前回、とうとうこの世界でもチャックの粛清が始まり、人々が消えてしまう。そしてキャスも、ディーンを救うためビリーを道連れにして虚無に飲み込まれてしまい・・・
あらすじネタバレ
世界中から人々が消えていた。
残っているのは、サム、ディーン、ジャックの3人だけ。
サムは自分がチャックに逆らったせいでこうなったと自分を責め、救う人がいないのに他に何ができると言うんだ?と声を荒げる。
そしてチャックと再会。
2人は負けを認め、望み通りにカインとアベルをやると言うも、チャックはもうそのことに興味なし。
この先も続けたいと言い、誰もいなくなった世界で、自責の念にかられ朽ち果てていくのは神に逆らったせいだと言って消える。
その後、ジャックが何かの存在を感じると言い出し3人はインパラでお出かけ。
3人がやってきたのは教会で、そこにいたのは大天使ミカエル。
人間が消え始めたのに気付き、チャックに気付かれないように聖ミカエル教会に逃げこんでパワーを使わなかったらしい。
助けを求めたのに無視したよな、と言うディーンに、今は違うと言うミカエル。
基地に戻り、本来はデスしか開けることのできない神の最期が書かれた本を開けてもらおうとするが、ミカエルのパワーをもってしても開かない。
そして基地には死んだはずのルシファーが現れる。
神を殺す目的で、虚無に本を探すように言われたと言い、連れてきた死神・ベティを殺すルシファー。
ビリーが死んでから初めて死んだ死神・ベティはすぐにデスとして復活。
神の最期が書かれた本を読み、それを読み上げようとすると、ルシファーがデス・ベティを殺害し、本を取り上げる。
ルシファーを復活させたのは、虚無ではなくチャックだったのだ!
父のお気に入りは私で、ミカエルはアホだと言ってたぞ、と言って笑うルシファー。
怒ったミカエルはルシファーを剣で刺し殺し、ルシファーは塵となって消える。
その後、父はあの本が命取りになることを知っているとディーンに話すミカエル。
するとディーンは、あの本は閉じていないから、サムが解読を試みているという。
しばらくすると、解読できたと言ってサムが戻ってくる。
特定の場所と時間で呪文を唱えると呪文がチャックを見つけてくれるらしい。
4人でその場所へ行き呪文を唱えると空高く伸びていく光。
しかしすぐに消えてしまい、チャックが登場。
実はパパっ子ミカエルがサムたちを裏切り、チャックに警告をしていたのだ。
なのに、アッサリとミカエルを殺すチャック。
そして一度は指パッチンでショーを終わらせようとしたチャックだったが、思いとどまりサムとディーンを殴る蹴るしてボコボコに!
けれど何度も立ち上がり、お前の負けだと言って笑う2人。
するとチャックの後ろにはジャックがいた。
指パッチンするチャックだったがジャックには効かず、次の瞬間、ジャックはチャックの頭を両手で掴みパワーを吸収。
真実はこう。
開かれた神の本は白紙で読めるのはデスのみ。
そこでサムたちは、パパっ子のミカエルが裏切るであろうことを予想し、ありもしない呪文の情報をミカエルへ。
予想通りミカエルはチャックへ密告。
ジャックは爆弾に変えられたことが功を奏し、エネルギー吸い取り器となっていたため、行く先々であらゆるパワーを吸収し、基地では大天使2人のパワーバトルからもそのパワーを吸収。
いい子のミカエルの警告によってやってきたチャックは、ミカエルを殺すのにパワーを使い、サムとディーンを痛めつけるのにもパワーを使い、そのパワーを全部ジャックが吸収したのだ。
負けて終わるなんて考えもしなかったというチャックにとどめをささないサムたち。
神のパワーは尽きたと言い、これからは人間として年を取って病気になって死んでいくんだと言ってその場を立ち去る。
そして誰もいなかった町をジャックが元通りに戻し、世界中に人々が戻る。
基地に帰ろうと言うディーンに、僕は基地には帰らないと言うジャック。
君は神なんだな、とサムに問われ、「僕は僕、でもそういうことかな」と答える。
その後、ジャックとサヨナラし基地へと戻ってきた2人は、失った全ての人たちへ献杯。
やっと自由を手に入れた2人。
サムは、物語が導くままに旅に出ないかとディーンを誘いインパラで出発。
これまでの懐かしい映像が次々と流れるのだった。
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感想 ~果たして自由は本物なのか!?~
なんか、最終話かと誤解しちゃうような終わり方。
でもあと1話残ってるんですよね。
そして今回は、チャックめ、ざまぁみろに尽きる(*`艸´)ウシシシ
神のパワーを失い、老いて死んでゆくしかないだなんてこれ以上ない屈辱。
まぁ、チャックの場合は、神といえどかなり人間臭い神でしたけどね。
それにいくつも創り出した世界を壊し尽くし、あらゆる命を犠牲にした。
普通の人間と同じになるのはチャックにとって屈辱かもしれないけれど、果たして罰と呼べるのか!?
無力な人間としては、罰と呼んでしまうのはちょっと悲しい気もします。
一方、大天使ミカエルも散々でしたね。
どこまでも父である神に忠実な大天使。
ルシファーのようなふざけたヤツが神のお気に入りだなんて、きっと認めたくはなかったんでしょう。
その気持ちはわかるけれど、ちょっとファザコンが過ぎるよね。
そもそもチャックに愛なんてないのよ。
全ては自分を楽しませる道具でしかないんだもの。
その頂点でいつも輝いていたのがウィンチェスター兄弟で、ミカエルのことなんて眼中になかった。
だから役目を終えたミカエルのことなんてアッサリと殺せちゃうのよね。
振り返ってみても、ミカエルっていいところなかったなぁ。
そしてとうとうジャックが神に代わる存在となりましたね。
エネルギー吸い取り器だなんて、都合良すぎの気もしますが、この先大丈夫なんでしょうか!?
吸い取るエネルギーっていうのも都合良すぎじゃないですか?
真のエネルギー吸い取り器なら、ジャックが歩いた後にはペンペン草も生えないような気がするのですが、消えた人々も無事に戻り町は活気づいていました。
やっぱり都合良すぎ。
そしてそして、私がどうしても気になるのは、すぐに死んじゃったけど、一度はデスとなったベティが目撃した神の最期が記された本に書かれていた文言!
今回見せられたあれが本当に神の物語なのか!?
パワーを失ったとはいえ、チャックは死んだわけじゃない。
ならばそのエンディングには何が書かれていたのか?
それともパワーを失ったからもう神ではなく、普通の人間としてページに収まっているのかも!?
もしくはこの敗北もまだ物語の途中とか???
チャックはもう先がわからないとか言ってたけど、その言葉を信じてもいいのかしら?
サムとディーンはやっと自由を手に入れたと思っているけれど、その自由は本当に本当に本物なのか?
正直、疑いは尽きない!
けれど、どれだけ私がここでごねようと、次回はいよいよ最終話。
どんな結末が来たとしても私は納得する自信がないなぁ(;´・ω・)