あらすじネタバレ
#43 獄中の二人
ロクサネと共に宿営地に姿を見せたダレイオス。
父親の為に泣くアヌスヤに、間もなく愛するポロスの首もそなたに送ると告げる。
そしてロクサネに対しては、敵からの贈り物が意味するのは、和睦の申し出とし、それが王の望みならここに招いて対面したいという。
するとロクサネは、王は宮殿で対面を願っていると言い、あなたはアジアの王、世界の覇者となるお方、都の外で野営など不相応。
バクトリアが歓待しますと言う。←満足そうなオリュンピアス王妃。
条件があるというアレクサンドロス。
ロクサネにそなたの顔が見たいと言い、ロクサネはヴェールを取る。←なんか知らんけど今日のアレクサンドロスはいつもよりカッコええなぁ(薄暗いから?)
何も言わずにロクサネを見つめ、ロクサネも何も言わずに去って行く。
その後ろ姿を黙って見送るアレクサンドロス。
一方、パウラヴァでは、カディカ王妃が誉め言葉を使いながら、嫌味たっぷりにカニシカがバムニを王の座から追放したことを咎めていた。
良心が悼まぬのかというカディカ王妃に、あなたの夫ではなく今は私が王だというカニシカ。←カディカ王妃の周りを兵が取り囲む!
私を怒らせたら夫のいる牢に送ると警告する。
そこへシヴダットがやってきて、我々が考えるべきは前王の処遇だと言う。
その頃プルは海の上。
激しい嵐の中、パウラヴァへと急いでいた。
何か悪いことが起こる予感がするといい、なんとしても暁までに戻らねばと口にする。
そしてパウラヴァの地下牢では、バムニが自分を責めていた。
自分の腕を壁に打ち付け、私は罰を受けて当然、罰を受けるべきだと言う。
どうかおやめくださいと言うアヌスヤ。←隣の牢から
そなたに幸福を与えるのが私の務めなのに、それを果たせなかったと言って、自分を責める。
アヌスヤは、自虐の言葉を連ねるバムニに、私は神に感謝している、あなたと過ごす一瞬一瞬が私に与えるのは、限りない喜びだという。
高潔な心を持つ愛しき夫を私は得たのだと。
そして壁越しに手を合わせる二人←もちろん姿は見えない
一方、シヴダットはこの布告書に国璽をと言って、カニシカに差し出す。
必要なのですか?と聞くカニシカに必要だと言い、実行は明日だという。
手を合わせおやめくださいと懇願するカディカ王妃。
それを黙れと一喝するシヴダット。
そしてカニシカは布告書に国璽を押すのだった。
#44 アレクサンドロス、バクトリアを訪れる
宮殿を訪れたアレクサンドロスを歓迎するベッソス王。→ベッソス王は派手やね
祝宴が開かれる中、アレクサンドロスはこの祝宴には何かが足りないと言って、ベッソス王の胸に剣を投げつける。
驚くロクサネ。
そして苦しむベッソスに向かって、忠誠と裏切りの違いもわからないものと講和は結べない、友を殺した友人がいつ私を襲うかわからない、我が軍に裏切者は無用だと言うと、ベッソス王は絶命。
オクシュアルテスに近付くと、彼をバクトリア王に任命し、そなたは私の傀儡だ、今夜の宴は新王オクシュアルテスを祝うものだと宣言する。
そして何事もなかったように祝宴は再開。
その後、一人涙を流すロクサネに近付くアレクサンドロス。
父上がバクトリア王になった、そなたは王女だ、喜ぶべきだと言う。
しかしロクサネは、先王の死を祝う気にはなれないと言い、宴に参加できないことの許しを請う。
世の中の行いには良き面とあしき面もあり、そして例外なく行いの報いを受ける、ベッソス王は死で報いたというアレクサンドロス。
ロクサネは、庇護下のダレイオスを殺した私も同じく罪深いと言い、何を言われても死を祝うことを良心が拒むと言って去ろうとする。
その手を掴むアレクサンドロス。
そしてそなたの良心に興味はない、私の妃にならぬか?と尋ねる。
ロクサネは、敬愛する先王を血染めになさったお方と契りは結べないと許しを請う。
そう言われ手を放すアレクサンドロス。
去って行くロクサネ。
一方、パウラヴァでは、議事堂にアヌスヤとバムニが引っ立てられていた。
臣民を証人として新王が裁きを下すと言うカニシカ。
罪を認めるかとバムニに問う。
認めると言うバムニ。
自ら招いたこと、裁きを受けるという。
兄を信頼し、息子を信頼した。
良き父ではなかった←カニシカにとってはそうだったかもね
庭の木が育たぬのは庭師の責任だ、植え方を間違えたのだという。←子育て失敗認める
大切なことを教え損ねたと。
そして最後に、正しき裁きを下すことを切に願うと言うと、玉座のカニシカも涙を流していた。
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感想 ~バムニに同情はしない~
ダレイオスが死に、バクトリアはかなりスピード感のある展開。
ベッソス王も宴でアレクサンドロスの的になり絶命。
あとはロクサネに妃になることを承諾させるだけかな?
アレクサンドロス、バルシネにはドS対応なのに、ロクサネに対しては偉い違うやないかい。
そのバルシネもダレイオスの死に涙を流してた。
家族を置いて逃げたダレイオスのためにね。
こっちの子育ては成功やね。
一方、パウラヴァでは、バムニを牢に入れたことをカディカ王妃が責めてたよ。
でもカニシカがあんな風に育ってしまったのは、全面的にバムニのせいだと私は思うな。
そして牢にいながらも気遣うのはアヌスヤのことばっかり。
そなたに幸福を与えるのが私の務め、ってどういうことやねん。
その中にカディカ王妃やカニシカ、シヴダットは含まれてないのか?
聡明だの高潔だの立派な王だと言われてるけど、単なるダメ親やないか。
シヴダットやカニシカが裏切るのは、バムニの態度が不安を与えたからじゃないのか?
カディカ王妃のことを想うと私はバムニに腹が立つ!
アヌスヤの前ではヘラヘラな顔をしてたけど、カディカ王妃の前でそんな顔してるの見たことがない。
しかもデレデレしてさー(¬з¬)ブゥ
それを見せられるカニシカの気持ちを考えたことなんてきっとないんやろうな。
書いてるだけでバムニへの怒りが沸々と湧いてくる!
もし自分の母親がカディカ王妃だったらって考えるとムカムカしかない。
子供はそういうの敏感やからね。
大人とか子供とか関係ないと思うわ。
そして追い打ちをかけるようにさらに腹が立ったのは、議事堂での申し立て。
確かにカニシカたちのことを大事にしてたのかもしれない。
でもね、プルとアヌスヤが現れて自らそれを台無しにした。
プルが初めてパウラヴァへ来た時のこと、その時はカニシカの血を見て何が何でもプルを捕まえろって怒ってた。←かすり傷みたいなもんやったけどね
いかにカニシカが甘やかされ、自分の思い通りに育てられたかっていうのを見せられた。
あの時のバムニにとっては一番大切なのは間違いなくカニシカだったのに・・・
プルとアヌスヤに取られたって思うよね。
やり場のない思いは欲しいものを力尽くで奪うしか癒やすことができなかったんだと思うな。
カニシカは卑怯で嫌なヤツだけど、まだまだ中身が子供。
あんまり責める気にはなれない。
思い起こせば思い起こすほどバムニはデリカシーがなかった。
プルはリプダマンに育てられて正解やったね。
予告編では処刑前に間に合っていたけれど、どう決着をつけるのやら。
そして予告編と言えば、チャーナキヤ登場の予告編。
何が気になるってあの音楽が気になるねん!
もっと普通にスマートにっていう考えは全くなかったんやね。
本編では、どんな風に登場するのか俄然気になってきましたよ(* ´艸`)