あらすじネタバレ
第37話 最終決戦へ
半年の月日が流れ、アレクサンドロスはジェーラム川の中央に島がある渡河に最適な場所をとうとう見つける。
一方パウラヴァでは、打倒大帝のためプルが指揮を執り、諸国の兵たちの団結力は増していく。
しかしその裏で、ダナナンダ王の心は落ち着かない。
彼の嫉妬心を見抜いたチャーナキヤは、プルにマガダ軍を諸国軍から切り離すようにと進言するが、マガダ軍は戦力の柱だから合流させねばならないと話すプル。
その頃アレクサンドロスは、危険を顧みず自ら馬に乗って川の中央の島へ。
そして奇襲を仕掛けるべく、セレウコスに半数の兵を連れて渡ってくるようにと命じ、ヘファイスティオンには残りの兵を連れ陸路からパウラヴァを目指すようにと命じる。
その様子を見ていたマガダの隠密は早速ラークシャサ宰相にそのことを報告。
退屈していたダナナンダ王は、北方より大帝の奇襲があることを知らされると喜び、これを機に今日までプルが勝者であったという風向きを変えようと目論む。
その後、ダナナンダ王と面会したプルは、マガダの総軍を北の国境に配備して欲しいと要請し、まずは自分が先に行って安全を確かめると告げる。
ダナナンダ王は心の中で、プルとアレクサンドロスの対峙を目撃するのを心待ちにするのだった。
第38話 大帝の上陸
兵の半数を連れ、とうとうパウラヴァ北方へと渡河を果たしたアレクサンドロス。
ハスティと小勢を連れて北方の国境を確認に来たプルはそれを目の当たりにする。
互いを認識する2人。
プルはバムニとチャーナキヤに伝令を送り、マガダ軍を派遣するようにと要請。
自分はハスティたちと罠を仕掛け、アレクサンドロス軍を迎え撃つ。
一方、パウラヴァの南の国境付近からは、兵の半数を連れたヘファイスティオンが攻め入っていた。
そして宿営地では、敵は外から来るとは限らぬと言って、ダナナンダ王を警戒するチャーナキヤ。
そこへ、南と北のそれぞれから、敵に攻め入られているという知らせが入る。
ダナナンダ王には南方への援軍派遣を要請するが、プルからは北方を任されたと言ってダナナンダ王はそれを拒否。←加勢せず2人の対決を傍観するつもりだから
バムニが共に北方へ行くと言うと、理髪師の子孫だから大帝には立ち向かえないという侮辱だと言い、我が軍は王国へ帰るとごねる。
その頃、北方ではプルとアレクサンドロスが舌戦を繰り広げ、互いに剣を抜く両軍なのだった。
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感想 ~いよいよ最後の決戦の始まり!?~
半年の月日が流れ、再び対峙したプルとアレクサンドロス。
いよいよ最後の戦いが始まりましたね。
個人的には、もう決着なんてつかなくてもいいと思ってるけど、きっとそうはいかないよね。
でもどちらかが負ける姿なんてやっぱり見たくない。
ふざけた態度のダナナンダ王相手でも真摯に真面目に対応するプルも、渡河するために馬を励ますナルシスト全開のアレクサンドロスも、どちらも嫌いじゃないんだもの。
ドラマのタイトルこそポロスだけれど、ドラマのオープニングで対峙しているように、私から見たら二人が主役。
最初はアレクサンドロスに肩入れしていたけれど、今となってはどちらにも肩入れできない。
それは苦手だったアヌスヤがいなくなって、その分プルにスポットが当たるようになったから。
そしてアヌスヤと入れ替わるように現れたダナナンダ王。
プルがアレクサンドロスと対峙している北方へ行くと言い、バムニが一緒に行くと言えば国へ帰ると駄々をこねる。
でもプルに加勢せずに傍観するつもりでいるんだよね。
プルへの嫉妬はもちろんだけれど、それ以上に負けず嫌いっていうのがあると思う。
自分が決して相手に劣っていないと思ってるのに、相手ばかりが持ち上げられる。
ダナナンダ王もいじけるわなぁ、面白くないわなぁ。
そこんとこの感情は普通やね。
でも一番驚いたのは、戦局が動かない中、半年もパウラヴァに滞在してたことやけどね。
彼がどこへ向かうのかも気になるところ。
そして今回、あれから半年後ってことでお話が始まったけれど、内容的にはさほど進んでいなくて、私はむしろ見えないところが気になりました。
ラチのお腹は大きくなっているだろうなぁとか、ロクサネはなんで倒れたんだろう?とか、アンビ王子は何してるのか?とか。
プルとアレクサンドロスの戦いの火蓋が切って落とされた今、しばらく放置されるかもしれないけれど、アンビ王子の逃げ得だけは絶対に許せない。
そしてそして、予告編ではダナナンダ王とチャーナキヤが遺恨を残しそうなことになってたけどそこんとこも注目やね。