あらすじネタバレ
#45 玉座を追われた王
パウラヴァでは、バムニの心情を聞き、議事堂にいたみんなは涙を流す。
そして嫌な流れを察知したシヴダットは、カニシカよりも先に口を開き、言葉巧みにカニシカを自分の思い通りに誘導しようとする。
父上が自由になれば必ず復権するはず、プルが帰国すれば王位継承権も奪われるだろうとカニシカの不安を煽る。
すると今度はアヌスヤが、恥を知るがいいと口を出す。←やっぱり黙ってはいられなかった
陛下の苦悩が偽りなら、列席のみんなの目に涙が光るはずがないと言い、見つめ合う二人。←その見つめ合いが癪に障るねん
そしてその昔、あなたは夫と妻を引き裂いた、次は父と息子の絆を壊すのですか、ならば国賊は我らではないあなただと言う。
すると、宰相への侮辱は許さぬ、そなたこそ諸悪の根源だと言うカニシカ。←そうやね
アヌスヤは、私はいかなる罰も受けるが父上は解放をと願い出る。
しかし今度は、バムニがどんな結末も共に引き受けようと言って、手を握り合う二人。←恋人つなぎで・・・だからそういうのがよくないのよ
カニシカに、急いで兵に下命しなさいというアヌスヤ。
でないと、息子が到着すれば事は遂げられないから。←脅してんのか?
そう言って、両手を取り合って見つめ合う二人。←だからそれがよくないって
即刻両名を処刑せよと命じるカニシカ。
そこへプルが現れ、兵が振り上げた剣をその手でつかむ。←どうやって湧いた?
弟と思いこれまで許してきたが、臣民の前でお前にふさわしき罰を与えてやると言うプル。
シヴダットはそやつを斬り捨てろと命じる。
一方、バクトリアでは、アレクサンドロスがオクシュアルテスに王冠を載せ、オクシュアルテス王万歳コールが響く。
インドへ立つ私の代わりに支配を行き渡らせよと命じるアレクサンドロス。
そして我々の関係をさらに強化するために、ロクサネを我が妻にしたいと申し出る。
とまどうオクシュアルテス。
それを察したロクサネは、お受けしますと返事をし、バクトリアの名誉ですという。
婚儀は今夜だというアレクサンドロス。
そしてパウラヴァでは、ラチたちも加勢。
プルはカニシカの方へと向かい、カニシカも剣を抜きプルの方へと向かっていく。
対峙する二人。
また私の道を阻むのかというカニシカに、正しき道を示すというプル。
今日はお前に生涯忘れない報いを受けさせてやると言うのだった。
#46 家族の不和
プルはカニシカを追い詰めコテンパンにやっつける。←お仕置きやね。
バムニほどの王に恵まれながら愚かに育ったものだと侮辱。
知恵に見放されたお前は、早晩に死ぬと告げる。
一方で、とうとう対峙する因縁の二人、アヌスヤとシヴダット。
アヌスヤは、そなたの命は私が奪う、怒れる女を見るがよいと言い、2人は激しく剣を交える。
そして、シヴダットの剣を弾き飛ばしたアヌスヤ。
自らも剣を手放し、手枷に使われていた鎖を使ってシヴダットを痛めつける。
玉座の前では、倒れ込むカニシカを起こすバムニ。
そなたの夢を叶えてやろうと言って、カニシカを玉座へと放り投げる。
玉座が敬うのは価値のある者だけ、お前が王の器であるか否かは玉座が判断すると言う。
涙を流しそれを見ているカディカ王妃。
一方、アヌスヤに追い詰められたシヴダット。
アヌスヤが手枷を振り上げると、もう分かったと言って許しを請う。
しかし、許してはならぬというバムニ。
恩を仇で返す者は生かす価値もない、その者を殺し誓いを果たすのだとアヌスヤに命じる。
剣を手にするアヌスヤ。
しかし、シヴダットの抵抗に遭い、逆にアヌスヤは人質に取られてしまう。
プルもカニシカを人質に取り、シヴダットを脅すが、アヌスヤを解放しても貴様は私を討つというシヴダット。←そうやね
アヌスヤを殺し望みを叶えてみせるという。
すると、そこまでだというバムニ。
アヌスヤを放せと言って近付くバムニに、シヴダットは剣を突き刺す。
お前などこうしてやると言って、もう一度刺すシヴダット。
倒れるバムニに駆け寄るアヌスヤ。
しかしすぐにシヴダットに引き離される。
母上を放さねばカニシカを斬るというプル。
貴様の弱点は私の手中にあるというシヴダット。
アヌスヤは、私のことはいいから、父上を早く助けなさいと命じる。
そしてバムニを運び出すハスティとアンビ王子。
プルは、必ず助けに戻ると言って、議事堂を後にする。
一方、バクトリアでは、アレクサンドロスとロクサネの婚儀が行われていた。←派手な衣装のアレクサンドロス
オリュンピアス王妃は、バクトリアで休息しては?と提案するが、アレクサンドロスは、休息をとるのは目的達成を諦めた者だと言う。
そして、かの地にこのシカンダル(大帝)の宿敵がいると言うのだった。
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感想 ~シヴダット劇場の行く末は?~
とにかく、シヴダットの顔芸が凄かった。
バムニの話に議事堂がしんみりする中、すばやく顔芸で計算をするシヴダット。
アヌスヤと対峙した時も顔芸が止まらない。
この先プルがシヴダットを許すはずがないからこれで見納めなのかなぁ、と思うとやっぱりちょっと寂しい。
バムニは最後シヴダットに刺されたけれど、それでも私はシヴダットを庇う。
それはこの事態を招いたのはバムニだと思うから。
そしてアヌスヤのエゴと驕り。
シヴダットにとどめを刺すチャンスがあったのに、すぐに刺さずに自分の強さを見せようとした。
あの時に、とどめを刺していればバムニは刺されずに済んだ。
それにあの時シヴダットにとどめを刺すことこそが慈悲だったと思う。
でも慈悲をかけなかった。
それは自分の方が上だと強さを見せるため。
でもその代償にバムニは刺されてしまった。
そして何より、シヴダットに最後の抵抗をさせてしまったのは、バムニの言葉だと思う。
バムニが言葉で追い打ちをかけた。
王としては凄いお人やったのかも知れないけど、いちばん身近な家族のことは全然理解できていなかった。
カニシカを責める権利もないと思う。
だってバムニはカニシカに対して、説明責任を果たしていなかったから。
見たいものだけを見て、見たくないものは見なかっただけ。
バムニはズルい。
そして処刑寸前でさえ、アヌスヤへの気遣いしか見せない。
それを見せられるカニシカ・・・
面白くないよね。
私なら面白くない。
すぐそばに自分の母親もいるのに。
急に現れた人物に自分のものだと思っていたものを掻っ攫われたらそれも絶対に面白くない。
だからアヌスヤとプルの味方をする気にイマイチなれないんだよなぁ。
カニシカがいくら嫌なヤツでもね。
一方、バクトリアのアレクサンドロスは、ロクサネを妃に迎えることもできて絶好調やね。
でもそのやり口は、バルシネがカニシカと結婚すると言った時によく似てたなぁ。
まぁ、アレクサンドロスのそういうところも私は結構好きだけどね。
そしてここ何話かは、アレクサンドロス、ファッションショーみたいになってる(〃艸〃)ムフッ
どれも素敵やけど、やっぱり甲冑姿がいちばんかな。
プルもパウラヴァのお家騒動に時間をかけてる場合ではない!
そしてそしてやっぱり流れるチャーナキヤの予告編。
先走り過ぎでまだ出てこない。
もうそろそろ本編に出してあげてもいいと思うんだけどなぁ。