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コッソンビ熱愛史 あらすじネタバレ感想 第17話&第18話(最終話)

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コッソンビ熱愛史 第15話&第16話 あらすじネタバレ感想 - 夜更けに海外ドラマ


それでは第17話と第18話(最終話)のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

第17話

ユハ(チョン・ゴンジュ)が廃世孫イ・ソルとして捕縛され、逃げ延びたサン(リョウン)たちは隠れ家へ到着。

ユクホ(イン・ギョジン)からこれからのことを聞かれたサンは、なんとしてでもユハを助け出すと答え。

ホンジュ(チョ・ヘジュ)はというと、シヨル(カン・フン)に対し憎くて仕方ないと言い、シヨルはホンジュの涙を拭おうとするのだが・・・

ゾッとすると言われ避けられてしまう。


一方、左議政ウォノたちの隣の牢に投獄されたユハは、サンは安全な場所にいることを伝え、今は待つしかないと告げる。


そして宮廷に戻ったチャン判官は、ソンギルを脅して番人を育てている寺の場所を聞き出す。


夜になり、ウォノに会うため屋敷へ行ったサンだったが、待っていた仲間からウォノが投獄されたことを知らされ。

ウォノが宮廷襲撃のために、訓練都監フルリョンドガム提調チェジョ様と志を同じにしていたと知り、説得するから会わせてくれと頼む。


翌日、番人シヨルに復讐するため、部下を大勢連れたチャン判官が寺を訪れ。


一方、サンはダノにみんなと一緒に漢陽を出ろと言うもダノはなかなかうんとは言わず。

サンは政変がいかに危険なことかを話しダノを説得。

その後、密かに訓練都監フルリョンドガム提調チェジョ様と会い、捕らえられた世孫様を助けるには力添えが必要だと訴える。

中から門を開けることが出来れば勝算があると言う提調チェジョ様。

シヨルは、廃世孫であることを明かせばどうかとサンに進言するも、提調は世孫を救う名分で兵を起こすから、今はユハがソルでなければならないと告げる。


そしてダノはバンヤに会いに行きファリョンが亡くなったことを伝え。

バンヤもサンたちだけで行う葬式へ。

そこでバンヤから、王イ・チャンが妓生も呼んで恩栄宴ウニョンヨンを開くと聞き、その日がユハの処刑日だと気付く。

恩栄宴ウニョンヨン:及第者のために宮廷で開くうたげ


シヨルは、師匠から寺で異変が起きたと知らせを受け慌てて寺へ。

チャン判官に斬られた和尚から、子供たちがチャン判官に漢城府へ連れて行かれたことを聞かされ助けに行こうとするのだったが・・・

師匠から「主君は誰が守る?」と諭され、チャン判官の屋敷に「3日だけ時間をくれ」と矢文を放つ。


そしてダノはホンジュたちと漢陽を発つのだったが、やっぱりサンを残していくことが出来ず一人で戻り。


サンたちは、禁軍衛のグナムに王を討つ協力を求め計画を話していた。

それは、訓練都監の提調が兵を連れてくるため、大妃殿デビジョンから即位の教旨をもらい、それを門番に見せて中から門を開けてもらおうという計画。

問題は大妃殿には女官しか近づけないため教旨を誰が受け取るかということ。

その話を盗み聞きしていたダノは、自分が受け取り役になると言い。

他に策もないためダノを信じることに。


そして恩栄宴の当日。

グナムの協力もあり宮廷へ入り込むことができたサンたち。

ダノは妓生に扮しバンヤたちといっしょに中へ。

大妃から無事に教旨を受け取り、その際、身を守れるようにと弓矢も一緒に受け取る。


一方、宴が始まりご機嫌な王イ・チャン。


チャン判官は、禁軍衛将を呼び出し廃世孫の一味が忍び込んだことを報告。

そして宴も最後となり、刑場ではユハたちの処刑が始まろうとしていた。

その頃サンたちは、禁軍衛を引き連れたチャン判官と対峙。

シヨルはサンたちを先に行かせ全員を倒し、残すはチャン判官一人。

子供たちの無事を聞くシヨルに、お前にも哀れむ心があるのかと言うチャン判官。

結局、シヨルはチャン判官を斬り。

チャン判官は、お前は人殺しの快楽に囚われた殺人鬼でしかないと言い、殺されるとわかりながらお前を捜すしかなかったと、息子の父親としての心情を吐露。

そして息を引き取るのだった。

第18話(最終話)

刑場では、ユハの車裂刑コヨルヒョン(←四肢を牛や馬に引かせる刑)の刑が始まるのだが、サンたちが1本の矢を放ち処刑を阻止。

謀反が起こったと王イ・チャンに報告するグナム。


そして逃げる王たちを追ったサンは、後ろから廃主ペジュ(廃位された君主)を倒す兵が来ると王たちを呼び止め。

禁軍衛将は王たちを先に行かせサンと一騎打ち。

追い詰められたサンだったが、間一髪のところでダノが放った矢に救われ。

追っ手もろとも斬ったサン。

直後、シヨルと合流。

グナムも現れユハたちの無事を聞き安堵する。


その後、日も落ち、ダノは世孫を即位させるという大妃の教旨を門番に渡し、無事に門は解放され兵を迎え入れる。


一方、逃げていた王のところに負傷した禁軍衛将が早く逃げるようにと知らせに来るのだが・・・

サンこそが本物の廃世孫イ・ソルだと言って息を引き取り。

それを聞きソルと戦わなければ気が済まない王は、刑場で待っているとソル(サン)に伝言を残し。


そしてサンとシヨルの前にはシヨルの師匠が現れサンを斬ろうとする。

実は師匠、王イ・チャンの番人。

シヨルはサンを先に行かせ師匠と対峙。

師匠を殺すことはせず、自分は友としてサンのそばにいると言い、師匠も背負っていた宿命を手放してくださいと言うと去っていく。


一方、刑場へと連れて来られたサンは王と剣を交え。

その様子を謀反を起こした大勢が見守っていた。

おとなしく降参するなら殺しはしないと言うサンだったが、王は自分に向けられた刀を掴むと自分の腹へ。

驚くサンに、「そなたも私と同じだ、叔父を斬って王座についた君主だ」と言って死んでゆく。


日が変わり、着替えるユハに俺の名はもうお前のものだと言うサン。

実は大妃と再会した時に、ユハにイ・ソルの名を譲ることを既に決めていたのだ。

左議政ウォノや大妃も承知済。

サンは、俺が王を倒そうとしているとき、お前は民と未来を描いていた。俺もお前が作った未来で生きて見たいと思ったと話す。


そして二花院イファウォンに戻ったダノは、シヨルが去ったことを告げ。

シヨルはというと、子供たちを解放し、これから何をすれば?と聞く子供たちに生きろと告げる。


漢陽を去る前にホンジュの様子を見に行ったシヨルはホンジュに見つかり。

ホンジュは、死ぬまでずっと心から憎むと言い、生きていないと私の憎しみが届かないので、あっけなく命を捨てるのはあまりにも卑怯だと伝え。


宮廷では、ユハがイ・ソルとして無事に即位。


それから2年後。

二花院イファウォンは、王が過ごした宿として大盛況。

ユクホは弘文館ホンムングァンの修撰に任命され、バンヤも二花院に来て一緒に祝う。

シヨルの消息を聞くユクホに、便りが途絶え今はどこにいるか分からないと答えるサン。

ホンジュは、シヨルのことで気遣ってくれるダノに、彼のことはもう許したわと言い、ただ彼を許した自分を許せないのと言って泣く。


後日、サンとダノは2人でユハに謁見し、漢陽を去る報告をする。

それは政争の原因になりたくないというサンの気遣いと、遠くへ行きたいというダノの夢でもあり。

その後、サンは気を遣いダノとユハを2人きりに。

ダノは借りていた馬蹄銀100両をユハに返済。

「最後に一度だけ抱きしめても?」と聞くユハに、「もちろん」と答えるダノ。


帰り際、サンとダノはウォノと挨拶を交わし、ウォノはその後ろ姿に跪いて礼をする。


ホンジュは、シヨルらしき士人が清へ行くと言っていたと聞き、慌てて船着き場へ。

黙って通りすぎようとするシヨルの手首を掴み二花院へ。

私への気持ちは変わっていないかと聞くホンジュに変わっていないと答えるシヨル。

それを聞いたホンジュは、では前に進みましょうと手を差し出す。

二花院にはみんなの笑顔が戻りボクシル(犬)も戻ってくる(* ´艸`)


後日、ホンジュとシヨルはお花畑でラブラブ

ユクホはナジュに指輪を贈り。


そしてホンジュとシヨルの結婚式。

大勢に祝福され、お忍びでユハもその様子をのぞいていた。


二花院はホンジュたちに任せサンとダノは旅へ。

「惜しくはありませんか?」と聞くダノに、「一度も悔いたことはない、俺の隣にはいつでも君がいるから」と答えるサン。

最後、一面菜の花畑の真ん中で、キスをする2人なのでした。

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感想+α

ハッピーエンドでホッε-(´∀`*)

ドラマが進行するにつれ、全員の無事は望めないかもと心配していたのですが・・・

3人の士人は無事でした!

サンはイ・ソルの名をユハに譲り、ユハは当て馬から本命へ。

やっぱりこれしかハッピーエンドの道はなかった。

改めてこのドラマのポスターを見てみると、確かに暗い要素がどこにもない!

それどころか、最終話のそれぞれの心境を表しているような表情。

シヨルは前を向き、シヨルをおにいさまと呼ばなくちゃいけなくなったサンはちょっと不貞腐れた顔。

ダノは幸せそうだし、ユハは優しく見守っているみたい。

  出典元:https://www.amazon.co.jp/

ドラマとしては、ラブコメ要素を残しながら政変も扱っていたので前半はミステリー要素が強く。

廃世孫と番人が誰なのかを想像するのが楽しかったです。

後半は、それぞれの正体を互いが知ることになり、愛する人を守りたいという気持ちの高まりを感じました。

本当なら、もっと葛藤が描かれてもいいんじゃないかなぁとも思ったりもし、政変に関しては粗く簡単に済まされた感はあります。

その分、シヨルとホンジュにスポットが当たりましたよね。

ドラマの前半では、少しずつおっかなびっくりしながら距離を縮めた2人。

そして後半では決して変えることのできないツラい過去が追いかけてきました。

私はどうしても2人で幸せになる姿が想像できなかったのですが・・・

「2年後」の文字を見てその手があったかと!

今回は、その手もいいなぁと思いました(* ´艸`)

チャン判官の決着

ブレることなく息子を殺された敵を討つため番人を追い続けたチャン判官。

このドラマって、王が暗君ってだけで他に悪役がいなかったせいか、チャン判官もどちらかというと悪役を引き受けていたんだけれど・・・

悪役という言葉で一括りにするにはやっぱり気が引ける。

シヨルとの一騎打ちで亡くなりましたが、「殺されるとわかりながらお前を捜すしかなかった」と言った言葉が、悲しすぎて印象に残りました。

そしてシヨルは、チャン判官にとどめを突き刺したとき、刀をギュッとねじるんですよね。

それを無情だと思ったし、反対に慈悲だとも思え。

望んだわけではないけれど、シヨルは間違いなく番人なんだなぁと。

期待外れだったのは・・・

私の中で期待外れだったのは、左議政ウォノと尚膳のソンギル。

それは演じたのがアン・ネサンとイ・ジュニョクだったからというのもあり。

期待だけさせて大した働きもせず。

特にウォノは、ユハをソルに仕立てようと計画し、後に本物であるサンが現れたのに悪だくみの一つもなく、悪口のひとつもなくいい人で終わってしまい。

代わりにファリョンがサンに刺客を差し向けたわけだけれど、それ以上悪さするでもなく。

よくも悪くもいい人が多いドラマでした。

ユハだってダノに想いを寄せていたのに奪おうとはしませんでしたしね。

サンは自分のほうが兄だと言ってましたが・・・

平均すると大人度はユハのほうが間違いなく上ですね(* ´艸`)

最後に

ダノとサンのバカップルっぶりに目を細め(≖ᴗ≖ )

シヨルとホンジュを心配し、終わってみればユクホとナジュも遅い春を迎え。

ユハのお相手は大妃が見つけてくれることでしょう。


そして、このドラマで地味に活躍していたのがキム・チウン。

シヨルが陰ながら見守る番人だったのなら、チウンはまるで御庭番みたい。

チウンがいなければサンの今はなかったと思うのですが・・・

扱いが雑なのがちょっと気の毒でした。


最後までお付き合い下さりありがとうございます。

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