あらすじネタバレ
起
森へと攫われたジュリアは、冥界の女神に救いを求めていた。
すると、冥界の女神は現れたが、時間を止めるのが精一杯。
怪物エリオットの姉がジュリアの身体を乗っ取ると、女神は殺されてしまう。
一方、アパートではクエンティンたちがどうやってジュリアとエリオットを救出するかを話し合っていた。
神を拘束するには膨大な魔力が必要。
魔力が足りなければ全員が殺されてしまう。
問題は、どこからその魔力を調達するかということ。
そしてブレイクビルズでは、禁止魔術を学生に教えた罪でヘンリーが図書館員に拘束される。
だけどヘンリーは、捕まる前に「世界の構造」という本を、図書館の返却口へこっそり入れろとトッドに指示していた。
毒の部屋では、昆虫の効力がなくなり、ケイディとゼルダは無防備に。
しかし思いがけず二人はプロバーに遭遇する。←アリスが毒の部屋送りにした
脱出を手伝うなら秘訣を教えるというプロパー。
アパートではフィロリーから伝言ウサギが飛んできて「魔力発見、力を貸して」というメッセージが届く。
早速クエンティンとペニーがフィロリーへ行くと、フェンが金魚鉢を持って待っていた。
案内したのは魔力の海(貯水槽)
クエンティンが水に触れようとすると、慌てて制し、呪いがかかっていると話す。
そのせいでジョシュは金魚になったと。
アパートにやってきたフェンは、金魚鉢に入ったジョシュをマーゴに見せて、常にアイコンタクトを必要としていて、見られていないと白くなり、死んでしまうと説明。
そしてマーゴに世話をお願いする。←常に見ていないといけない
アリスは、魔力を手に入れるためにシーラに協力を求めるが、図書館を裏切れないと断られる。
毒の部屋と図書館
ケイディとゼルダはプロパーと取引することにし、プロパーが食べているというコケを食べる。←毒を弱めるとプロパーはいう
しかし、二人は毒に侵され始める。
プロパーが生き延びていたのは、コケの効果ではなく、不老の魔術が効いていたせいみたい。
ゼルダは時間内に戻れば希望はあるという。
図書館は治療法を知っていたのにペニーを救わなかったことに怒るケイディ。
一方、エヴェレットはゼルダがヘッジと一緒に毒の部屋に侵入したという報告を受けていた。
毒の部屋では、突然倒れるゼルダ。
けれどそれはエヴェレットがゼルダとコンタクトをとるためだった。
ゼルダはあなたの本を読んだと言い、なぜ神になろうとするのか理由を聞く。
エヴェレットの言い分としては、自身が神になればその知識を図書館に渡せると言うのだ。
そして、危機に備えるには知識だけでなく力も必要だと言う。
その頃、ヘンリーは拘束を逃れ、図書館員が毒の部屋のカギを開けるように仕向けていた。←トッドに返却を指示した本のおかげ
一方で、エヴェレットの話はまだ続き、私の後任として図書館を管理してほしいとゼルダに頼む。
いまさらと言って断るゼルダ。
でもエヴェレットの頼みはそれだけじゃない。
魔力を貯水槽に送ったら防護の魔術がかかってしまったらしく、それを解けるのはクエンティンだと言う。
君が図書館を・・・
と言ったところで、ゼルダはケイディにひっぱたかれ現実に戻る。
ヘンリーが助けに現れたのだ。
プロパーを助けるわけにはいかないと言うヘンリー。
だけど、プロパーは貯水槽への案内と、マーティンの秘密を盾に取り、一緒に外に出る。
しかし図書館員に追われ、ヘンリーは3人を逃がし、自分は捕まる。
マーゴと金魚になったジョシュ
金魚になったジョシュを元に戻す方法を調べていたマーゴは、ピートを治療した獣医のゴーディのところへ相談しにいく。
しかし、かけ方も解き方も謎だと言われお手上げ。
だけどマーゴの妖精の目を取り出すことはできると言い、その目玉でジョシュを見てればいいと言う。
そしてマーゴは海賊の眼帯をする羽目に。
クエンティンとアリス
クエンティンは、二度と君を信じないと思っていたが、今は信じたいと思ってるとアリスに話す。
やり直そう、君と一緒に生きたいと言うと、私もだと言うアリス。
そして二人はキスをする。
アパートへと戻ってきたケイディとゼルダ
ケイディとゼルダがプロパーを連れてアパートへと戻ってくる。
当然拒否反応を示すアリス。
するとプロパーは、貯水槽に行って君の友達を救えるのは私だけだという。
貯水槽に「秘密の海」と名付けたのはプロパーだった。
実際出版されたフィロリーの本はプロパーの創作。
チャットウィン兄妹の語った通りだと過激すぎてとてもじゃないが出版できるものではなかったらしい。
秘密の海は、マーティンが海を枯渇させ最後の1滴で魔術をかけたらしく、魔力をためると呪いがかかるようになっていた。
そのせいでジョシュは金魚に。
元に戻すには貯水槽の岸辺の「溺れた庭園」にある解毒剤の花を咲かせるしかない。
しかし心からフィロリーを愛さないとその花は咲かない。
子供のころのようにフィロリーを純粋に愛せないというクエンティン。
するとゼルダがあなたならできるという。
その後、ゼルダはケイディに図書館の委託先で早く治療をと言うが、ケイディは見つけたら連絡してといってアパートに残る。
ケイディは治したくなかったのだ。←少なくとも死後の世界でぺ二ー40に会える
怪物エリオット姉弟
怪物エリオット姉弟は手をつないで公園を歩いていた。
僕に名前はある?と聞く怪物エリオットに、名前なんて必要?と答える怪物ジュリア。
ジュリアの目的は復讐。
標的は、自分たちを失敗作だといった両親、いにしえの神。
彼らの世界に行って殺すと言う。
そこにいくカギは貴重な巻物。
怪物ジュリアは、図書館はそれをどこに隠したと思う?と怪物エリオットに問いかける。
結
溺れる庭では、プロパーが解毒剤の花を見つけ、クエンティンがその花を咲かせようとするがうまくいかない。
するとアリスが、昔、愛してたものを捨てるのが成長じゃない、新たな視点を持つことだと助言する。
そして一人になったクエンティンが、僕はこの夢の世界を愛してる、それでもダメ?と語りかけると、とうとう花が咲く。
花を咲かせた葉を食べ秘密の海の水を飲むクエンティン。
目が青く光り力を感じるという。
続いてアリスも水を飲む。
ペニーは葉を持ってアパートへと戻るが、マーゴはジョシュが元に戻ったのを見届けてからでないと行けないと言い、ペニーは斧を持って一人で戻ることに。
必ずエリオットを取り戻すと言って。
一方、図書館では怪物エリオット姉弟が図書館員を虐殺し、毒の部屋へと入っていく。
そして目的の巻物を手に入れる。
その後も図書館員の虐殺は続き、シーラは隠れてそれをみていた。
そして部屋に入ると伝言ウサギを使ってクエンティンたちに図書館が怪物に襲われたとメッセージを送る。
そしてヘンリーが捕らわれていた独房に怪物ジュリアが現れる。
何の罪でこの独房に?と尋ねる怪物ジュリア。
自分の直観に背いて悪あがきしたせいだと答えるヘンリー。
すると、外から怪物女と呼ぶクエンティンの声が聞こえ、怪物ジュリアはクエンティンたちと対峙するのだった。
感想
プロパーのしぶとさはゴキブリ並みやね。
毒の部屋で生き延びるなんて、想定外。
これは怪物エリオットに退治してほしいところやけど、どうやろうなぁ?
そして神になろうとしているエヴェレットは、ゼルダに自分の理想をぶつけてたけど、本心なのかどうかも怪しい。
防御するためには武装を強くっていうのは、現実世界と一緒やね。
一方、マーゴはなんだかんだ言ってやっぱり面倒見がいい。
ジョシュは幸せやなぁ。
幸せと言えば、クエンティンとアリスも結局は仲直り。
まぁ、今から怪物と対決しようっていう時やし、よかったと思う。
そして怪物に乗っ取られてしまったジュリア。
ペニーが焦る焦る!
エリオットの時とは大違い。
マーゴが気分を悪くするのもわかるなぁ。
怪物ジュリアと怪物エリオットとのあいだにも、なんかちょっと温度差があるようにも感じる。
怪物エリオットはまだまだちょっと子供なんやね。
怪物エリオットの中に芽生えてる人間っぽさが、姉が持つ冷酷さにはついていけてないみたい。
意外とこの世界のことを気に入ってるのかも。
そして、気がかりなのはエヴェレットの出方。
図書館は前回と同じように漁夫の利を得ようとしてるんじゃないかと思う。
前回はまんまと魔法を取られてしまったけど、今回はぜひとも阻止してほしい。
いよいよ次回は最終話、どういう結末を迎えるかは、怪物姉弟しだいってことになるのかなぁ?