前回のあらすじは・・・
美術館に向かう途中、バスジャックに遭遇した久能整(菅田将暉)。犯人は連続殺人事件の1人目の被害者・犬堂愛珠(白石麻衣)の兄・犬堂ガロとオトヤの兄弟。バスの乗客は整を除き全員が容疑者で、犬堂家の屋敷へ連れていかれる。そして連続殺人犯が誰かわからないままそこへ警察が突入してくるのだったが・・・
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ミステリと言う勿れ 第2話 あらすじ感想 整による憑き物落とし⁉ - 夜更けに海外ドラマ
それでは、第3話のかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
青砥(筒井道隆)や風呂光(伊藤沙莉)がSATを連れて犬堂家の屋敷に突入。
すると犬堂ガロ(久保田悠来)、オトヤ(阿部亮平)兄弟は、素直に自分たちがバスジャック犯だと認める。
そして整は、この中に連続殺人犯がいると言い、犬堂ガロはニセ者で、本物の犬堂ガロは、熊田翔(永山瑛太)であることを暴く。
翔も自分が犬堂ガロであることを認め、共犯の2人はいとこのハヤとオトヤだと告白。
自分は人質となってずっと乗客たちを観察していたのだ。
復讐するつもりはなく、犯人を特定したら警察に通報するつもりだったと言う。
そして推理が始まり、あの日、バスの中で何が起きていたかが明らかになるのだったが・・・
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感想
結局犯人は、運転手の煙草森さん(森下能幸)でしたね。
なんとなくそんな気はしてました。
なので、熊田翔(永山瑛太)の正体が気になってたんですが、彼が本物の犬堂我路だったんですね。
妹の愛珠(白石麻衣)とは、決して仲が良かったわけではなく、むしろその逆。
身体が弱いということもあってかなりのわがままお嬢様っぷりだったようですが、それでもやっぱり愛してる。
だからどうしても犯人を見つけて裁きを受けさせたかったんですね。
けれど犯人があれじゃあね。
煙草森が精神鑑定に持ち込まれそうだとわかると、自分の手で煙草森を葬り去り、ご丁寧に手首をクール便で整に送った。
我路なりの整へのメッセージだったんでしょうか。
そして連続殺人犯だった煙草森ですが、怒られるのがイヤなまま年を重ねただけの中身は子供。
見た目だけは立派な中年男性。
具合が悪かった愛珠がバスで死んでいると誤解したことがこの事件の始まり。
イヤなものは隠してしまえばOKという考えが彼女を土に埋めるという行動に走らせたわけですが、それで終われなかった。
だって埋められた彼女は死んでなかったんだもの。
土から伸びてきた腕に驚きさらに土をかけて上から抑え込んだ。
そしてその時感じた体の震えが気持ち良かったっていうのがなんとも具体的で、不謹慎なのを承知で書くと、知りたいの答えをもらったというか・・・
理解できないしゾッとはするけれど、これが犯人の生の声なんだなぁと感じました。
しかも悪びれる様子もなく、本当に無邪気な子供のように話すんですよね。
たとえ正当な裁きを受けたとしても、彼は苦しむことはなかったんじゃないかなぁって思う。
そして我路は、整のことを的確に観察してました。
理解していたのかどうかは分からないけれど、整の話をウザがらずに聞きたがる男性。
私も知りたいです。
小さい整は誰の気を引きたかったのか。
整が我路に言った「今度、家に遊びにきてくれる?」って言葉にはちょっと驚きました。
仲良くしたい相手とは一気に距離を詰めるんですね。
そして煙草森の手首がクール便で送られてきた後も、我路の手首ではなくホッとし、青砥に我路から連絡があったら知らせるようにと言われても「話したいことがあるからこっそり来ていいよ」と呟いてみたり。
その言葉に、先日、別のドラマで見た人間と悪魔を分けるのは1mmの差だと言っていたのを思い出しました。
整は境界線にいる気がします。
そしてドラマの後半は、我路と我路に協力するいとこ2人、殺された愛珠のお話でしたね。
香川県にあるという漂流郵便局、受け取る人がいない手紙が届く場所だそうですが、愛珠が書いたハガキが届いていると連絡を受けたことで、別の真実が見えてきそうです。
「もうすぐ亡くなるわたしへ」で始まり「私はダメな人間だ、だからゆっくり死んでいく。もしできなかったらジュートに頼もう」で締めくくられていた愛珠のハガキ。
なぜあの日、愛珠は普段は乗らないバスに乗ったのか?
我路がそれを知りたいと思うのはごもっとも。
ジュートの正体も気になります。
そしてそして普段の日常に戻った整は、印象派展に行くために、大阪への新幹線の切符を買ってましたね(* ´艸`)
「買ってしまった」
私もそのセリフ、一人でよく呟きます。
ちなみに「買えばよかった」って時もありますけどね。
ちなみに3日前のお話です。