あらすじネタバレ
#63 光なき日々の終わり
罪の記憶が蘇ったかとシヴダットに迫るアヌスヤ。
娼館に放り込んだこと、家族と離されたことなどの数々の罪を並べ、お前は死を免れぬと言い放つ。
そしてプルにボコボコに殴られるシヴダット。
血だらけで倒れたシヴダットの手足を青い衣でくくりつけ、みんなで娼館につるし上げる。
そして娼婦たちがシヴダットに油を浴びせ、アヌスヤに弓矢と炎を差し出す。
それを手にするアヌスヤ。
自らの手でシヴダットを殺すと言う誓いを今果たすと言って、火のついた矢を放ちシヴダットを火だるまに!
シヴダット絶命。
そこへバムニが現れ、安らかに眠ってくれと言って手を合わせる。
一方、王宮ではカニシカがシヴダットの帰りを待っていた。
そして娼館では、次はカニシカに罰を与えると言うプル。
するとバムニが、これまでの自分の落ち度を認め、玉座が求めるのはプルで、プルがインド統一を成就すると話す。
プルも、国を護る者は王になるべきだと理解し、アレクサンドロスに川を越えさせぬと誓ったと言う。
そのためにカニシカから王位を奪い返し、他のインドの王たちに私の提案をのんでもらって、共にアレクサンドロスに立ち向かうという。
そして新たなパウラヴァの門出のため、私の即位を行ってくださいとアヌスヤに頼む。
お前の即位を行う日は母として人生で最も誇らしい瞬間だというアヌスヤ。
だがチャーナキヤは、プルの即位が無事に終わるまでカニシカから王位を奪うことを誰にも明かしてはならないと警告。
春祭りのために国中から王族を招待しているため、カニシカを排除すると知れば王族たちが敵意を抱くかもしれないからだ。
みんなが議事堂に集まるのを待ち、全ての王たちの面前で即位の儀を行うのだと言う。
それまで自分は離れ、任務を完遂するよう努めると話し、明朝の即位式までには戻り、贈り物を届けたいと言って去って行くのだった。
#64 過ちを正す時
娼館に現れたカニシカは、シブダットの遺体と対面。
プルの仕業に違いないと呟き、仇を取ることを誓う。
そして宮殿にいるプルの元へ。
一方、アレクサンドロスは、遺体がはめていた指輪をまじまじと眺めていた。
もうお忘れください、終わったのですと声をかけるロクサネ。
そこへ、オリュンピアス王妃が現れ、不安の種のポロスが死んだからマケドニアに帰ると告げる。
そして、アレクサンドロスはチャーナキヤはどこへ?という疑問を抱く。
その頃チャーナキヤは小舟の上
たとえいかなる手段を取ることになろうとも、説き伏せ、利を与え、脅し、切り崩すと呟く。←事前に書いた書状を手にしていた
勝利するのは、チャーナキヤの才知か、アレクサンドロスの力か。
そして宮殿についたカニシカはプルと対峙。
両親を侮辱したお前に罰を与えると言うプル。
しかし、お前を懲らしめるのは俺ではない言うと、バムニ王の登場。←アヌスヤ、ラチ、ハスティも姿を見せる。
一撃でカニシカの剣を弾き飛ばすバムニ。
自分の過ちを認め、そなたが道を踏み外した時、手をあげなかったと言ってカニシカのことをぶち、今日は悔いるにとどまらず、この過ちを正すと言ってさらにボコボコにして剣を首に突きつける。
するとそこへカディア王妃がやってきて、おやめくださいと懇願。
カニシカの命を奪うのなら、その前に私をお斬り下さいと言う。
すると剣を投げ捨てるバムニ。
しかしなりませぬというプル。
カニシカは決して許されぬ罪を犯した、罰を受けねばならないという。
そして、親を侮辱した子の行く末を世に知らしめると言うと、バムニもその通りだと同意。
罰は王座につくそなたが決めよという。
プルは、カニシカを終身刑に処すと言い渡し、兵に獄房へ連れて行くようにと命じるのだった。
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感想 ~ありがとうシヴダット~
とうとうシヴダットが死んでしまった。
最後は本当に嫌なヤツに成り下がってしまったけれど、間違いなくドラマを盛り上げてくれた功労者の一人。
顔芸は本当に素晴らしかった。
なんといっても眼力がすごい!
悪だくみする顔、焦る顔、思案する顔、いろんな全力の顔を見せてもらった。
やっぱり一言ありがとうと言っておかないと。
一方で、私のバムニへの評価はどんどん下がって行く。
シヴダットの次はカニシカ!
「この過ちを正す」って遅すぎるし、プルが現れなければ、アヌスヤが戻らなければ、正す機会は訪れなかった。
そして今頃になって正されるカニシカもちょっと気の毒よね。
さんざん甘やかされて甘やかされて育ってきたのに、プルが現れていきなり突き放されるような感じ。
父親の眼中から自分が消えてしまったんだもの。
約束されたと信じてきた王位は奪われ、バムニはあの調子。
こじれるなというほうが無理がある。
バムニの罪はかなりデカい!
なのに正義を行ったみたいなあの態度。
私はちょっと納得できない(;´・ω・)
カディカ王妃のこともなんやと思ってるんやろうね(゚Д゚)ノ
自分のテリトリーに突然現れたプルとアヌスヤに敵意を抱くカニシカの気持ち、バムニは推し量ったことはなかったのかな?
一方のアレクサンドロス陣営。
チャーナキヤの不在に、アレクサンドロスのアンテナが反応してたね。
チャーナキヤがプルに言っていた贈り物っていうのも気になる。
アレクサンドロスの前で何を語るんだろう。
そして残念ながらオリュンピアス王妃は、マケドニアに帰っちゃうのね。
残すところも後2話だけど、最後は笑って終われるのかな?