ご紹介するのはHuluオリジナル作品「君のことだけ見ていたい」
話数：全4話
映画「メタモルフォーゼの縁側」で女子高生（芦田愛菜）と、老婦人（宮本信子）をつなぐBLマンガの実写版。
脚本を手掛けたのは空気階段の水川かたまりさん。
W主演を務めるのは、倉悠貴さんと水沢林太郎さん。
秘めていた想いを告白する朝倉咲良を演じる倉悠貴さんは1999年12月生まれの22歳。
どちらかというと天真爛漫な永瀬佑真を演じる水沢林太郎さんは2003年2月生まれの19歳。
水沢さんは身長が184cmあるということで、2人の身長差も良い感じ。
そして高校生活最後の夏、2人に起こったどか～んとは！
それでは、かんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
小・中・高といつも一緒に過ごしてきた幼なじみの二人、朝倉咲良（倉悠貴）と永瀬佑真（水沢林太郎）。
高校生活最後の夏を迎え、進路の行方も待ったなし。
そして明日から夏休みとなる帰り道、「俺もなんかないかなぁ、夏休み最後だぞ、どか～んと最後にしてぇじゃん」としつこく口にする佑真。
すると、「俺は友達とは思えない、ずっと好きだったから。嫌いになってもいいよ」と言って佑真にそっとキスする咲良。
キスされた佑真は意味もわからず、後日、思い切って咲良にあのキスの意味を確認。
佑真がとまどってることに気付いた咲良は、「あれは冗談だった」と口にする。
それを聞いてホッとする佑真。
けれど、佑真といると自分の気持ちを伝えずにはいられなくなり、素直にずっと好きだったという気持ちを告白。
佑真も咲良のことを意識するようになり・・・
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感想
まるで日常生活を切り取ったかのような作品。
咲良自身も劇中で弾いている、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」が、とても穏やかで、決して急かさずゆったりとした気分にさせてくれるんですよね。
愛を語るにはまだ早く、友達と呼ぶにはプラスαが多すぎる2人。
咲良はずっと佑真を好きだと自覚していて告白するんだけれど、両想いになったからといって劇的に何かが変わるわけでもなく。
そういうところにも好感が持てます。
何ていえばいいのかわからないですが、いろいろと無理がないっていうのかなぁ。
それに考えてみれば急ぐ必要なんて何もないんですよね。
今まで友達として過ごしてきた2人の時間が長かったことを考えると。
そして告白にもいろんな形があると思うのですが、今回は、やっぱ言ってやろう感がでてました(* ´艸｀)
鈍い鈍い佑真を前に、黙っててあげたけれど、もう言っちゃうよって感じの愛おしさが感じられ、その中には相手の反応をみたいというほんの少しの悪意もあって。←悪い意味ではないです
ただ、純粋に知りたかったんだと思います、好きだと告白した時に佑真がどんな顔をするのかを。
私は咲良をみていてそんな風に感じました。
ドラマを観てもらえればわかるのですが、佑真の頭の中は小学生のように本当に天真爛漫。
まだまだガキンチョ。
自由人という言葉がピッタリくるような振る舞いで、その行動を止めるのは無理。
あんなのはホレたもの負け。
負けっていうのはちょっと違うか。
敵わないんだと思います、ああいうタイプには。
ホレてしまった咲良もそれわかってると思うんですよねぇ。
佑真を見つめる瞳がいつだって愛おしさで満ちていました。
彼の存在を目にするだけで幸せな気持ちになるんだろうなぁ。
つい笑顔になっちゃうんだと思う。
逆に佑真は、咲良のことが好きだし大事なんだけれど、まだまだテレがあるように見えますね(〃艸〃)
見つめられるとこっぱずかしいし、大事にするってことがどうすることなのかもよくわかっていない。
それはそれで子供っぽくて微笑ましいからいいのだけれど。
ただ、咲良は振り回されそうですけどね。
そして太陽の眩さがこのドラマにはすごく合っていて、いつか2人が過去を思い出した時、それはきっとキラキラとしたものなんだろうなぁと思わせてくれるものがありました。
気が付けば、私は頬杖ついて口角上げて、最終話のエンディング。
1話が20分くらいなので、あっという間ですね。
そしてそして、W主演のお二人はそれぞれ違った魅力があっていい表情をみせてくれています。
この先の活躍もかなり期待できそう。
余談ですが、この作品を観て、先日観た映画をおススメしたくなりました。
この作品が気に入ったならきっと気に入ってもらえると思うのですが。
それは古川雄輝さん X 竜星涼さん主演のアラサー男子のBL作品
この作品では、竜星涼さんがかなりいい意味で無邪気さを大爆発させています。
興味がある方はぜひ！
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主な出演者
- 朝倉咲良：倉悠貴
- 永瀬佑真：水沢林太郎
- 石野先生：シソンヌ じろう
- 中山先生：片山友希
- ノリオ：櫻井健人
- 吉村さん：石川瑠華
