あらすじネタバレ
#21 ダレイオスの遁走
アレクサンドロスに和睦を申し入れてくださいと進言するバルシネ。
あの王は常人ではなく、怪物だと言い、民の命を守ることこそが皇帝の大義だと話す。
しかしダレイオスは、手にしていたグラスを投げ捨て、こちらから和睦を申し入れる理由はない、あの王は斬られる運命だと言う。
バルシネがさらに何か言おうとするのを制し、戦場での対決を避け命からがら逃げ去る王は、尊厳をも失うのだと言う。←あなたがね
一方、ハスティはヴィシュッディに剣を向け、お前を送り込んだのはだれだと問い質していた。
知らないと答えるヴィシュッディ。
依頼主も黒幕も知らぬまま送り込まれると言い、プルはパウラヴァの王太子、暗殺を願うのは権力に近い者では?と言う。
誰の陰謀かは知らないが、俺が死ぬのは運命が定めし時のみで、それ以前でもそれ以降でもないと言って、ハスティに剣を下ろさせるプル。
そして家臣にマラヤをパウラヴァへと送るようにと命じる。
ヴィシュッディは、力になりたいと言ってペルシャへの同道を申し出る。
ヴィシュッディを入れて馬で移動する5人。
一方、アレクサンドロスとダレイオスは第2ラウンド開始。
とうとう対峙する二人。
そこでアレクサンドロスは、私はゼウスの子、今を生きる神だと言って、私は今日、貴様の死を定めたと宣言。
そして剣を交え、激しく戦う二人。
アレクサンドロスに追い詰められ絶体絶命のピンチに陥るダレイオス。
しかし、近くに落ちていた長い槍をアレクサンドロスに投げつけ、猛烈な勢いで遁走。
兵がまたがるの馬の後ろに乗り、逃げるダレイオス。
そして逃げ切るために、手綱を引いていた兵を矢で突き刺し、馬から突き落とす。
「逃げたのではない、小休止だ、必ず舞い戻る、再会の時を待て」と言って、森へと逃げ込む(;゚Д゚)
戦場で響くアレクサンドロスコール。
そしてダレイオスの家族がいる宿営地に目を向けるアレクサンドロス。
一方、プルたちもペルシャの街の中へと来ていたのだった。←出で立ちが目立つなぁ
#22 ペルシャを襲う不安
ダレイオスが逃亡し勝利したマケドニア。
へファイスティオンは側近を連れてペルシャの市街地へと入る。
ペルシャの勝利を告げ、マケドニアの旗を掲げるようにと命じる側近。
その様子を隠れて見ているプルたち。
お前たちの王は遁走した。
今日よりアレクサンドロス王の名を称えよと言って、アレクサンドロス王と叫ぶ。
すると一人のペルシャ民が石を投げつけ、それに続き他の民も石を投げつけ始める。
全員斬れと命じる側近。
マケドニア兵による殺戮が始まり、ペルシャ民は逃げ惑う。
一方、宿営地では、ダレイオスに置き去りにされたと聞き、そんなの信じないと言うバルシネ。
しかし、父上は戻らないという王妃。
戦わせたのが間違いだったと言う。
それでも信じないと言うバルシネに、陛下は戦場を去られましたと家臣が告げる。
ペルシャの市街地はマケドニアに掌握されたという。
バルシネに、望みは捨てるようにと言う王妃。
ファルスは殺され、陛下は遠くへ、モーセは消息がないと話し、アレクサンドロスには捕まらないと言って、見つかる前に自害するという。
ショックを受けるバルシネ。
市街地ではマケドニアの旗が掲げられいた。
民たちは次々と殺され、その様子を隠れて見ているプルたち。
アレクサンドロスは、敗者に残虐の限りを尽くすと言い、バルシネを捜そうとする。
途中、妊婦が兵に追い詰められているのを見て、見過ごすことが出来ず妊婦を助ける。←気付かれないようにね
その頃、宿営地では、王妃がバルシネに市内が占拠されたことを理解しろと言っていた。
敵の手中に堕ちる前に、高潔に尊厳ある死を遂げるべきだと諭す。
しかし、自害はしないというバルシネ。
助かる方法を考えようと言うが、王妃は手遅れだと言って、剣を手にする。
その剣を家臣に差し出し、一思いに斬れと命じる。←娘たちが苦しまないように
できないという家臣だったが、王妃は命令だと言って剣を渡す。
一方、市街地は火が放たれプルたちも逃げていた。
途中でヴィシュッディがつまずき、馬の下敷きになりそうになるがプルが助ける。
逃げる民に、王族の宿営地を尋ねるプル。
その頃、バルシネたち母娘3人は、覚悟を決め、家臣に斬られるのを待っていたのだった。
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感想 ~ダレイオスの遁走は期待を裏切らない逃げっぷりだった~
私はダレイオスに謝らなければ・・・
なぜなら、アレクサンドロスと剣を交える度胸はないって思っていたから!
でも剣を交えて戦ったね、結構ガッツリと。
デカい口も叩いたね。
そして素晴らしすぎる往生際の悪さを見せてくれた。
ありがとうやわ。
逃げる時の捨てゼリフもよかったよ。
新喜劇にも負けないセリフ、頂きました。
ダレイオスのおかげで、より一層アレクサンドロスがカッコよく見えたしね。
驚くべきはバルシネや王妃よね。
ダレイオスにはなかった尊厳はちゃんと王妃と王女には備わってた。
わかってたこととはいえ、やっぱり家族を置いて一人で逃げるなんてひどいなぁ。
そしてペルシャの市街地。
ヴィシュッディも仲間に加えてやっとプルたちも参上したけど、「アレクサンドロスは、敗者に残虐の限りを尽くす」だなんてちょっと聞き捨てならないわ。
その通りなんだけれど、プルたちの登場でアレクサンドロスの扱いがどうなるかがちょっと心配。
なんていったって、インド英雄伝だからなぁ。
でも今回のプルたちの目的はあくまで情報収集。
2人の絡みはまだまだ先のお楽しみってことになるのかな?
その前に、シヴダットたちとカタを付けないといけないしね。
だけど同じ画面に二人が収まる姿だけでも拝みたい。
この願いは叶うのかしら?