あらすじ
#21 ダイヤモンドの探索
王妃から奴隷殺害の命令を受けたサジャン・シン(リプダマン)だったけれど、なかなか実行できずにいた。そして日が沈むまで待つようにと王妃に願い出る。
一方、ラチと2人で川へ行ったプルは、ペルシャ船から川に投げ捨てておいたダイヤモンドをラチにプレゼントする。
#22 守護者
奴隷を木に縛り付け処刑を行おうとしていたサジャン(リプダマン)の前に、プルが現れる。
プルは、守護者になれと言った父上が奴隷を殺害するはずがないと話すと、間違いに気付いたサジャンは処刑を取りやめる。
#23 パウラヴァ国へ
ハスティのパウラヴァ国行きを知ったサジャンの妻のプリタは猛反対。だけど実力を示そうとハスティはやる気満々。
そしてプリタの怒りはプルへと向けられ、プルは深く傷付くのだった。
#24 アレクサンドロス大帝
フィリッポス王の遠征中にひそかに領土に攻め込んできたトラキア軍。アレクサンドロスは少数の兵を率いて出陣する。
そしてオリュンピアス王妃のところには、アレクサンドロスが少数の兵で出陣したと知らせが入るのだったが・・・
#25 脅すような仕打ち
プルを捜しにやってきたラチは、任務の遂行にはプルが必要だと話す。プルがハスティが同道すると言っても、先導者の統率力が重要だと言う。
そしてプルも、元々は自分の任務だから俺が行くと言うのだったが・・・
スポンサーリンク
ネタバレと感想
ペルシャ船が襲われたことで、バムニ王もダスユ族を探れって命令を出していたけど、奴隷を乗せていたことはバムニ王には内緒なのね。
バムニ王の資質から考えるとそんなの絶対に許さないと思うけど、身内には滅法弱いから、そこはちょっと心配。
そしてプルってばお利口さん。サジャン(リプダマン)が奴隷を北へ連れていったというハスティの言葉から、奴隷がパウラヴァ国に送り届けられることなく、処刑されることに気付くなんて。
サジャンに処刑を思いとどまらせ、自ら王妃にも話を通すなんて、やっぱりプリンスの資質が備わってるってことね。
でも王妃の心配もごもっともなんだよね、ダスユ族全員を守るという責任がある。奴隷を返して万が一この場所が知れ渡ったら、みんなを守ることが出来ないかもしれない。
だけどプルの言葉はちゃんと王妃に届いたよ、最後にはプルとラチとスメルの3人で奴隷たちをパウラヴァ国まで安全に送り届けるように、って言ってくれた。
なのにサジャンの待った!がかかったよね。プルの代わりにハスティを同行させるようにと。それはプルをパウラヴァ国から守るためだと思うけど、代わりに息子を行かせるっていうのはどうなの?
結局、妻のプリタには到底受け入れられず、言い争いに!
そしてプルはとうとう聞いてしまったよ「実の子ではない」という母の言葉(T_T)
盗み聞きやったけど。
このプリタが女性は感情的なんです、っていうのを絵にかいたような人なんだよね。ハスティがあんな感じなのはママのせいかな。こんなにママに愛されながら父親に認められてない、ってイジけてさー。イラッとするんですけど( ̄□ ̄#)
一方、パウラヴァ国でも夫の行方がわからないと届ける妻の姿が!まさか奴隷として連れていかれたなんて夢にも思ってないだろうしね。
シヴダット宰相は絶対にバムニ王にはこのこと知られたくないみたい。
そしてマケドニア国ではアレクサンドロスが大活躍!
ママのオリュンピアス王妃の肝が据わってるところがいいよね、息子の勝利なんて当たり前でしょ、って感じ。負けるなんてきっと考えたこともなさそう。
そしてその血を見事に受け継いでいるブルーの瞳のプリンスは、なかなかのドSみたいやね。
一方、パウラヴァ国へは俺が行くからハスティは残れというプル。だけどそんなのハスティが同意するはずもないのよね。そして残れって告げるプルの顔がすごく悲しそうなんだなぁ。
そして追い打ちをかけるようにハスティが「兄と呼ぶなお前など弟ではない」なんていうからまたまたプルが悲しそうな顔をするんだよ。
殴られても蹴られてもハスティの服を話さないプル。それを見かねたラチがサジャンとプリタを連れてくる。
するとプルがハスティの手首を折っちゃうんだよ!
プリタには母上の望みは叶った、ハスティは行かないと言い、サジャンには謝るプル。
するとサジャンは、「行く運命だ、未来が道を示している」と言ってプルを送り出すんだよ。
もしもハスティに本当に能力があれば、プルだってあんなことしなかったと思う。ハスティだってあんな甘ったれではなかっただろうし、父親のことで僻んだりもしなかったと思う。自分には能力がないってことは自分でよくわかってるんじゃないかな。
だからぜひともパウラヴァ国へ行きたかったんだと思う。今のハスティを見てるとプルに対するコンプレックスが相当ありそうで、二人の関係がこの先どうなるかも心配。
プリタがプルに冷たいのは、ハスティの出来があんまりよくないのが一番の元凶のような気がするなぁ。もしも二人の能力が逆だったらここまで冷たくはなかったかも。ダスユに逃げる原因がプルだったとしてもね。
そしてとうとうパウラヴァ国へ足を踏み入れる時が来たけれど、どうやって入るかはプルに考えがあるみたいやね。
スメルはデリカシーないけれど、ラチがいい緩和剤になってくれるといいな。