あらすじネタバレ
前回、ジュリアに後ろから刺された闇の王は息を吹き返し・・・
起
フェンとマーゴは無事に地球へと逃げ帰るが、エリオットとジュリアは闇の王とセンチュリオンに拘束される。
一方ペニーの前には、謎の信号音のせいで一瞬にして姿を消していた女生徒のプラム(チャットウィン家の子孫)が突如として現れる。
消えたのは3週間前だったが、彼女にとってはほんの少し前の出来事だったらしく、窓もドアもない部屋で一人きりだったと言うプラム。
そこでペニーは、調べるためにそこへ行くことを提案。
自力でトラベルしたことがないプラムに相乗りして一緒に行くことに。
そして練習のため部屋の中を移動(トラベル)するが、部屋は部屋でもそこは1998年の過去だった。
そしてアパートでは、アリスがカップルのことを知らないかをケイディに尋ね、ケイディは情報通のヘッジ・ジョージにコンタクトをとる。
待ち合わせ場所は図書館。
そこでは大勢のヘッジが仕事をしていたが、ナイザーランドと正式な魔術に不慣れなため、時々電気が点滅するなど不具合が起こっていることをゼルダから聞く。
ジョージは、ツテがあるから1日待つようにと言い、その間アリスとケイディは毒の部屋での調べ物を引き受ける。
地球でのマーゴとフェン
闇の王が生きていたことを知り、みんなのことを心配するマーゴ。
そして驚くべきことにアパートの寝室にはプロパーがいた(゚Д゚;)
フィロリーのことで何かを伝えようとするプロバーだが発する言葉は意味不明。
フェンによると、「舌ねじり」という虫がいて、頭に入り込んで言葉を不自由にするらしい。
獣医を呼びプロパーを診てもらうと、舌ねじり虫は何千匹もいてプロバーに憑依していると言う。
それを聞いたマーゴは、手っ取り早く後ろから斧(フォアモーストの斧)でプロバーをバッサリ。
プロバーから離れた舌ねじり虫を瓶の中に閉じ込める。
ケガを負ったプロバーは獣医が治療。
過去へトラベルしてしまったペニーとプラム
1998年に来てしまったペニーとプラムは、ヘンリー(まだ学生部長ではないみたい)のところへ。
2人が未来からきたことを見抜いたヘンリーは、タイムブリッジ装置の時間コンパスを外し、これを使えば戻れるだろうと言って渡す。
しかし二人がやってきたのは1920年だった。
2人は、いつも幽界から女生徒のシャワーをのぞき見していたハイメンに接触。(100年後ではペニーと友達←幽霊だけど)
協力しないと変態ゴーストだとみんなにバラすと脅し、図書館に入り込む。
そこで未完のタイムブリッジそっくりなものを見つけた2人は、ここにタイムトラベルしたのは、その時に関連するものを持っていたからだと気付く。
戻るためには2020年のものが必要。
そんな中、トラブル発生。
のぞきがバレたハイメンがブレイクビルズを退学になったのだ。
のぞき見中に体を隠される運命で、未来ではペニーを救うはずなのにこのままではマズい。
そこでペニーはハイメンがのぞきをするように仕向け、その間に自分たちでハイメンの体を隠すことにし、その際「静止チャーム」という着用者の時が止まる懐中時計のようなものをハイメンの身に着ける。←100年後に目覚めたら魂を戻せる
そしてペニーは、2020年から「クエンティン ウェルターズ優勝」と書かれた小さなカードを持ってきたことを思い出す。
フィロリーでは
ジュリアとエリオットは地下牢に入れられていた。
なぜ闇の王が生きているのかを疑問に思う2人。
そしてジュリアのお腹は赤猿の月の影響でかなり大きくなっていた。
そこへ闇の王が現れ、力を借りたいと言う。
その後、闇の王が持ってきた資料を見たジュリアは、それが降霊術であることに気付く。
図書館では
月の件で調べ物をしていたアリスとケイディだったが、電気の供給が乱れアリスが口にしたサンドウィッチは激マズ。
魔術の不具合は地球だけかと思ったと口にするケイディ。
アリスは月をクビにして新しい月を創ろうと言い出し、ケイディは何にでもなる種のことが書いてある本を見つける。
しかし「世界の種」のページが抜け落ちていることに気付くアリス。
カップルの目当てがこのページであることから、アリスは罠ではないかと疑う。
結
アパートではプロバーの意識が回復し話を聞くことに。
何百年かぶりに話をするというプロバーは、闇の王の正体がルパート・チャットウィン(マーティンの兄=ビースト)であることを明かす。
きっかけはビーストになる前のマーティン。
二度と地球に戻されないように、管(くだ)でフィロリーと繋がろうとしていたのはマーティンだったのだ。
ルパートはそれを阻止するために、自分が犠牲となり先に管に繋がったが、それを知ったマーティンは激怒。
兄を殺す代わりに永遠の眠りという呪いをかけたというのが真相。
そして急増した魔力によってルパートは目覚め、連れてきたテイカーを自らが倒し王になったのだ。
フィロリーの木は実は1本で、星と一体化しておりそこに繋がる者(闇の王)を倒すにはフィロリーを破壊するしか方法はないと言う。
彼が邪悪な王になった理由は、眠っている間に愛する男を失ったから。
一方、フィロリーの城では、闇の王とエリオット、ジュリアの3人で降霊術が行われていた。
エリオットの体に降りてきたのはランス・モリソン。
恋人との再会を喜ぶ闇の王。
じきに一緒になれるから扉の前で待てと闇の王が言うと、ランスはエリオットから離れ、エリオットは意識を失うのだった。
そして図書館では、騙されていたことに気付いたアリスの前にジョージが姿を見せる。←ナイザーランドと月は無関係なのに電気の点滅が起きるのはおかしいから
ジョージの正体はカップルだった。
現実で決着を付けようと言って指パッチン。
すると図書館は消え、紙(世界の種のページ)をよこさないとケイディを殺すと脅すカップル。
ペンチを取り出すと、魔術をするのに大事なアリスの指を1本ずつ斬り落とす。
それでも紙を渡さないため、再度ケイディを殺すと脅す。
すると紙は渡すと言うアリス。
一方アパートでは、今後は見聞きしたことを書きまくると言って出て行こうとするプロバーに、マーゴは舌ねじり虫を放ち彼を締め出す。←また喋れなくなった(*`艸´)
そしてプラムとペニーは2020年をイメージしトラベル。
一旦は2020年に戻れたようなのだが、次の瞬間、別の場所へトラベル。
プラムはここが信号音の部屋だと言い、再度トラベルをしようとするが、どこへも行くことは出来ずそこから出られないのだった。
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感想 ~闇の王の正体と純愛、それ叶うの???~
過去へトラベルしてしまったペニーとプラム、マーゴの前にはプロバーが出現、闇の王の正体はルパート・チャットウィンで、闇の王の降霊術に手を貸すエリオットとジュリア。
アリスの前にはカップルが現れるというなんともまぁ目まぐるしい展開。
カップルの件以外は、これまでの物語と接点がありいろいろとつながる部分が多かった。
伏線を回収するとかではなく、土台を生かしてるというか、愛を感じると言うか、確かめようはないけれど、100年前にハイメンの体を隠したのがペニーだったとは( ゚Д゚)
これは鶏が先か卵が先かみたいなことで本当のところはどうなのかしら?
そしてマーゴの前に現れたプロバー。
小児性愛者でマーティンがビーストになるきっかけを生み出した変態!
闇の王の正体がルパートであると明かす語り部としての役割を担っていたわけだけれど、この先、地球でのうのうと暮らそうだなんて甘いんだよ(# ゚Д゚)
そんなのマーゴが許すわけないもんね。
プロパーから舌ねじり虫を追い出した「フォアモーストの斧」もシーズンまたいで大活躍。
確か前シーズンでは、ジュリアから怪物姉を離すためにペニーが使ったんだよね。
その結果、ジュリアは神か人間かの選択を迫られたんだったよなぁ。
でも今回は、相手がプロバーだったし、しかもピンピンしてるし、やっぱりゴキブリ並みの生命力は違うのね。
プロバーには死よりも生き地獄がお似合い。
一方、闇の王を倒す方法はフィロリーの破壊だけ。
シーズン5が始まって突拍子もないようなことばっかりが起きて、ここへきてようやくちょっと道筋が見えてきた・・・!?
闇の王が繋がっている管(くだ)はフィロリーの木。
そしてフィロリーの木というのは実のところ1本しかなく、しかも星と一体化してるというではないか。
眠りの呪いをかけられたルパートが目覚めた理由も、魔力の急増のせいだなんて、ちゃんと物語になっている!
もっと納得できないアレやコレやらが起こるのかと思ってたけど、そんなこともなくやっと物語に少し追いついてきたような気分。
カップルの正体や、信号音の部屋に閉じ込められたペニーとプラムの件など、まだまだ謎は多いけれど、いいタイミングで闇の王の正体がわかって、この先より面白く続きが見れそう。
そして無視することのできない「世界の種」
これがあるから余計にどこへ向かうのかが想像できないし、どこへでも行けるような気がする。
この先に待つのは平和なのか破綻なのか、果たしてどちらなのかしらねぇ。