あらすじネタバレ
第43話 母の思い
ダスユ王は、プルが1日猶予を与えてくれたのは信頼あってこそだとダスユ王妃に話していた。
そしてプルの主張は正しいとし、架橋をやめる決断を下す。
しかしそこにヘファイスティオンがやってきて、ダスユ王の足に剣を投げつける。
今夜中に橋を完成させなければ、王の首を大帝に差し出すと言うヘファイスティオン。
するとダスユ王妃が、王に触れるなと言って剣を抜き戦いが始まる。
王のピンチを救ったダスユ王妃。
しかしその直後、ヘファイスティオンに刺されてしまう。
ダスユ王の腕の中で、私は間違っていたという王妃。
ラチに謝って欲しい、そして自らの道を貫けと伝えて欲しいというと息を引き取る。
そこへアレクサンドロスがやって来る。
ダスユが翻意し架橋を中止すると言っていると報告するヘファイスティオン。
架橋を行うくらいならば私は死を選ぶと言うダスユ王に、架橋は絶対に必要だからそなたを斬らないというアレクサンドロス。
代わりにダスユ王妃の遺骸を橋が完成するまで預かると言い、決断を迫る。
一方パウラヴァでは、プルたちが出陣しようとしていた。
アヌスヤは、相変わらず胸騒ぎがすると口にするが、そなたが誇らしいと言ってプルに祝福を与える。
そしてプルは、不安な表情を浮かべるラチに、ダスユ王は過ちを顧み架橋をやめると声をかける。
アヌスヤも、ダスユが私たちと同盟することを願うと言い、バムニはプルは必ず勝利すると言うのだった。
第44話 河畔にて
プルたちはアヌスヤとラチに見送られ出陣し、アレクサンドロスもロクサネに見送られ出陣する。
一方、王妃の遺骸を取り戻すため架橋を続けるダスユ王は、自分自身が国賊となったことを悔いる。
河畔にやってきたプルは、間もなく橋が架かりそうなのを目にし、橋をわたってきたものは誰であろうと斬れと命じる。
そして橋に到着したアレクサンドロスは、まずチャーナキヤを討ち次にポロスだと決意を新たにする。
パウラヴァでは、オリュンピアスを救うためのチャーナキヤの儀式がなおも続き、アヌスヤは両親を想うラチに、ご両親もプルと共に戦うでしょうと励ます。
しかしラチの願いもむなしく橋は完成する。
ダスユ王は民を前に、命がけで母国を守るべきだと言い、アレクサンドロスの渡河を阻んで、王妃の亡き骸を取り戻すとスピーチ。
そしていよいよ、紀元前326年の「ジェーラム川の戦い(ヒュダスペス川)」が始まろうとしていた。
プルは河畔に油を注ぎ、合図したら橋を破壊せよと兵たちに命じる。
一方、橋を完成させたダスユ王はアレクサンドロスのところへ。
しかしアレクサンドロスは、王妃の遺骸を返すのは私が橋を渡り、無事に母を連れ戻した時だと言い渡す。
不当だと訴えるダスユ王を、クレイトスに捕らえておけと命令。
そしてアレクサンドロスは、ポロスがどんな作戦で自分を歓迎するのかを楽しみにするのだった。
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感想 ~ダスユの運命はアレクサンドロスがダスユの地に足を踏み入れた瞬間に決まっていたのだと思う~
ダスユ王は架橋をやめる決意をしたけれど遅かったね。
それにスメルのことがあったからアレクサンドロスに協力したけれど、アレクサンドロスがダスユの地を訪れた時点でハッピーエンドはあり得ないのよ、どう考えてもね。
だって架橋に協力しなければ、間違いなく攻め入れられていたはず。
ダスユ王妃はヘファイスティオンに殺害されて気の毒だと思うけど、アヌスヤがスメルを殺した時とは違ってまだ納得できる。
すべてがはっきりしてるから。
納得できないことがあるとしたら、ダスユ王妃が亡くなったというのに、アヌスヤがまだ生きてること。
アヌスヤの存在ってこのドラマの核なのよね。
悪いことはすべてアヌスヤが起点で起きていたと言ってもいいと思う。
でもいよいよプルとアレクサンドロスの本当の戦いが始まるし、アヌスヤはそろそろ引き際だと私はやっぱり思っちゃうんだよね。
アヌスヤ自身、何度となく胸騒ぎがするって言ってたし・・・
一方、アレクサンドロスはプルと戦うのをすごく楽しみにしてるみたい。
でもいちばん大事なのはオリュンピアスの救出なんだよね。
だからこそダスユ王に橋を架けさせるだけではなく、無事に戻ってくるまでは王妃の遺骸を渡さないって言ったんだと思う。
プルはもちろんチャーナキヤでさえ討つのはたぶん無理だと思うけれど、私の心情としてはチャーナキヤは討たれて欲しい。
せめてオリュンピアスを攫った罰くらいは受けてほしい。
命まではとらずともそこそこのピンチで追い詰められる姿くらいはやっぱり見たい。
でもその前にオリュンピアスを救ってもらわないとね。