で公平ではないとわかっていたつもりですが、ドンジュ父の死にとどめを刺されました。

それでも、人々の善意が奇跡となることもあるんですよね、ドンジュの手のように。


これまでも、このドラマで共感することはあったのですが、ドンジュ父の死に関しては共感というよりも共有という気持ちのほうがしっくりくるかも。

ソラとジョンファがドンジュに寄り添ったように。

奇跡の秘密

ドンジュの手の宿命は生まれる前から背負っていたんですね。

21人が亡くなった火事で、人々の善意に支えられ誕生したドンジュ。

「21」という数字はここからだったんですね。

キム執事との縁も生まれる前から繋がっていた。

神父はどうしてドンジュの手の秘密がこの火事にあると気付いたのかな?

もしかして以前にも同じお悩み相談を受けたことでもあるのかしら。

そしてドンジュにこの秘密を打ち明けたのかなぁ?

そしてそしてドンジュは、納棺室の年上後輩男性の様子をそっと見守る日々を送るのかもしれませんね。

ヘアン

2年間守られたヘアンの罪は全て明らかになりました。

かつての笑顔はもうなく。

キム執事に伝えた通り、罪悪感を抱えて生きていくことになるんでしょうね。

最後まで弟を庇った兄でしたが、それもヘアンにとっては罪悪感の一つとなって重くのしかかっていくのだと思います。

不運な生い立ちに同情はしますが、犯した罪に関しては同情はできません。

明るいニュース

ソラにもとうとう春が訪れそうなことが本当に良かった!

今はまだ、恋というよりもソラと過ごすことで心が元気になるというか癒されるというか、そんな風に見えましたが、あの笑顔からは逃れられないはず(* ´艸`)


そしてキム執事も医師として復帰!

やっと自分の人生を歩き出したのだと思います。

最後に

私は自分で思っていたよりもドンジュ父が好きだったみたい。

あんなに大事にされていたドンジュのことが羨ましいです。

ソラとジョンファのような友達もきっとなかなか見つからないはず。


そして、ドンジュとキム執事は本当にお似合いで。

このドラマを観たシングルの人たちは、2人のような恋人が欲しいと思うかもしれませんね。

それくらい本当にお似合いでした。