夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

ミステリと言う勿れ 第7話 あらすじ感想 解放され救われたのは天使のほうかも⁉

前回のあらすじは・・・


世間では連続放火殺人事件が起きていた。事件が起きるのは決まって虐待家庭で、虐待を受けていた子供だけが生き残るのだ。警察は以前、放火の疑いをかけられていた井原香音人(早乙女太一)に疑惑の目を向ける。そんな中、久能整(菅田将暉)は、赤いものをみると頭が痛くなるという下戸陸太(岡山天音)という男性と知り合い、放火があった現場でも彼のことを見かける。その後、病院でクリスマス準備の手伝いがあるからと午後11時に病院の倉庫に下戸に呼び出された整。倉庫では、子供に虐待を加えていた両親が既に拘束されており、整も下戸に襲われるのだったが・・・


前回の感想はコチラ
ミステリと言う勿れ 第6話 あらすじ感想 下戸にハマる整⁉ - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第7話のかんたんなあらすじと感想です。

あらすじ

病院の倉庫で下戸陸太に襲われる久能整だったが、偶然スマホが鳴ったため難を逃れる。

そして形勢は逆転。

赤いものを恐れる下戸に、ホールトマトの缶を武器に炎の天使のところへ案内するようにと迫る整。


一方、放火殺人事件を捜査する青砥成昭(筒井道隆)たちは「炎の天使」というサイトを運営している高校生・鷲見翼(今井悠貴)に会いに行くことに。

実は彼、5年前の放火殺人事件で生き残った子供の一人だったのだ。


そして整はというと、下戸陸太に連れられ彼が先輩と呼ぶ井原香音人がいる家へ。

そこで互いに自己紹介する整と井原香音人だったのだが・・・

スポンサーリンク

 

 

感想

すっかり騙されました!

元刑事・牛田(小日向文世)から始まったオカルト展開はまだ続いていたんですね。

まさか香音人が下戸陸太に殺されていたなんて。

全然そんなことは予想せず、香音人みたいな人イヤだなぁと思いながら観てました。

虐待されていた子供を救ったつもりでいた香音人。

でも真実は・・・

救われてなんていなかった、むしろ苦しんでいたことを鷲見翼から聞かされ天使をやめると口にし涙を流した香音人。

ああ、傷付きやすいナルシストなのかと思い私はさらにげんなり。

でも下戸君にとっては死活問題なんだよね。

香音人が天使をやめるなんてありえない、いや、許さないの境地だったのかも。


香音人が天使をやめる=下戸君にとってはこれまでのことすべてが全否定に繋がる一大事。

これだけでもショックなのに、さらに下戸君を追い詰めたのが真っ赤なリンゴ。

赤いものを見ると頭が痛くなる下戸君のために、決して家に赤いものを持ち込まなかった香音人。

なのに下戸君が家に戻ると、香音人はリンゴの皮をむいていた。

ただただ、下戸君に美味しいアップルパイを食べさせてあげたかった香音人。

しかし思っていたよりも早く下戸君が帰宅したため、リンゴと鉢合わせしちゃったんだよね。


自分はもう捨てられると思った下戸君は香音人をナイフでグサリッ!

もしも2人がただの友達同士だったなら、なんで赤いものがあるねん(# ゚Д゚)!ってことで終わる話だったはず。

でも、下戸君は自分でも気づかないくらい自分の心に追い詰められていたんだよね。

だから香音人を刺してしまった。

その後は、その出来事を封印。

その封印を解いたのが整でした。


今、目の前で起きている出来事をじっと観察している整は、一見、冷ややかな目で下戸君のことを見ているように見える。

けれどそれは間違いで、一生懸命観察して理解しようと考えに考え抜いている最中なんだよね。

そして自分の中で結論が出た時、すっごく哀しそうな目で下戸君のことを見るんだなぁ。

「殺したんですか?」って一言は、下戸君にとってはとても残酷な言葉だけれど、同じくらいそう問われることが彼には必要だったんだと思う。


香音人に捨てられると思った下戸君は彼を刺したわけだけれど、虐待を受けていた当時の下戸君がいちばん恐れていたのも、母親に捨てられることだったのかもしれない。

だから捨てられる前に燃やすという選択をしたのかも。


下戸君は、アップルパイを食べてみたいと整に話していたけれど、それは香音人が美味しいアップルパイを食べさせてあげたかったと言ったからなのか、それともそれより前に香音人にアップルパイを食べてみたいと話していたのか?

終わってみると、確かめようもないことが気になってしまいます。

そして気になるといえば、やたらと下戸君が天使はキレイなんだよって言ってたこと。

けれど、私が天使をキレイだと思ったのは一度だけ。

それは下戸君に刺されて死んでいく姿。

下戸君の目に映る天使がどんな風にキレイだったのかも気になりました。


そしてそして、気になるついでにもう一つ。

「蟻」という漢字。

常用漢字いつ習うチェックをしたところ、小中学校で習わない漢字となっていました。

ちなみに「漢字検定準一級」とのこと。

整は小さいころから賢かったんですね。

声変わりしていないトーンがとっても可愛かったです。

将来は教師を目指しているらしいですが、生徒同士より先にあだ名がつけられそうですね。


第8話の感想はコチラ
ミステリと言う勿れ 第8話 あらすじ感想 何も起こらない・・・はずはないと思う。 - 夜更けに海外ドラマ