ご紹介するのは、2022年1月にフジテレビでスタートした月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」
主演の久能整(くのうととのう)を演じるのは菅田将暉さん。
友達も恋人もいない記憶力抜群の淡々としゃべる大学生。
そしてカレーが大好き。
第1話では、いきなり殺人事件の容疑をかけられ警察署で聴取を受けることに。
世の中の常識に疑問を持ち、自分の考えを臆することなく刑事たちの前でも展開。
空気を読まないためウザい面倒なヤツだと思われるのだけれど・・・
それでは、第1話のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
公園で寒河江健(藤枝喜輝)の遺体が発見され、近所に住む大学生の久能整(菅田将暉)に容疑がかかる。
2人が争うのを見たという目撃者がいたのだ。
しかも寒河江と久能は同じ高校出身で同じ大学に通う者同士。
連日、警察署で任意の聴取を受ける久能整だったが、身に覚えがないため事実を並べ理屈をこねくり回しながら否認。
刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)と池本優人(尾上松也)は、次第に整が犯人とは思えなくなるのだが、薮鑑造(遠藤憲一)だけは、久能整が犯人だと決めつけ・・・
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感想
最後の最後でめっちゃ共感してしまいました。
整がバスジャック犯に言った「3時までには終わりますか?」の一言!
その気持ちすっごくわかります。
同じ状況に置かれたら私も言えるかなぁ、とか考えたりして。
ちなみに、私がいつもする妄想の中では、観たいテレビ番組があるのに銀行で強盗に遭うというシチュエーションなんですけどね。
最後の一言で、一気に主人公に親近感がわきましたとも。
そして肝心のドラマですが、整の考え方ならば、確かに「ミステリと言う勿れ」
ミステリと言う言葉は必要ないです。
真実は人の数だけあるのだから、そこには謎なんてひとつもないんだもの。
でもね、みんながみんな、整のように理路整然と考えることが出来ないんですよ。
だから事件が起きるんですよね。
整が容疑をかけられた大学生殺人事件。
ぞこには悲しい真実が隠されていました。
そして犯人に追い打ちをかけるような残酷な真実も。
私はこのドラマ、優しくないなぁ、と思いました。
緩そうな雰囲気を保ちつつ、キュッとしめちゃうんだぁ、ってね。
主人公の整は、友達も恋人もいないらしいけれど、人を受け入れるという余地が少しは残ってるんですよね。
完全に人を締め出したりはしない。
でなきゃペットロスの風呂光聖子(伊藤沙莉)に言葉をかけたりはしないと思う。
本人としては、自分が持つ知識を話しただけで、慰めたつもりはないかもしれないけれど。
私も亡くなったペットのことを思い出してしまいました。
だったらいいな、ってね。
刑事の池本優人(尾上松也)に対してもそう。
出産を控えた妻を気遣うようにと言ってみたり・・・
友達や恋人を必要としていなくても、人との関わりは意識せずとも大事にできているのかも⁉と思いました。
そして人類は、意外と面倒くさいヤツが好きですよね。
公言はしませんが・・・
友達の面倒くさいところ、1つや2つはすぐに思い浮かぶのでは?
そういう自分も面倒くさい人間で、このドラマで言うと、池本優人も間違いなくうるさくて面倒くさい部類だと思ったりもするのです。
そしてドラマとは全然関係ないですが、いや関係なくはないですが、ミスドの「ミステリと言うなカレーパイ」が気になります。
コロッケとメンチカツがあるみたいなんだけど、心はコロッケに傾いています。
第2話の感想はコチラ
ミステリと言う勿れ 第2話 あらすじ感想 整による憑き物落とし⁉ - 夜更けに海外ドラマ
主な出演者
- 久能整:菅田将暉
- 風呂光聖子:伊藤沙莉
- 池本優人:尾上松也
- 青砥成昭:筒井道隆
- 薮鑑造:遠藤憲一