ご紹介するのはhuluで配信中のブラジルドラマ「ジャスティス 彼らの選択」
話数:全20話
2016年に製作されたドラマ。
舞台となるのはブラジル北東部の街・レシフェ。
経済的不平等が他の地域よりも大きい街なんだそうで、それゆえ舞台に選ばれたとのこと。
物語は、偶然同じ日に逮捕された男女4人が、それぞれ刑期を終えたその後を描くドラマだそうです。
それでは、第1話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ #1 ヴィセンチの嫉妬
2016年、恋人のエイトールに別れ話を切り出すエリーザ。
理由は、7年前に娘を殺した男・ヴィセンチが出所してくるから。
彼が出所した瞬間に撃ち殺し、自首する計画だと言うのだ。
そんなの復讐だと言って止めようとするエイトールだったが、法が裁いてくれないのなら自分で裁くと言ってエリーザの決意は固い。
そして遡ること7年前の2009年。
エリーザの娘・イザベラはヴィセンチにプロポーズされ婚約。
しかしヴィセンチの父親の経営するバス会社が、共同経営者の横領によって倒産。
ヴィセンチは酒に溺れるようになり、イザベラも彼との結婚を迷うようになる。
実は以前から嫉妬深かったヴィセンチ。
イザベラの元カレが今もイザベラと仲のいいことを良く思っておらず、ケンカも絶えなかったのだ。
結婚を延期しようと言われたヴィセンチは、一度は受け入れるが、しばらくたってやっぱり結婚しようと思い直し、イザベラの家へ。
しかしイザベラの部屋のバスルームで浮気するイザベラと元カレを目撃!
逆上したヴィセンチは、騒ぎを聞きつけてやってきたエリーザの目の前で、イザベラに銃弾を浴びせ殺害。
そして逮捕。
再び現在、2016年
「君は法律を教える身だ」と言って止めようとするエイトールだったが「私が公正な裁きを下す」と言ってエリーザの決意はやっぱり固い。
翌日、銃の引き金に手をかけ、刑務所の前の少し離れたところから出所してきたヴィセンチを狙うエリーザ。
しかしそこへ、ヴィセンチのことをパパと呼び彼に駆け寄る少女の姿が。
その少女をイザベラと呼ぶヴィセンチ。
エリーザは、引き金に手をかけたまま、再会を喜ぶ親子3人の様子を見ているのだった。
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感想
とりあえず、誰にも共感は出来へんね。
殺されたイザベラは間違いなく被害者だけれど、でもこの女性もねぇ。
ヴィセンチが嫉妬深いことわかってるのに、友人たちとの集まりに元カレを呼んだり、ヴィセンチに対して不満が募ってくると元カレに相談したり。
その結果が浮気。
しかも元カレはまだ自分に未練があるってわかってるよね?
友達だからとは言いますが、女性が元カレと関係を断たずに今カレがいる場所に呼ぶっていうのは・・・私はイヤやけどね。
何その疚しいことはないアピール、って思っちゃう。
絶対に違うからね。
たぶん、まだ私の所有物だっていうアピールなんだと思う。
誰に対してかは知らんけど、みんなに対して???
そして浮気は今回が初めてだって言ってたけど、された方としてはなんの慰めにもならへんよね。
もちろんだからって殺されても仕方ないってことにはならないけど、イザベラもなぁ。
あんまり同情する気にはならへんかな。
母親は復讐に燃えているようだけれど、ちょっと自分の娘を美化しすぎ。
真っ裸で浮気の最中に射殺されたのにね。
この母親も好きじゃないから、ちょっと意地悪言いたくなってしまう。
そして「公正な裁き」とおっしゃいますが、死には死をっていうのは果たして「公正」ってことになるのかな?
絶対に正義ではないってことはわかるけど、殺して終わりでそれで本当にいいの?って思っちゃう。
私は絶対にイヤ。
死よりももっと恐ろしい目に遭わせないと気が済まない。
だって、痴情のもつれで婚約者を殺害してたった7年で刑期を終えて自由の身になるんだよ。
世界は加害者に優しすぎる。
刑が軽すぎるっていうのは本当に腹立たしい。
そして7年で出所してきたヴィセンチだけれど、娘と妻?が迎えに来てましたね。
イザベラと婚約してたのにどういうことなんだろう?
娘の年齢もちょうど7歳前後くらいに見えたし、しかも名前がイザベラ。
こういうの嫌いやなぁ。
もう一つ気になったというか印象に残ったのは、ヴィセンチを殺しに向かうエリーザのバックにずっと「ハレルヤ」が流れてること。
神を賛美する曲ですよね。
それとも「やっと」って意味合いだったのか。
真意はわかりませんが、とにかく印象に残りました。
第5話のヴィセンチ編の感想はコチラ
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主な出演者
- エリーザ:デボラ・ブロッキ
- ヴィセンチ:ジェズイータ・バルボーサ
- イザベラ:マリーナ・スーザ・ルイ・バルボサ