あらすじネタバレ
#49 チャーナキヤの提案
アンビ王に選択を迫られたプルは、母国に勝るものはない、母の命ではなく、母国の救助を優先すると涙ながらに話す。
そしてアレクサンドロスの進軍を阻むのが第一だと言うと、アンビ王子も賛成。
しかしチャーナキヤは、ヘビを足蹴にしても噛まれるだけ、講和条件をのんではと提案。
アレクサンドロスは、インドという名の甘露を求める旅人、和睦をのめば勝利への渇望が満たされ、宴を開くはず。
その間隙に総攻撃を仕掛ければ勝利できるという。
戦の法に反しませぬか?と聞くアンビ王子。
しかしチャーナキヤは、これは祭式でも祈願でもないと言い、「戦の法があるとすれば1つ、味方の勝利と敵の敗北だ」という。
プルも先生に同意だと言い、母国を侮辱する者の法に従うことはできない、この戦の法は1つ、勝利だとする。
あやつは講和の条件を掲げながらいずれ裏切る。
多少の犠牲を払ってもアレクサンドロスを止めるというプル。
アンビ王もそれを了承し、開戦の準備を進めろと指示。
チャーナキヤは、アレクサンドロスをこの目で確かめたいと言って、書状は私が届けると言う。
パウラヴァでは、シヴダットが最高潮にイラついていた。
タクシラがプルの味方をし、バムニが一命を取りとめたからだ。
この罪の代償をタクシラに支払わせると言うシヴダット。
かつてアヌスヤが、我慢強い女が耐えられぬのは侮辱だと言ったことを思い出し、パウラヴァの民の前で、アヌスヤを辱めると言う。
一方、アレクサンドロスの宿営地,では、対等に意見を交換するアレクサンドロスとロクサネを見て、オリュンピアス王妃は満足する。
そしてタクシラでは、バムニが意識を取り戻す。
アヌスヤのことを聞くバムニ。
じきに再会できる、俺が必ず助けると約束する。
そこへチャーナキヤが現れ、心より感謝すると伝えるバムニ王。
チャーナキヤは、完治までに時間がかかるから安静にさせるようにとプルに言うと、私はアレクサンドロスの所へ書状を届けに行くと告げるのだった。
#50 人生の教訓
アレクサンドロスの元に、講和は受諾されたという知らせが入る。
使者が現れたら私の元へというアレクサンドロス。
タクシラを代表する人物と会ってみたいという。
一方、出発前のチャーナキヤは、私が戻るまでにアンビ王子と共に戦に備えよとプルに言い、私はアレクサンドロスをタクシラの王都へと誘導すると話す。
しかし、他に話があると察したプル。
するとチャーナキヤは、見る力は聞く力より有益だ、見る方が理解が早いという。
そして、プルがダレイオスにインドの鳥の羽根すら渡さないと挑んだ時の話を持ち出す。
時は繰り返し速度を変える、ダレイオスへの挑戦を招いた羽根は、今そなたに挑戦をもたらすのだと言って、一枚の羽根を風に乗せる。
常に同じ方向に飛ぶかと聞くチャーナキヤ。
風向きは変わり続けると答えるプル。
チャーナキヤは、その言葉を忘れるでないぞと言って、出発する。
パウラヴァでは、アヌスヤの牢にシヴダットがやってくる。
私の夫は治癒した、プルがいる限り夫に危険は及ばぬと知っていたというアヌスヤ。
しかしお前の夫は死んだというシヴダット←ウソつき(* ´艸`)
もちろん信じないアヌスヤ。
シヴダットは、約束を果たす時が来たと言い、一夜限りの慰み者にすると言って娼館へとアヌスヤを連れて行く。
アヌスヤの登場で静かになる娼館にいた男女たち。
そこへマラヤが現れる。
小さな剣を持ちシヴダットに立ち向かうマラヤ。
アヌスヤは、この悲惨な場所に幼子を連れてくるとは恥ずべき事。
人は心が壊れると最初に失うのは良心だという。
そしてマラヤのことを傍観者とは違い、この子には悪に立ち向かう勇気があると話す。
僕がいる限り傷つけさせないと言うマラヤ。
アヌスヤも、私のことはどうしてもよいが、この子に手出しすることは許さないと言う。
そしてマラヤに対し、その年で戦ってはいけないと諭し、ここを出てかくれんぼをしましょう、あちらに行って目を閉じて耳をふさぐのですと話す。
私がいいと言うまでそのままでいてというアヌスヤ。
マラヤもアヌスヤに従う。
アヌスヤの両手を縛れと兵に命じるシヴダット。
そして去ろうとした娼館にいた男女たちにも待てと命じ、この場所から去る者、目を伏せるものは命を落とすことになると脅す。
そしてアヌスヤに対しては、王妃に授けられた名誉と敬意はお前から剥奪せねばならぬと言うのだった。
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感想 ~アヌスヤ大ピンチ( ゚Д゚)~
アヌスヤとアレクサンドロスを天秤にかけ苦渋の選択をしたプル。
そしてアヌスヤは大ピンチなんだよね。
これまでのシヴダットの行動はわかる部分もあったから大目に見てきたけれど、アヌスヤを一夜限りの慰み者にするのはいけません。
でもそれもこれも全部バムニのせいやけどね←私の中では
どうしてもバムニを支持することができないのよね。
タクシラのアンビ王はうまいことアンビ王子を育てたけど、カニシカはアレやしなぁ。
なんでカニシカの子育てに失敗したんやろう?
カディカ王妃は常識的で良心もあるし、バムニは国民から愛される偉大な王なんでしょ?
国民から愛された分、カニシカの相手をする時間が足りなかった?
そこを補ったのがシヴダットだったのかなぁ。
そしてシヴダットを怪物に変えたのはやっぱりバムニ。
バムニに対して愛情があったからこそ、シヴダットは余計に暴走が止まらないのではないかと思う。
予告編のアヌスヤの気になるセリフ「私はお前を辱めた」これは文字通りに受け取っていいんだろうか。
だとしたらシヴダットは最低!
これ以上はシヴダットの味方はできない。
一方、タクシラでは、チャーナキヤが「戦の法があるとすれば1つ、味方の勝利と敵の敗北だ」って言ってたけど、本当にその通りだなと思う。
この先、彼の知恵がプルたちのことを助けるんだろうね。
アレクサンドロスとの互いの印象がどういう評価になるのかも楽しみ。
そして宿営地でのアレクサンドロスたちの様子もちょっと面白い(* ´艸`)
ロクサネがキリッとした感じのお嬢さんで本当によかった。
イイ感じでアレクサンドロスとちょっとした対立を見せるのよね。
ポロスに興味を持つロクサネに、対抗心を見せるアレクサンドロス。
その様子を満足気に見守るオリュンピアス王妃。
このスリーショットがなかなかステキでちょっとツボ。
もしかしてドSトライアングルなのか?
この先のロクサネとアレクサンドロスの関係性にも注目やね。