夜更けに海外ドラマ

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ロック・アップ:オアシス 第8話(最終話) スレマ・ザヒールという女

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ロック・アップ:オアシス 第7話 一線を越えた夜 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第8話(最終話)のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

全てが終わったホテル・オアシスには大勢の警官たちが捜査に入っていた。

見つかった遺体は全部で13体。

そしてゴヤとトリアナは逮捕。


何があったかというと・・・

ラマラが襲撃に来る直前、スレマはマカレナに髪を洗ってもらいながら「私はずっと逃げる人生を送ってきた」と、これまででいちばん本音ではないかと思うことを語っていた。

そこへゴヤがすごい数の連中たちが来ると知らせにやってくる。

武装して覗き部屋へ終結する4人とセポ。

スレマは最後の入団テストだと言って、セポにカラの弾倉に装てんするようにと指示。

生き延びたら分け前はやる、約束は守ると告げる。


その直後、ラマラの手下たちが大軍でホテルへ。

十分に男たちをひきつけたところで、覗き部屋から一斉に銃をぶっ放す4人。

男たちを皆殺し(たぶん)

そして一息ついたマカレナたち。

逃げる術はないと思っていたが、300メートル以上続いている隠し通路があると言うセポ(゚д゚)!

セポは、オアシスは僕の家だと言って覗き部屋に残り、スレマを先頭に4人は隠し通路を進む。

しかし途中で具合が悪くなるゴヤ。

トリアナに先に逃げろと言うが、あんたと残ると言うトリアナ。

愛のために死ぬ方がカッコいいと言ってゴヤを抱きしめる。


一方、ラマラは覗き部屋でセポを捕えていた。

マカレナたちの逃げ道を教えろと言うも、仲間は裏切らないので裏切れませんと言うセポ。

「花嫁さんにキレイだと言ったら微笑んで頬にキスしてくれました、優しい人ですね」とカティの話をする。


そして上空からはヘリの音が!

通路から抜け出したマカレナとスレマは走っていた。

その二人の後を車でラマラの手下たちが追ってくる。

スレマは立ち止まり「逃げな」とマカレナに言い、「あんたのためじゃない、無事でな」と声をかける。

「ダメよ」と言うマカレナだったが「2人の体だろ」と言われると「ありがとう」と言って走り出す。

スレマの前にはいつもの黄色い囚人服の自分の幻覚が!

「どうする気?」と聞かれ「知るかよ、でも病院で死ぬよりいい」と言うスレマ。

両手に持っていた銃を手放し、手で銃を真似る。

次の瞬間、手下たちが発砲。

何発も食らったスレマはとうとう倒れ込む。

その間に、マカレナはヘリに乗り込み離陸。

上空から倒れたスレマを目にして涙を流す。


そして現在、フリアンはビビと妻に完全に拒絶され捨てられる。


取り調べ中のゴヤとトリアナは、無期懲役になるかもしれないのに少しお気楽モード。

ゴヤはトリアナにムショは遊びじゃないと言い聞かせる。

離れたくないと言うトリアナ。


一方、ホテル・オアシスで事情を聞かれていたセポは、お咎めなし。

「でも僕は泥棒団の仲間だよ」というセポに、「それは私たちの秘密にしましょ」と言って立ち去る捜査官。

そしてセポが食べていたお菓子の袋からはダイヤが(゚д゚)!

「約束は守る」と言ったスレマの言葉を思い出すセポ。


墓地では、カスティージョがスレマの納棺をストップさせていた。

スレマの遺体を確認し指紋まで取るカスティージョ。

そして作業員が棺を元に戻そうとしようとしたとき、3人の楽団を連れたサライが現れる。

スレマにふさわしい別れをするために、雨の中、歌に合わせて踊るサライ。

昔、刑務所で「私が死んだら涙はなし、歌と踊りで葬って」と言っていたスレマとの約束を果たす。


一方、マカレナは病院で無事に出産を終えたのでした。

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感想 ~やっぱりスレマが好き(*ฅ́˘ฅ̀*)♡~

「終わりの始まり」から始まり、最終話を飾ったのはスレマでした。

マカレナに語っていた「ずっと逃げる人生を送ってきた」という話が、まるでマカレナに、愛とまでは言わないけれど、親しみの気持ちを告白してるようだった。


だからといってラマラの襲撃から逃れられるわけもなく。

あの覗き部屋が大活躍(*`艸´)

おまけに隠し通路があっただなんて、初めてサンドバルに感謝する日が来たかも。

あの通路も物件選びのポイントだったのかな。


そしてその覗き部屋からの銃撃!

どんな気分なんだろうね。

マジックミラーの向こう側、何も気づいていない相手に容赦なく銃をぶっ放すっていうのは。

相手からしたらこれ以上ない不意打ち。

扉の向こう側は警戒しても、鏡の向こう側はなかなか警戒なんてしない。

今までは、マジックミラーで覗き部屋なんて変態の極みで悪趣味だとしか思ってなかったけれど、あの銃撃の後をみちゃうと、ちょっと鏡は警戒したほうがいいかも・・・と一瞬脳裏を横切りました。

鏡の向こう側から撃たれるなんてことはまずないとは思うけれど、絶対はないからね。

とりあえず、鏡の向こうには誰かがいるかもしれないと、脳の片隅に留めたいと思います。


一方、隠し通路の真ん中のゴヤとトリアナ。

そこに愛はありましたね。

愛があったからこそ失わなかった命。

無期懲役になるかもしれない、っていうのは、ちょっと厳しすぎるような気もするのですが・・・

殺したのはマフィアだったし、何より、あれほど好き放題やっていたスレマとマカレナだって一度は出所したんですから。

特にトリアナは逮捕歴もなく初犯ですしね。

でも、結婚式の銃撃戦もあったからなぁ。

そこで一般人がたくさん死んでたかも(´-ω-`)


そして、スレマの納棺間際に現れたカスティージョ。

スレマが本当に死んでいるかどうかを念入りに確認しているように見えました。

あんなに念入りにスレマの死を確認して、カスティージョが得たものはなんだったんでしょう。


そしてそして、得たといえばセポですよね。

ラマラからは見逃され、警察からのお咎めもなく、スレマは約束を守ってセポにダイヤを残しました。

お菓子の中に入れておくなんて、素直に渡さないところがいかにもスレマらしい。

でも、この先一人で生きていかなければならないセポのことはちょっと気がかりです。


それから最後、納棺前に約束を果たすためにやってきたサライ。

この2人の間にあったものは、友情だったのか、師弟関係に似たようなものだったのか?

確かなのは、スレマにとってサライは大事な存在で、サライにとってもスレマは大事な存在だったってこと。

スレマにとってサライは良心だったのかも。


そしてこれとは違う関係をスレマはマカレナと確かに築いていました。

敵同士、家族や仲間を巻き込み殺し合いまでした過去を持つ2人。

でも互いを認めていたからこそ、塀の外でも行動を共にしたんでしょうね。

もしもスレマが脳腫瘍でなかったとしても、いずれ別れは来ると分かっていたはず。

最後、スレマはマカレナを逃がして助けましたが、逃がしたというよりも、そうすることがスレマの望みだったのではないかと思います。

一度は奪ったマカレナの子供の命、二度目は奪いませんでした。


マカレナは無事に出産を終えたようですが、子供に何を話して聞かせどう育てていくんでしょうね。

そして、子供と過ごすという普通の生活に満足できるのでしょうか?

ちょっとばかし心配です。


最後までお付き合い下さりありがとうございます。

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