あらすじネタバレ
#23 アレクサンドロス、ペルシャを制圧する
バルシネたち母娘3人は、覚悟を決め、家臣に斬られるのを待っていた。
しかしその時ナイフが飛んできて家臣の脇腹に突き刺さる。
驚くバルシネたち。
テントの外に映る影を見てプルだと思い駆け出すバルシネ。
だが、テントをナイフで裂き現れたのはアレクサンドロスだった。
苦しんでいる兵に突き刺さったナイフを、足でさらに踏みつけて兵を殺害するアレクサンドロス。
バルシネたちを見渡し、この兵を殺したのは、あなた方を殺すためではない。
あなた方を殺そうとするものからこの私が全力でお守りすると告げる。
そして、他国の王に征服され不安だろうが、御同行を願いたいと言い、ペルシャの民の前で宣明することを求める。
一方、ヴィシュカンニャの森にいたシヴダットは、プルの暗殺が失敗に終わり怒りを露わにしていた。
毒娘に剣を向け、暗殺に失敗したことを責める。
機会をくれたら次は必ず成功させるという毒娘。
しかし、私に斬られる前にお前の育てたヴィシュカンニャを連れてこの地を去れと言って、ヴィシュカンニャを追い払う。
この先どうするのかと聞くカニシカ。
するとこの地のヘビは毒を抜かれているが、そのことを知っているのは我々だけだというシヴダット。
知識はいずれ力となり、情報を十分に持つものがいかなる勝負であろうと先頭に立つと言う。
プルが生きていると言う事実を知るのは我々だけ。
バムニ王にもアンビ王にもダスユにも、プルの消息は届かないと言う。
混迷する状況下で人心を弄ぶのはたやすいこと、心理戦を仕掛けると話す。←悪い顔(〃艸〃)ムフッ
一方、王宮の前で隠れて様子を伺っていたプルたちだったが、とうとう兵に動きが!
兵が掲げた剣のトンネルから、アレクサンドロスが姿を現したのだった。←腿にはダレイオスが放った矢がまだ刺さったまま(* ´艸`)
#24 新たな君主、アレクサンドロス
運命の人物、アレクサンドロスの姿をとうとうとらえたプル。
そしてアレクサンドロスの後に続いて、バルシネたち母娘も王宮から出てくる。
王族が生かされているのには理由があると考えるプル。
アレクサンドロスは3人を連れて市街地へと移動。
そこで市民の虐殺を目にし、もう血を流すなと言って兵を止める。
ペルシャは我が領土だと言い、その者たちはマケドニアの臣民たち、守るのが責務だと言う。
それを聞いていたプルは、無実の人を苦しめ老若男女を問わず殺した後に守護者を名乗るとは、と呟く。
私が居ない間の悲劇を誠に遺憾に思うというアレクサンドロス。
私の敵は王であって民ではない、その最大の証しが王族の保護で、その者たちには相当の処遇を約束すると話す。
今日からバルシネたちはあいつの囚人ということね、というラチ。
プルは、バルシネたちに我々が来たことを知らせなければと言い、アレクサンドロスにも早晩知れるだろうと言う。
アレクサンドロスの演説はまだまだ続き、変わるのは困難だとした上で、ペルシャにはさらなる発展を望むと話し、統治者が変わろうとペルシャは独立国だと告げる。
私はペルシャを勝ち取ってはいない、その一部となったのだと言うアレクサンドロス。
民の支持があれば、私はペルシャを神の地に変える、住む者をいかなる災いにも遭わせないと言う。
その裏で、密やかに作戦を実行するプル。
ラチたちの元に戻ると、戦いに勝ったあやつに贈り物をしたと話す。
そしてアレクサンドロスは、今夜みんなを祝宴に招待すると言い、忘れがたきものになると言う。
その裏で、プルが「始まるぞ!」とラチたちに言うと、街では火の手が上がる。
火の手を確認に行ったヘファイスティオンが手にしていたのは拡大鏡だった。
事故だったというヘファイスティオン。
しかしアレクサンドロスは、人生とは必然ではなく計画だと言い、「陰謀と事故」と呟く。
拡大鏡に気付いたバルシネは、かつてパウラヴァでペルシャの市場が焼かれたのを思い出し、プルが来ていることを確信し微笑む。
ラチもバルシネは気付いたとプルに話していた。
するとアレクサンドロスも気付いたと言うプル。
アレクサンドロスはバルシネの表情が変わったことに気付いていた。
一方、パウラヴァの議事堂では、アレクサンドロスの脅威を何度も知らせたにも関わらず、マガダ王からの返事がないことに、バムニ王が我慢の限界だと言い、明らかに協力する気がないとアンビ王とダスユ王に話していた。
マガダの軍は今インドで最強だから、是が非でも協力させたいと言うアンビ王。
そんな中、扉の方を見つめるシヴダット。
その理由を聞くカニシカ。
シヴダットは、まもなくわかるから辛坊しろと言うのだった。
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感想 ~シヴダットのプルに対する憎しみは絶好調~
すっかりシヴダットの表情が昔の悪人顔に戻っていて嬉しい(〃艸〃)ムフッ
その血走った眼をどれだけ待っていたことか!
バムニ王が待ち望むマガダからの連絡がないのは、何か作戦を実行中だからだよね。
ヴィシュカンニャの森でカニシカに話していた通り、情報操作をしたのかな?
ヘビの毒のたとえ、ちょっとわかりにくかったよ。
いずれにせよ、以前アヌスヤを憎んでいた時のような情熱は完全復活やね。
それでこそシヴダット!
扉の方を見つめていたけれど一体何を待ってるのかな?
そしてまたしてもバムニ王は欺かれちゃうのね。
バムニ王は賢くて偉大な王だという触れ込みなのに、兄と息子のことは全然理解していないよね。
そのおかげでドラマは盛り上がっちゃうんだけど(* ´艸`)クスクス
一方、アレクサンドロスってばますますカッコよくなってる。
男前度は上昇中!
アレクサンドロスに捕らえられて何が不満なの?ってバルシネに言いたくなるくらい。
私、完全にアレクサンドロス派だわ。
プルとラチのアレクサンドロスの悪口トークにちょっとムカッとしちゃう。
プルはバルシネを救出するつもりのようだけど、逆にバルシネに助けられる展開になりそうな予感。
いずれにせよ、2人が戦うのはまだ先のお話。
いよいよ面白しくなってきましたよ(〃艸〃)ムフッ