製作年:2021年
監 督:クリス・マッケイ
あらすじ(ネタバレなし)
サッカーワールドカップが行われていたフィールドに、突如、2051年から武装した部隊がタイムトラベルしてくる。
彼らが現代にやってきた理由は、30年後の未来がエイリアンとの戦争で人類の危機に陥り、敗北が濃厚だったから。
それを阻止すべく助けを求めにやってきたのだ。
早速徴兵が開始され、7日間だけ未来に送られる兵士たち。
7日後に自動的に現代へと転送される仕組みなのだが生存率はかなり低い。
そして妻と幼い娘と暮らす高校教師のダン・フォレスター(クリス・プラット)も徴兵されることになり、未来へと送られたのだったが・・・
感想(ネタバレなし)
ひと言でいうと、とにかくわかりやすい!
「ホワイトスパイク」という凶暴なエイリアンを倒すのがいちばんの目的。
そこに父と子の確執などの親子問題が絡んでくる。
そして30年後に送られたダンの前に、司令官として現れたのが成長した娘のミューリなんだよね。
タイムパラドックスを防ぐため、未来へ送られる兵士の条件は、30年後には既に亡くなっていること。
逆も同様で、未来から助けを求めにやってきた兵士たちも、この時代にはまだ生まれていない。
だから未来に送られた兵士は40代以上が多く、未来からやってきた兵士は若いってことらしい。
何か問題でも!?って感じが恐ろしい。
ストーリーの展開としては特にオォッーと思うようなこともなくB級臭いんだけれど、楽しいかと聞かれると楽しい。
先の展開も割と読めちゃうし、伏線も伏線と呼ぶのが恥ずかしくなるくらいわかりやすいものだったりするけれど、それでも楽しい。
それは主役がクリス・プラットだからっていうのはもちろんある。
そしてその父親役がJ・Kシモンズだからっていうのももちろんある。
でもそれ以上にムダにイヤなヤツが出てこないっていうのがイイ。
未来を救うため、今いる仲間を救うために献身的な素人兵士たち。
肝心の敵であるエイリアンが登場するのは、半分近く映画が進んでからなんだけど、もったいぶって出てきたなぁ、って思っていたら、あっという間にウジャァ~って出てきて、その数とうごめく姿に開いた口を閉じるのを忘れちゃうくらい。
だってあまりにも絶望的なんだもの。
でもこの映画、かなり都合よくできていて、悲劇もあるけど希望もある。
映画だからそれは別にいいんだけれど、もしこれが現実だったら?って考えるとやっぱり恐ろしいの一言なんだよね、今を生きる者として。
未来でエイリアンが人類を滅ぼすのが怖いんじゃない。
その時代をもう既に生きていない人を未来に送り込もうっていう考えが怖い(ll´Д`ll)
それをいい考えだと思ったならばさらに怖い!
もちろん、我が子のため、未来を守るために志願する人はいるだろうとは思うけれど、その気持ちに甘えちゃっていいの?っていう疑問が残っちゃう。
本当にそれでいいのかってね。
娯楽映画だからそんなこと考えちゃう私がどうかしてるのかもしれないけど、素通りできないくらい未来に送られた人は悲惨だった。
とはいえ、映画は十分に私を楽しませてくれました。
予備知識も全く必要なし。
イラつくこともなく、仕事の後に気軽に観れる映画。
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