夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

ロック・アップ/スペイン女子刑務所 シーズン3 第6話 6カ月の関係

あらすじネタバレ 

前回、フルートスの裏切りに気付いていないアルタグラシアが襲われ、それをスレマが助けるのだったが。

サライの元には母親が面会に訪れ、生まれてくる子供は塀の外で自由に育てたいと言って、子供を取り上げようとする。

しかしサライは拒否。

なぜなら、封建的な父親の元では刑務所よりも不自由だとわかっていたからだ。


一方、アルタグラシアに犯人を知ってるかと聞かれたスレマは、黒幕がフルートスであることを明かす。


そして、ニワトリ小屋ではニワトリが爆発(゚д゚)!←スレマが持ち込もうとした爆薬

リソスが手に軽傷を負う。

犯人捜し

囚人たちが中庭に避難する中、スレマは手持ちの爆薬を飲み込み、メルセデスにも飲むようにと強要。

それを見ていたサライは、メルセデスに絶対に飲むなと言うが、スレマから娘の件で恩を着せられたメルセデスは結局飲み込む。


刑務所内は警官であふれ警察犬も出動。

中庭では、爆発物を持ち込んだ者は名乗り出るようにと呼びかけるが、もちろん誰も名乗り出ない。

そして警察犬が一人一人チェックを開始。

サライは、娘がいるメルセデスを案じ、名乗り出るようにと勧めるがメルセデスは名乗り出ない。

そこで娘の誘拐は、警察に脱獄計画をチクらせないためのスレマの仕業だったことを暴露。

でも結局、メルセデスが名乗り出ることはなく警察犬のチェックもパスする。

リソスとロハス警部補

リソスを見舞ったロハスは、自分の余命が半年であることを告白。

この関係を続けるべきじゃないと別れを告げ、旅に出ると話す。

すると、私は平気だと言って部屋に戻るリソス。

メルセデスの反撃

スレマに騙されていたことを知ったメルセデスは、このクズと言ってスレマに掴みかかる。

そしてそこへフルートスが登場。

全部話した、終わりよと言うメルセデス。←チクった!

スレマはフルートスに連れて行かれる。


密告の見返りに、メルセデスがカスティージョへ要求したのは、家族の新しいIDや海外への渡航だった。

カスティージョも分かったと応じ、組織の何を知っているのかを聞くと、外に出してくれたら案内すると言うメルセデス。


その後、パスポート、社会保険番号カード、出生証明書などの用意が整う。

しかし、行き先については安全のためにまだ明かせないというカスティージョ。

就職支援セミナー

ソレが面接官役になり、ゴヤ(巨漢の女囚)が面接を受けることに。

就職なんて無理だと思っていたゴヤだったが、ソレの面接官役が良い効果を生み、ゴヤをうまくヤル気にさせる。

スレマとアルタグラシア

超音波検査の結果、スレマのお腹の中に爆薬があるのが見つかり、重警備の刑務所に移送されることに。

迎えにきたアルタグラシアに、あんたの話し方や立ち振る舞いはコッチ側の危険な悪党側の人間だと言うスレマ。

すると、メキシコシティーのサンタ・マルタ刑務所にいたことを明かすアルタグラシア。罪状は殺人。

そこでスレマはある提案をする。

フルートスはあんたを殺す気だが、今ならまだ逆転できると言い、一生楽して暮らせる計画があると話す。

条件は1つ、ここに自分を残すこと。

ゴヤは履歴書を書いていたが、看守から外は不景気だという話を聞き、一気にヤル気を失い、一人になると履歴書を破り捨てる。


一方リソスは、看守の隙をつき屋上へ。

柵を乗り越えて飛び降りると脅し、ロハス警部補を呼ぶようにと要求。

ロハスが到着すると、半年でも構わないから一緒にいたいと言い、付き合いたては面倒なことがなくて最高だと言ってロハスを説得。

ロハスも分かったと言い、リソスの飛び降り騒動は一見落着。


そして、外に出るはずのメルセデスだったが、カスティージョから待ったがかかる。

検察の意向で、ホン・ファンを現行犯逮捕するため、中国人の脱獄を計画通り実行させると言うのだ。

ここに残ってくれと言われ、チクリ屋は殺されるのよというメルセデス。

守るって約束したじゃない、と訴えるが、カスティージョは何も言わない。


一方、アルタグラシアに連れられ護送車へと向かっていたスレマは、アカメが狙う金の詰まったコンテナの話をし、4000万ユーロがあんたの口座に入ると誘惑。

アルタグラシアは、移送を止めることはできないとしたものの、ある規則を口にする。

それは「自分で歩けない収容者を移送することは許されない」というもの。

医務室での安静が必要だからだろと言うスレマ。

そして次の瞬間、アルタグラシアに頭突きを食らわし走り出すスレマ。

追いかけてきたアルタグラシアに、ヒザを潰せば動けないと言うと、アルタグラシアは、スレマを警棒で何度もぶつのだった。

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感想 ~メルセデスが気の毒すぎる(´-ω-`)~

サライのママは子供を引き取ると言い出し、スレマのニワトリは爆発、メルセデスはスレマに騙されていたことに気付き密告という危ない橋を渡り、アルタグラシアもフルートスが裏切者だということを知った今回。


いちばんの貧乏くじはメルセデスやね。

自由はすぐそこだったのに、監房に戻れだなんて殺生やわ。

チクリ屋は殺される、あるいは酷い目に遭うというのが刑務所の常識。

そんなところに戻すっていうのがまず信じられへん。

みんながメルセデスがチクったってことを知っているのに。

真面目がいちばんなんて言うけれど、絶対にウソ、ここではそんなの通用しない。

このドラマでの初めての出所者への道はまだまだ遠い。

そしてカスティージョは知らないんだよ、フルートスが中国人たちと通じてることを。

メルセデスが無事に出所するには、この先ひとつも選択を間違うことは許されないだろうし、生きて出られるかもわからない。


一方、スレマのニワトリ爆発はインパクトが強かった!

このドラマって、時々ちょっと笑かしにかかるよね。

爆薬飲むのもびっくりやけど、そこまでして外に出たいんか?

いや、出たいんやな。

だってスレマなんだもの。

このプランがダメなら次のプラン。

そういうところステキよね。

仕事してると、1個つまずくとエ~ッ、エ~ッ、エ~~ッとか言って解決できない子が多いけど、ちょっと見習って欲しいくらいよ。

私はそのエ~ッの数だけ、イラッ、イラッ、イラッと来ちゃうから。


そしてアルタグラシアは過去に刑務所にいたってことだったのね、すっかり前回の予告編で騙された。

でもこの先刑務所に入る布石のような気がしなくもない。

腕のタトゥーの「S・M」というのが自分のイニシャルだったのなら、アルタグラシアもまた、過去を葬った人物ってことなのか?

謎は多いけれど、確かなことはアルタグラシアはドSだってこと。

だってドS臭がダダ洩れ。

そしてそういうところ嫌いじゃない(* ´艸`)


一方、私がもう一つ気になったのは、囚人たちの就職への意識。

塀の中であろうと外であろうと、同じなんだなぁと思った。

夢を見る人、現実を見る人。

ヤル気になったゴヤが、現実を知り履歴書を破り捨てるシーンはちょっと切なかった。


そしてそして、次回の予告編もまた興味深かった。

監房に戻されたチクリ屋のメルセデスも気になるんだけれど、スレマの幼少期はもっと気になる。

私がスレマを好きな理由の一つは、自分をリスクにさらすところ。

どんな幼少期を送って今のスレマに仕上がったのかが気になります。


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ロック・アップ/スペイン女子刑務所 シーズン3 第7話 恩赦 - 夜更けに海外ドラマ