あらすじネタバレ
#29 プル、バルシネと再会する
ダレイオスへの書状をしたため満足したアレクサンドロスは、バルシネたちを伴い宴へと戻ろうとする。
しかしその前に気になることがあったといって窓の方へ。
窓の外にプルたちの姿はなかったが、2人の足跡が残っていることに気付く。
パウラヴァでは、カニシカがプルへの怒りに震えていた。←丸い大きな鏡の前でね
ターバンを投げ捨て、プルのせいで全てを失ったとシヴダットに怒りをぶちまける。←鏡まで割る
陛下はプルの帰還を待つだろうが、そなたが王位継承者となるというシヴダット。
妙案があると言い、我々が行うべきは陛下の自覚を促すことだと言う。
駆け引きをして父上の感情を揺さぶれ、そなたは必ず王太子になっていると言ってターバンを巻いてあげる。
そしてペルシャでは、プルたちがマケドニアの武器を見ていた。
バルシネに支援者がいることに気付かれたため、早急にアレクサンドロスの戦術や戦法を知る必要があるというプル。
見たこともない鉄の矢じりを見て、国に帰還後は同様の矢を作らせ、兵を鍛錬し戦に備えなければならないと言う。
するとラチが、ダレイオスの射手はこの武具で殺されたと言ってそれを見せる。←訓練中の兵の目を盗みくすねた
それにマケドニア兵は甲冑をつけていなかったという。
アレクサンドロス軍は重装備をしていないから機動力が高いと推測するプル。
そして最強の武器は王の明敏な頭脳だとし、常に一歩先を行かねばならないと言う。
その第一歩として船の数を調べ、インドに向かう兵を最小限にとどめるべく作戦を立てようとする。
しかしその矢先、ペルシャ兵に拘束されてしまう。
理由はアレクサンドロスが通るため、歓迎するのに大勢の市民が集められたのだ。
アレクサンドロスがここを通るのは、バルシネの支援者捜しだと言うプル。
近い将来、我々の運命は交差する、その運命の相手と顔を合わせるという。
その頃アレクサンドロスは、バルシネを伴い歩いていた。
なぜ部屋の窓が一つだけ開いていたのかを追及するアレクサンドロス。
妹が倒れて動転していただけだというバルシネ。
するとアレクサンドロスは、隠し事などできると思うな、私の目は欺けはしないと言う。
今夜の出来事を見て、父上を追放したインドの人物についてそなたは話すであろうと告げる。
そしてバルシネを伴い、アレクサンドロスがとうとう姿を現す。
壇上の玉座に座るアレクサンドロス。
その横に立っているバルシネ。
視線の先にはプルの姿。
そのバルシネの視線の先を追う、アレクサンドロスなのだった。
#30 恐怖の新皇帝
ペルシャの民を前にして、アレクサンドロスのことを現人神だと紹介するヘファイスティオン。
民は残らず足に口づけをして敬意を示せと言う。
プルは、力の誇示が目的ではなく、バルシネの反応を見て支援者を突き止めたいのだと推測。
ヘファイスティオンは、いかなるものも口づけのあいさつを拒む者は斬首とすると言い、民は言われた通り順に挨拶を始める。
しかし一人の子供が親にごねる。←旨そうな肉付きの子供
アレクサンドロスに対し、神様なんかじゃない、あんなひどい人に頭を下げるもんかと侮辱。
すると兵に捕らえられる子供。
口づけを拒むかと聞くアレクサンドロス。←ドSが匂う(〃艸〃)
子供は泣き、助けを求める母親。
一方、パウラヴァではバムニ王が議事堂で民の相談事を聞いていた。
金細工師だというその民は、息子二人と小さな店を営んでると言う。
しかし長男がマガダに商いにでかけたきり消息が不明。←シヴダットの作戦ってこれなのね
長男が戻ると信じているが、身内や知人からは次男に店を継がせよと勧められている。
私の身体は弱っているし、私の身に何かあればとみんなが案じていると言うのだ。
家業は長男に継がせたいが、次男も次ぎたいといっているがどうすればよいかとバムニ王に助言を求める。
バムニ王はその苦しみはよくわかると言って、店は次男に任せて、長男が戻ればその時に継がせればよいという。
そなたの責務は長男のみならず他の家族や家業にもあるはずだと助言。
すると、長男が戻ってきたら?と聞く民。
縁起でもないがそなたの身に何か起これば誰が家族の身を守るのだ?と問うバムニ王。←自分にも当てはめて考え込んでしまったみたいやね
シヴダットは、私の放った矢が的中したとカニシカに話していた。←確かに!
そしてペルシャでは、子供の首が刎ねられようとしていた。
おやめくださいと懇願するバルシネ。
しかしアレクサンドロスは両親の前で始末しろと命じる。
子供に剣を振り下ろそうとするヘファイスティオン。
するとそこへプルが現れ子供を助ける。
ヘファイスティオンの首を片手で締め上げるプル。
そして玉座にいるアレクサンドロスとバチバチに視線をかわす。←久々のポロスのテーマ曲
次々と兵がプルに襲い掛かるがそれを退け、ヘファイスティオンを投げ飛ばすプル。
拍手する子豚、ではなく子供。
だけど最後はたくさんの兵に取り囲まれてしまう。
命を持って無礼を詫びるがよいというヘファイスティオン。
「20の兵を率いて獅子1頭を囲むのは容易だ、1人では心もとないか?臆病者」というプル。
そしてヘファイスティオンが剣を振り上げると、アレクサンドロスがそれを制するのだった。
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感想 ~やっとこの時が来たよ~
やっとアレクサンドロスとプルの視線が交錯した!
待ってたよ、この時を。
きみまろじゃないけど「お待たせし過ぎたかもしれません」の一言が欲しいくらいよ。
そしてアレクサンドロスが黙ってるときは、ヘファイスティオンにドSが発動するシステムなんやね。←いつもと一味違う
でも黙っていてもその表情がドSを纏っているアレクサンドロス。
そういうところすごく好き(〃艸〃)ムフッ
そしてプルも認めるその頭脳。
やっぱりアレクサンドロスは素敵だわぁ。
今回は子豚のような子供の無礼のおかげで、プルがアレクサンドロスの前に参上した。
これもアレクサンドロスの作戦勝ち!
炙り出し大成功ってとこかな。
でもやっぱり子供のことを助けたかぁ~って感はある。
見捨てたらプルらしくないもんね。
でも使命を担ったパウラヴァの王太子としては、問題ありじゃない?
結局、予告編では檻の中だったけど・・・
そしてヘファイスティオンが一発目プルに殴られたとき、アレクサンドロスがガバッって立ち上がったよね。
それ頂きました!
そういうの好き好き。
それでいてグッと堪えて様子を見るっていうのもよかったよ。
ここからアレクサンドロスとポロスの長い戦いが始まるかと思うと楽しみしかない!
一方、パウラヴァではシヴダットの作戦がラジオのお悩み相談室みたいになってたね。
しかもバムニ王の心にグサッと刺さってたよ。
自らが民に対してする助言に、自分がハッとしてしまってたよね。
時々バムニ王の聡明さを疑いたくなる私。
シヴダットの作戦も奇抜なものではなく、結構まっとうで心を揺さぶるものでビックリした。
ところであの相談者が仕込みであることは間違いないだろうけれど、語った話は真実だったのか否か?
ちょっと気になっちゃうわ。
そしてバムニ王は、連絡のないプルのこと待ち続けるのか、それともカニシカを王太子に指名するのか。
たぶん待つと思うけれど、どうやろうなぁ?
シヴダットが策を巡らせるのはいいんだけれど、でもまだちょっと大人しすぎる!
アヌスヤに敵意むき出しだったころが懐かしいな。