あらすじネタバレ
いまだクエンティンのことを引きずっているアリスは、庭に埋めたクエンティンの魂のエキスが消滅せずに残っているのを見つける。
アパートではジョシュとフェンが無事に生還できたことを喜んでいたが、すぐにフィロリーに戻ると言うマーゴ。
そしてジョシュたちにあの手紙を書いたのはマーゴではなくエリオットだった。
その事実をジョシュたちはまだ知らない。
そこへフィロリーへ行くためアリスがやってくる。←アパートにはフィロリーへの扉の大時計があるから
エリオットに問い詰められ、クエンティンのゴーレムを作ったこと、埋めたけどクエンティンの魂のエキスが消えなかったことを明かすアリス。
それを山頂にある冥界に続く穴に捨てるためにやってきたと告げると、手伝うと言ってエリオットも付いていくことに。
マーゴたちはフィロリーに戻り、優秀な護衛兵を募る大会、百人隊長(センチュリオン)の座をかけて競い合う大会に出ることにする。←勝者になれば追放者の印も消える
マーゴとフェンは名前を偽り大会に参加。←ジャネットとフェンシクルとして
一方、アリスとエリオットはガイドの案内で山登りを始める。
エキスはエリオットがバッグに入れて預かることに。
バッグの中にはクエンティン宛のあの手紙も入っていた。←投函してなかったんやね
しかし途中、ガイドをテイカーに襲われて失い、しかもエリオットのバッグも奪われてしまう。
バッグを取り戻すため追うエリオットだったが、魔法が効かず逆に襲われピンチに。
間一髪のところを通りがかりの男に救われる。
男の攻撃でテイカーは消滅。
エリオットが倒せなかったと言うと、大抵は倒せないが効果的な方法があるという。
男の家族は地球の魔術師だったらしい。
男は山へは追悼に来たと言い、若くして死んだ最愛の彼が魔術師だったことを明かす。
彼の日記を山頂の穴に投げ入れることで少しは気分が晴れ、毎年追悼で登っているという。
3人でお酒を飲んだあと、アリスはテントへ。
失ったクエンティンが友達以上の最愛の人だったことを男に明かすエリオット。
アリスはそのことを知らないから傷つけたくないと言うと、それじゃあ本当の追悼はできないと男は言い、君の秘密を知れば彼女も本当のクエンティンを思えると助言。
怪しい雰囲気になるがそのまま眠る2人。
地球では、ジュリアとペニーがダニエラ(←アリスがくれた本の著書)に会うためにPKエンデバーズにやってくる。
そこの内装が物質派の館にそっくりでびっくりする2人。
対応してくれたのは、ゾーイ・マーカス。←三姉妹らしい
魔力の変動が大惨事につながるかもしれないから、ダニエラに急騰の予測をして欲しいと頼む。
しかしゾーイに断れれひとまず帰るジュリアたち。
その様子をダニエラは見ていた。
そしてジュリアとペニーは再度ダニエラに会いに行くが、断ったはずだと言って怒るゾーイ。
以前に世界を救うためにベスを失ったと言うゾーイに、ジュリアは私たちも大事な人を失ったと話す。
しかし、私たちの役目は終わったから二度と来ないでと言ってゾーイは2人を追い返す。
一方フィロリーでは、明日は2つの月が満月のため、狼化が始まると話すジョシュ。
その後、マーゴとフェンは順調に勝ち進むが、規則では女性は一人しか選ばれないとのこと。
2人の試合は二重満月の明晩に行うと告げられるが、狼化症のため都合が悪いと言うマーゴ。
そこでフェンも狼化症だと知り、2人が関係を持っていたことを知る。
試合は明日の日没前に行われることに。
女であっても有能なら1名に限りセンチュリオンに加えると宣言され、マーゴとフェンの戦いが始まる。
フェンが落としたナイフをフェンの腹に突き立てるマーゴ。
女性のセンチュリオンに選ばれる。
しかしフェンは生きていた。
ナイフは子供用のもので安全だったから。
そして牢に入れてと叫ぶフェン。←3人は狼化症だから満月で危険なため
翌日、檻の中で人間に戻ったマーゴたち。
ジョシュとのことを謝り、子供用ナイフを選んでくれてありがとうというフェン。
しかしマーゴは、本物のナイフだと思っていたこと、そして手紙もエリオットが書いたもので、自分は2人を見捨てるつもりだったことを話す。
一方、ジュリアとペニーの元にはダニエラが訪ねてくる。
変動は予測できないが、そのかわりに可能性の高い時期を示す統計モデルを作ったと言う。
そして調和的収束というのがあって、それは珍しい星の配置で魔術が強化されるらしい。
過去に4度起こったことがあり、次は2週間後。
死者は数百万人以上となり、防ぐには急騰を止めるか、星の配置を換えるか、魔法を禁止するかの3択。
いざという時は私たちを頼ってとダニエラは言い、請求書を送るというと帰って行く。
一方、山頂の穴にやってきたアリスとエリオットは、クエンティンの魂のエキスを投げ入れ追悼。
エリオットは出せなかったクエンティンへの手紙を取り出す。
手紙は送れないが諦めきれないと言うエリオット。
友達以上だったと言ってアリスにごめんと謝る。
しかしアリスはそんなことは知っていた。
彼のことはお見通しだと言い、彼はあなたを愛してたと言って笑う。
そして差し出せなかった手紙を2人で一緒に穴へと葬る。
その後3人でふもとまで降りてくると、闇の王の馬車が現れる。
男はダークキングだった。
白塔城(ホワイトスパイア)まで送ろうという男。
しかし歩いていくというアリス。
何かが必要な時は私を訪ねてきてと言うと、男は馬車に乗り込むのだった。
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感想 ~エリオットに節度も理性もあったことがよくわかりました~
エリオットはクエンティンに手紙を出すことはできなかったんやね。
てっきり出したものだと思ってたよ。
そして出すことはできなかったけど、捨てることもできずにいた。
今回、2人で山へと行ったことは、アリスにとってもエリオットにとってもすごく良かったと思う。
クエンティンを失った悲しみを癒やすことはできないけれど、前に踏み出す一歩にはなったんじゃないかな。
そしてエリオットはちゃんとジョシュたちのことも考えてたんやね。
あの手紙を書いたのがエリオットだったなんて。
ボロボロでもやっぱりフィロリーの王だったんだものね。
一方、マーゴとジョシュとフェンはちょっと気まずい感じになっとるね。
寂しさに耐え切れずジョシュとフェンが関係を持ってしまったっていうのもちょっとはあると思うけど、それよりもあの手紙を書いたのがマーゴじゃなかったという事実。
2人を見捨てるつもりだったという衝撃の告白!
フェンとしてはショックだよね、本物のナイフだと思って刺されたことも。
そしてこういうときジョシュはというか、男性はといべきか、役に立たないわよね。
でもここは、いずれまあるく収まると思う。
そしてジュリアはダニエラに協力を求めたけれど、ここの3姉妹も過去に何やらあったみたい。
ベスを失ったって言ってたし、ヘンリーは何も知らないのかな?
今回は出番なかったけど。
迫る危機は2週間後、彼女たちの協力もきっと必要になるんじゃないかなぁ。
そしてそして、出てきた瞬間もしやと思ったけれど、山で現れたあの男、やっぱりダークキングやった。
と同時に、誰やねん!
本当は誰やねんと思いながら観てましたよ(。´・ω・)?
絶対に今までに登場した人物の誰かだと思うんだけれど、違うのか?
ダークキングが亡くなったと言っていた若い魔術師の彼も気になるし、なかなか日記をつけているという若い男子もおらんやろ。
それにフィロリーでのダークキングの支持率はどれくらいあるのかも気になるところ。
今のところイヤな雰囲気はないけれどもね。