あらすじネタバレ
#37 決して望みを捨てない
パウラヴァでは、カニシカの灌頂式が粛々と進む一方で、マラヤと逃げていたアヌスヤはとうとうシヴダットと対峙する。
アヌスヤのことをタクシラの王女と呼び、プルではなくカニシカに王太子になってもらいたいというシヴダット。
始めて会った時のアンビ王からの屈辱は忘れていないと言って、命が惜しくば童子を置いて行けと言う。
しかしアヌスヤは立ち向かい、この子は今日、国王陛下に謁見し、国王は真実を知ることになるという。
そして剣を交える二人。
アヌスヤはシヴダットの足を斬りつけ、マラヤと逃げる。
一方、ペルシャでは、民たちがバルシネに置いていかないで下さいと懇願していた。
するとアレクサンドロスが、王女はそなたらの命などなんとも思わぬ、王女はダレイオスの子、必ずや逃げると煽る。
それを聞いたバルシネは、私はペルシャを去らぬと言い、ポロスに対しては助力に感謝すると伝える。
王妃もここにとどまると宣言。
そしてアレクサンドロスは、私は敗北を勝利にしたとポロスに告げ、降伏するようにと迫る。
しかしインド人は降伏しないというプル。
パウラヴァでは、灌頂式が佳境を迎え、カニシカにターバンをまくバムニ王。←でも心の内はプルのことで頭がいっぱい
そしてカニシカに王剣を渡し、王位継承者と宣言しようとしたその時、アヌスヤがマラヤを連れて議事堂へと入ってくる。←血がベットリの剣を手にして
何があったのかを聞くバムニ王。
そこに凄い形相のシヴダットも現れる。
シヴダットは私とこの童子を殺しに来た、真相はこの子が話すというアヌスヤ。
するとマラヤが村が襲われたところから洗いざらい話す。←子供には荷が重くない?
一方、ペルシャでは、ラチたちが闘技場に複数の爆弾を投げ込み、人々は混乱。
プルは、対面はここで終わりだ、俺の母国で再会したなら空手で逃げる覚悟をするが良いと言って、逃げる。
アレクサンドロスにあやつを殺せと命じるオリュンピアス王妃。
そして馬に跨りプルを追うアレクサンドロスなのだった。←これがまたカッコイイ
#38 風向逆転
全てはシヴダットの謀略だと知ったバムニ王は、カニシカを呼び、プル殺害の謀略と生存の事実に関わっていたかどうかを問い質す。
何も知らなかったというカニシカ。←信じるバムニ王
バムニ王は、兄上はまたしても私の信頼を踏みにじったと言い、卑劣だと言及。
前回は投獄にとどめたが、今回はいかなる厳罰でも拭いきれないと話す。
一方、ペルシャでは、街中を火の海にして逃げるプルたち。
ヘファイスティオンは、兵たちに捜して殺せと命じるが、アレクサンドロスはそれを制し、「あやつの相手は私だ、獲物はこの手で仕留める。生かしておけ」という。
そして囲まれたプルたちは別々に別れて逃げることに。
その後、林で合流。
逃げ切ったかに思われたが、アレクサンドロスが大勢の兵を引き連れて現れる。
囲まれるプルたち5人。
パウラヴァでは、バムニ王が、シヴダットを国賊だとみなすと宣言していた。
そして罰として、パウラヴァ国民の前での絞首刑を言い渡し、用意が整うまでシヴダットを投獄せよと命じる。
しかし従わない兵たち。←全員がね
すると邪悪に微笑むシヴダット。
弟の有能さを認めたから、兄である自分が王権をお前に譲り、お前の盾となってこれまで生きていた。
しかしアヌスヤが現れ、お前は私の忠誠を忘れた、ついには投獄までという。
そして、人を強くするのは忠誠ではない、忠誠の末に得る力。
パウラヴァ軍はお前のではなく、私の命令に従う、と言うと、パウラヴァ国王の地位をお前から剥奪すると宣言。
今後一切パウラヴァの国事は私が仕切るという。
そして前国王とその妃を捕らえよと兵に命じる。
するとバムニ王は、私は戦士だと言って剣を取り、命を尽くして戦うと宣戦布告。
アヌスヤも剣を取り自分も戦うと続く。
襲い来る兵たちを次々と倒していく二人。
そしてとうとうシヴダットと剣を交えるバムニなのだった。
スポンサーリンク
感想 ~シヴダットの気持ちもわかる(;´・ω・)~
パウラヴァはいい感じで盛り上がってきたけれど、それは本当に喜ばしいんだけれど、なんでいちばんいいところは予告編でやっちゃうかなぁ。
それが不思議なんだよね。
そしてバムニ王、誰も支持してくれる兵がいないなんて、一国の王としてどうなの?
残念ながらリプダマンに代わるような部下を得ることはできなかったってことよね。
私はね、バムニ王が悪いと思う。
反乱を起こしたのはシヴダットだけれど、シヴダットをそんな風にしたのはバムニ王やと思うねんな。
いきなりプルを王太子に指名したり、カディカ王妃やカニシカのこと、常に眼中になかったよね。
アヌスヤとプルが現れた途端、あからさま過ぎるその態度。
2人に気を取られ過ぎて、まわりで起きている異変に気付かなかった?
だとしたらやっぱり王としては失格。
公明正大であろうとして立派なのかもしれないけれど、それじゃあダメ。
守れるものも守れない。
兄弟なのに、シヴダットのことを全然わかってない。
アンビ王に受けた侮辱、シヴダットが忘れるわけないじゃない。
そう考えると、アンビ王はほんまに罪なことしたと思うわぁ。
今頃タクシラ国で高笑いしてるかも(。-`ω-)
それに私はどうしてもシヴダットのことを嫌いにはなれないのよね。
愛国心もあるし、弟を想う気持ちもあった。
弟のことを認め、王にもした。
なのに・・・
バムニ王はいろんなことを怠り過ぎたんだと思う。
プルも前に責めてたよね、リプダマンの死を聞いた時に家族の消息を確かめなかったことやアヌスヤの消息を確かめなかったこと。
それと同じようなことなんだと思う。
王としての配慮に欠ける!
治ってないやん。
シヴダットにここまでの行動を起こさせたのはやっぱりバムニ王やな。
アヌスヤのことは憎いかもしれないけど、アヌスヤのせいではない。
一方、ペルシャでは、バルシネ母娘をとどめておくことに成功したアレクサンドロス。
だけど、プルは闘技場からまんまと逃げだしてしまった。
プルはさんざんアレクサンドロスに悪口言ったけど、そんなにアレクサンドロス悪い?
そういう自分だって闘技場に爆弾を投げ入れさせて、ペルシャの町の中を火の海にして逃げてるやん。
これまでも結構いろいろ暗殺だってしてるよね、見張ってただけの兵とか。
なのに自分だけが正義の味方みたいな言い方してさ(¬з¬)ブゥ
私はやっぱりどうしてもアレクサンドロスの味方をしてしまうわぁ。
今回の私的プルの功績は逃げ出したこと。
プルが逃げ出したことで、オリュンピアス王妃がアレクサンドロスに殺せ、って命じるところが見れたし、馬で追うアレクサンドロスも見れたし・・・
それがまた格好いいんよね(〃艸〃)ムフッ
甲冑じゃなくて、ペルシャの衣装でっていうのもなかなかイイ(・∀・)
林で完全に包囲されてしまったプルたちだけれど、やっぱり犠牲者が出そうな気がする。
今となってはハスティのことが心配で仕方ない私・・・・
あんなにイライラさせられたのになぁ。
プリタの気持ちがちょっとわかるからやっぱり無事を祈ってしまう。
それにアレクサンドロスが一人も仕留めないっていうのはあり得へんやろ?っていうのもあるし、5人とも取り逃がすところも見たくない。
ちょっとジレンマを感じちゃうわ。