あらすじネタバレ
告解
アヴィラは教会へ告解に行き、ボスへの昇進を受けるべきかどうかを相談する。
気が進まないというアヴィラに、受けるべきだとアドバイスする神父←神父かどうかわからないけど
他に心配事はと聞かれ、妻のマリアは調子が悪く、数日間、家から出ていないことを話す。
葬儀場
葬儀場では、モレイラがイズマエルに教育係をつけると話していた。
自分の信念はルールを守ることだと言い、従うか仕事を失うかのどちらかだと迫る。
従うと言うイズマエル。
そこへアヴィラが現れ、モレイラは30分後に戻って来いと言って、イズマエルを外に出す。
2人きりになると、申し出の返事を聞くモレイラ。
受けますと答えるアヴィラ。
そしてボスになればとんでもない量の情報に触れると説明を受ける。
経済的利益は25%だが、顔を出して商売をするためリスクもあると言う。
仕事仲間は4人と見習い←イズマエルのことね
モレイラは彼に期待を寄せていて、生来の素質があると話す。
その頃イズマエルはと言うと、以前にハッパの代金を踏み倒した男たちに偶然会い、追われる羽目に。
追い詰められるも、近くに落ちていた棒っきれで男の頭を力いっぱいぶん殴り逃げる。
そして遅くなったと言って葬儀場に戻ってくる。
遅刻したイズマエルに手を差し出し、強く握って痛めつけるアヴィラ。
この仕事で遅刻はできない、遅刻はしないと言えと凄む。
案件
モレイラは、アヴィラに1件の案件を渡し、扱いにくい仕事だと言う。
ターゲットはベルムデスという刑事。
それは昔のアヴィラの同僚(ボス)だった。←アヴィラも刑事だったみたい
知り合いかと聞かれ、危険な男でチャンスは一度しかないというアヴィラ。
引き受けるかと聞かれ、読んでから決めると返事する。
アヴィラとイズマエル
ターゲットが警官だと知り、初仕事にはいいというイズマエル。
しかしアヴィラは理想的ではないと答える。
やるのか?と聞くイズマエルに、まだ決めてないと言う。
食事をしながらイズマエルが継父を殺した話を聞き、憎しみで人を殺すのは簡単だ、赤の他人を殺すのが難しいと話す。
そしてイズマエルに人を殺す理由を聞く。
金だと答えるイズマエル、いくらでも稼ぎたいという。
アヴィラは、それはバカだと言い、何も変えず注意を引くな、平凡な男になって目立つなと警告。
頭は仕事に使い、未来のために金をためろとアドバイスする。
そして、明日の5時にバーで会う約束をし、手錠を2つ買えと言ってお金を渡して別れる。
妻・マリア
冷蔵庫がほぼ空で、戸棚にもほとんど何も残っていないのを見て、座り込み泣き出しそうなマリア。
バッグを持って車の前まで行くが、すぐに家に戻ってしまう。←外出できなかった
その後、ベッドのわきでお腹を抱えるようにして泣きながら転がる。
エミリアーノとイズマエル
エミリアーノは学校のトイレで、フリアナという女子生徒のことで、男子生徒に絡まれていた。←俺の女だと言われて
ナイフを突きつけられ、脅されているところへイズマエルが現れ、男子生徒たちを追い払う。
助けてくれた理由を聞くエミリアーノ。
お前がアホに見えないからだと言うイズマエル。
アヴィラ
浮気相手のマギーから、会社をやめても簡単には別れられないと言われる。←もちろん会社のトイレで
別れたかったらとっくに別れてるというアヴィラ。
奥さんにバラされるからじゃないのかと言われ、家族に関わるなと言ってキスをして去って行く。←ちょっと脅迫的
そして家では、マリアから助けが必要だと言われ、人も外に出ることも死ぬことも、何もかもが怖いと打ち明けられていた。
その後、ベルムデスの夢を見るアヴィラ。
それは昔の夢で、ベルムデスとの緊迫したやり取りに興奮し、隣で寝ていた妻の首を絞めてしまう。
私よ、落ち着いてと言う妻に、すまないと謝るアヴィラ。
アヴィラとベルムデス ~回想と現在~
刑事だった頃、2人で容疑者を捜索に行ったとき、容疑者の姿はなく、母親と幼い少女に銃を向けるベルムデス。
アヴィラはそれを止め、2人はちょっとした小競り合いに。
その間に、容疑者が現れ自分の父親を人質に取る。
ベルムデスはためらうことなくその父親を撃ち殺し、その後に容疑者本人、その母親も撃ち殺していた。
その男が、今、バーでアヴィラの視線の先にいて大笑いしている。
さらに過去を思い出すアヴィラ。
その時のアヴィラに、ベルムデスを殺す度胸はなく、逆に蹴られ、手のひらを銃で撃ち抜かれていた。
バーを出て、リスクが大きいから別の日にしようと電話するアヴィラ。
するとコチラを見て微笑む若い女性が目に入る。
それは、あの日、現場にいた幼かった少女ルナだった。
隠れていて難を逃れていたのだ。
アヴィラ自身も、このことを誰かに話したらお前を殺す、お前の家族も苦しめる、それからお前をじっくり殺すと脅されていた。
電話をしていたアヴィラは、その女性がルナだと確信すると、やっぱりやろうと言うのだった。
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感想 ~イズマエルの手が綺麗で見入ってしまった~
殺しのターゲットは因縁のある相手。
でもアヴィラが刑事だったことのほうがちょっとビックリ。
ボスだったベルムデスはかなりの悪徳刑事臭を放ってたけど、アヴィラは逆にいい刑事っぽかった。
とはいえ、今では殺し屋、しかもボスにまで昇格してしまった。
一度はリスクが大きいと言ってベルムデス殺害を回避しようとしたけれど、大人になったルナの姿を見て、殺す決意を固めるなんて、どこかに正義感が眠っていたのかな。
それとも自分がされたことへの復讐心もあったのか?
そして無理だと言いつつ、イズマエルの面倒を見るアヴィラ。
このイズマエルの指がねぇ、細くて白くて長いのよ。
あの手で殺すのかと思うと、妖しくも見えてくるからちょっと不思議。
イズマエル自身のキャラもいいのよね。
これまでは後先考えずに行動して、ちょっと無鉄砲にも見えたけど、アヴィラの教育で優秀な殺し屋に成長できるのかしら?
それにイズマエルと母親のやりとりもちょっと面白いの。
母親は毒親だけど、イズマエルも決してそれに負けてるわけではなく、脅しっぽいことも言う。
でも、母親の面倒は間違いなく見るね、あれは。
そしてわからないのは葬儀場でのエンゼルケア。
葬儀場だからご遺体をきれいにすることに不思議はないんだけれど、なぜそのシーンが挟まれるのか?
実際にケアしてるのは女性で、その隣でモレイラの部下の男性が、どのように死んだかを語ってくれるんだよね。
そしてケアしている女性も、その話を聞きたがる。
ただ、裏家業のことを知ってるのか知らないのかは謎。
この先どんな風に絡んでくるのかはもうちょっと見てみないとわからないのかな?
一方、アヴィラの私生活は、妻を大事にしつつ、浮気をやめるつもりはないっぽい。
そして妻はなぜか外出も困難になるくらいに参ってる。
なぜなんだ?
その理由がまったくわからないんだけど(;´・ω・)
ちなみにアヴィラは、自分の正体に気付いてると思ってるみたいなんだよね。
なんでそう思ったんだろう?
でもそれよりも、どうしてアヴィラは殺し屋になったのかという理由も気になる。
殺し屋は、イズマエルのようにおしかけ制なのか、それともスカウト制もあるのか?
その当たりもちょっと気になっちゃうなぁ。