あらすじネタバレ
起
闇の王が金塊を使いテイカーを召喚していることを知ったマーゴがたちは、闇の王を殺すことに。
しかし相手は300年も生き続ける不死身の魔術師。
問題は誰が殺すかだが、闇の王に近付けるのはエリオットだけ。
一旦はフィロリーのために王を殺すと約束するエリオットだったが、彼を憎むことはできないとマーゴに告白。
マーゴは、弱点を探ってくれたら殺すのは別の誰かにすると言い、エリオットもそれを承諾する。
一方ブレイクビルズでは、クエンティンの木の落書きを見たバックスが、分類の専門家が必要だと言い、ある分類学者を呼び寄せようと提案。
反対するペニーだったが、アリスからクエンティンが残した紙切れだから調べる価値はあると言われ、許可することに。
そしてフィロリーではジュリアの妊娠が発覚。
気持ちを整理するまでは、フェンと2人の秘密にすることに。
エリオットとセブ(闇の王)
エリオットがセブのところへ行くと具合が悪そうだった。
6人の子供がテイカーに襲われ消えたことに自責の念を抱えていたのだ。
退位する気はないのか?と聞くエリオットだったが、王でなければならない、これは私の責務なんだと答えるセブ。
昔にした自分の選択で、フィロリーを救うために管(くだ)に繋がっていると言う。
そして2人は熱いキスを交わすがセブは自制。←セブの胸には木のタトゥーが!
もう会うのはよそうとエリオットに告げる。
作戦会議
管(くだ)のせいで闇の王が不死身だと聞いたジョシュは、自然派の古い儀式でトウモロコシの茎から生命力を引き出すという話をする。
するとカエデのようなタトゥーを入れていたというエリオット。
それを聞いたフェンは黒檀の木だと言う。
理論上は、その木を捜して切り倒せば不死身ではなくなり刺し殺せる。
木はダウジングが得意だというジョシュが捜すことに。
マーゴとエリオット
マーゴには考えがあり、エリオットにスキットル(酒を入れる容器)を見せると、エリオットは説明も聞かずにそれを飲んでしまう。
マーゴも仕方なくそれを飲み、「あなたは殺せない、でも私は殺せる」と話し出す。
そして次の瞬間、2人の精神は入れ替わる(゚д゚)!
2人が入れ替わったことを他人に話すと永遠に元には戻れないと釘を刺すマーゴ。
入れ替わったことで、マーゴにもチャールトンの姿が見えるように!
ブレイクビルズでは
ブレイクビルズには、バックスが呼び寄せた植物学者のレイがやってくる。
クエンティンの絵を見て、外来種で特別な植物だと口にするレイ。
その後、レイはバックスを眠らせクエンティンの紙を持って逃げようとしているところをアリスに見つかりアリスは応戦。
彼は倒れ、内臓には穴が開き中からは胞子が飛び散る。
すぐに部屋は封鎖。
バックスの話によると、レイの中には宿主と意識を共有する共生植物がいたらしい。
レイが死んだため、宿主を捜して飛び散った胞子は早速学生2人に寄生。
もう既に複数人に拡散している様子。
仕方なく避難し、ヘンリー17(←時間軸17から来たヘンリー)のところへ行くアリスたち。
ヘンリー17から、ピルキン博士と薬を開発したという話を聞き、研究書がある図書室へ。
図書室で本を入手し、寄生された男子生徒一人も実験台にするために確保。
薬を飲ませるとその共生生物は生徒から出て行くが、代わりに胞子を吸い込んだペニーが寄生されてしまい、紙を渡せとアリスに迫る。
生徒を連れて逃げるアリスとバックス。
フィロリーでは(ここではマーゴとエリオットの精神は入れ替わっています)
城が眠りの呪いに襲われたためセブに呼ばれたエリオット(←中身はマーゴ)←眠りの呪いはジュリアの仕業、エリオットが呼ばれるように仕向けた
セブと協力し眠りについた者たちを目覚めさせることに。
チャールトンは、王はエリオットの繊細さが好みだとマーゴに助言。
マーゴも助言に従い王と心を通わせる。
一方ジュリアは、フェンから思いがけない話を聞く。
フィロリーは今、赤猿の月で全てが早く進む状態。
つまりフィロリーにいる限り、ジュリアの妊娠もスピードアップするというのだ。
そしてジョシュと一緒に木を捜しに行ったマーゴ(←中身はエリオット)
置き去りにされ傷ついた話をしようとするジョシュだったが、マーゴは今は話せないから今度にしようと言って時間を稼ごうとする。
マーゴの様子がおかしいことに気付いたジョシュは、真実を話すまでは木には案内しないとストライキ。
結
フィロリーでは、マーゴが王に対して気の毒だと言う感情を抱き始め、なぜテイカーを呼ぶのか疑問に思う。
そして眠っていた者たちを無事に目覚めさせると、エリオットに話がしたいと言う王。
一方で、エリオットは木を捜してくれないジョシュに困り、自分がマーゴだと信じこませるため、酷い言葉を口にして2人の関係を壊してしまう。
しかしマーゴだと信じたジョシュは、目的の木を教え合図を送るようにと指示。
城では2人きりになったエリオットと王だったが、蝋燭の炎の色が変わり木を切ったと言う合図が送られてくる。
ナイフを抜くエリオットを見て、魔法をかけられたのかと言ってエリオットを抑え込む王。
すると次の瞬間、王は後ろからジュリアに剣で貫かれる!
ブレイクビルズでは、飛び散った胞子がペニーだけに寄生されたことに疑問を抱いたアリスがあることに気付く。
寄生されたペニーを呼び出し、内容を教えたら紙を渡すと提案。
すると「世界の種」の栽培方法だというペニー。
魔法の植物有機体で正しく育てれば何にでもなれるという可能性の塊らしい。
それ以上は語らず、部屋を後にしようとするペニーだったが、いきなりガクンと膝を折り動けなくなる。
胞子は大勢に広がるように思えたが、意識を持ち一人に絞っていることに気付いたと話し出すアリス。
人間は一度に多くのことを処理できないから、バックスに宿主を操れない程度の微量の菌をまいてもらっているためもう支配できないと告げる。
ペニーは正気を取り戻し、紙をアリスに返す。
ペニーの記憶はあやふやだったが、膨大な借金があり売るつもりだったと言う。
カップルというとんでもなく恐ろしいパワーと資力を持っている人物が取り立てに来てたらしい。
その紙を探していて、また狙ってくるぞと言うペニー。
フィロリーでは、元に戻ったエリオットとマーゴ。
エリオットはジョシュとの関係を壊したことを謝罪。
そして彼(闇の王)が恋しいというエリオットに、二度と愛が見つからないわけじゃないと言って慰めるマーゴ。
一方城では、セブが息を吹き返すのだった(゚д゚)!
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感想 ~私も闇の王が悪人だとは思えなくなってきた(;´・ω・)~
闇の王を殺すことにし、マーゴの独断で入れ替わったエリオットとマーゴ。ジュリアの妊娠も発覚。一方、ブレイクビルズでも謎の共生生物が現れ、背後にはカップルと言う恐ろしい人物がクエンティンの落書きを狙っていることがわかったけれど・・・
セブは息を吹き返してますやん(゚Д゚;)
木を切り倒せば殺せると言う理論は破綻。
エリオットたちはまだこのことを知らないけれど、こうなったらもうお手上げよね。
セブを殺す方法はない。
それに本当にセブを殺しちゃってもいいのかしら?
金塊と引き換えにテイカーを召喚していたのは事実だけれど、それはセブの本意ではないのかも。
やっぱり亡くなった若い彼氏のことで何か取引でもしたのかな???
何か事情がありそうだし、セブを悪い王だと決めつけるのは早い気がする。
一方、ブレイクビルズで明らかになったカップルという恐ろしい取り立て屋というのも気になる。
クエンティンもどえらい紙切れを残してくれたもんよね。
単なる落書きどころか、その落書きは「世界の種」という可能性の塊だっていうじゃない。
廃棄したほうがいいんじゃない?って思ったけれど、これがフィロリーを救う可能性があることを考えると、やっぱり守るしか道はないのか?
それにアリスが何がなんでも守ろうとする気がする。
そして今回の見どころはというと、入れ替わったエリオットとマーゴ。
マーゴは中身がエリオットでもそんなに変わらなかったけれど、エリオットの中身がマーゴの演技は繊細で素晴らしかった!
完全にスイッチが切り替わり、マーゴっぽさがよく出てた。
もうちょっと見ていたいくらいだったわよ。
ちょっと意外だったのは、ジョシュがちゃんとマーゴじゃないって見抜いたこと。
結果的には、マーゴだと信じ込ませるためにエリオットは酷いことを言って2人の関係を壊しちゃうわけなんだけれど、そこは本当に残念なんだけれど、それでも壊れないエリオットとマーゴの友情は見ていていいなぁと思う。
一方、ジュリアの妊娠もどうなっちゃうんだろうね。
赤猿の月の影響で、あっという間に出産ってことになるのかしら?
でもこのタイミングで妊娠となるときっと何かあるよね。
試練となるのか希望となるのかはわからないけれど、ジュリアにゆっくり考える時間がないことだけは確かなようです。