ご紹介するのは、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」
製作年:2021年
監 督:ジョン・ワッツ
時 間:2時間28分
前作、「ファー・フロム・ホーム」で、ミステリオに正体をバラされてしまったピーター。
今作ではすっかり悪者扱いで大変なことに!
それではかんたんなあらすじと感想です。
あらすじ
スパイダーマンの正体がピーター・パーカーであると暴露動画を残したミステリオ。
しかも自分が正義のヒーローで、スパイダーマンにドローン兵器で襲われたという悪意のある内容。
ピーターにはミステリオ殺害の容疑がかけられるも証拠不十分で不起訴。
そして生活は一変。
ピーターだけの問題ではなく、恋人のMJや親友のネッドにまで影響が及び、がまんならなくなったピーターはドクター・ストレンジを頼ることに。
アベンジャーズで共に戦った仲間でもあるピーターに同情したドクター・ストレンジは、ピーターがスパイダーマンであるということを人々の記憶から消すという魔術を実行。
しかしそれはとても危険を孕んでおり、ピーターがスパイダーマンだと知る別のバースのヴィランたちを引き寄せてしまい・・・
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感想
スパイダーマンシリーズを鑑賞してきた一人としては、ちょっとご褒美を頂いた気分。
そして娯楽映画としては最高だと思う。
傷付いて、抗って、希望を見出し、救いたいという想いは踏みにじられて裏切られ、その代償はとてもじゃないけれど終わらない耐えがたい苦痛に満ちている。
けれど光は射して、仲間がピーターを支え、再び立ち上がり、そして最後はリセット。
アマゾンプライムビデオで課金したんだけれど、課金してよかったぁ~
これを観る前に「ファー・フロム・ホーム」を鑑賞してから見たのもよかった。
ミステリオが最悪なことを思い出してその怒りが冷めやらぬうちに「ノー・ウェイ・ホーム」
序盤はミステリオに腹立たしさが残っていたんだけれど、すぐにミステリオのことなんて忘れちゃう。
最初は悪者扱いされるピーターに同情するんだけれど、ドクター・ストレンジに助けを求めにいってからは、ピーターの追加注文が多すぎて、いかにも一人の男子高校生って感じで、思わず「ええかげんにせんかい」とツッコんでしまいました。
でもトム・ホランド君だからこういうキャラが成立しちゃうんだよね。
そしてその甘い考えは、他者を救いたいと願う気持ちにも通じてる。
本当ならイライラとさせられそうなんだけれど、トム・ホランド君だからイライラよりも大丈夫かなぁ、って言う心配が先に立つ。
一方、ちょっとヴィランたちにおいしいところを持っていかれた感はあるけれど、歴代スパイダーマン2人の登場にはテンションが上がりました!
まったくタイプの違うスパイダーマンたち。
トビー・マグワイアのイメージがすごく強かったので、アメイジングでアンドリュー・ガーフィールドを見た時は、ちょっとカッコよすぎるんちゃうのん?って思ったことを思い出しました。
そして今回、コチラ側のバースに2人が導かれたのは、2人が傷を癒やす旅でもあったんだと思います。
2人だけでなくヴィランたちも含めて。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」
バースは違っても3人の心に刻まれたこの言葉は同じ。
大きな犠牲がこの言葉の意味をピーターにも教えてくれました。
そして驚いたのはネッドですよ(゚д゚)!
魔法使いの家系だと、本気なのかウソなのかわからん前振りはあったけど、エッエッエッーーーーッですよ!
そしてそしてドクター・ストレンジさん。
まるでトニーの代わりみたいにピーターの面倒を見てあげてました。
トニーの足元にも及ばないけれど、お子ちゃまの相手は疲れるよね、ってことで、お疲れ様と言いたいです。
それからネッドにも一言。
あなたがピーターを裏切るようなことをするなんて私は1ミリたりとも疑ってはいませんよ。
主な出演者
- ピーター・パーカー(スパイダーマン):トム・ホランド
- MJ:ゼンデイヤ
- ドクター・ストレンジ:ベネディクト・カンバーバッチ
- ネッド:ジェイコブ・バタロン
- ハッピー・ホーガン:ジョン・ファブロー
- メイおばさん:マリサ・トメイ