夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

ウェントワース女子刑務所 シーズン7 #5 昇天

あらすじネタバレ 

ヴェラは、監視カメラの向きが変えられていることに気付き、血だらけで死んでいるカズを発見する。

刑務所内は緊急事態発生のアナウンスが流れ、囚人たちはそれぞれ自分の棟へ隔離。

死んだのはカズだと知り悲しむリタたち。

アリーにはウィルの口からそのことが伝えられる。

監視カメラには、袖に血の付いたパーカーを着ている人物が、H棟の廊下に映っていた。

血文字のことは秘密にして、パーカーと凶器を捜そうという警察。

ヴェラがマリーから取り調べてと言うと、ウィルは少し怪訝な顔になる。


一方、マリーはというと、悲しむアリーを慰めていた。


そして刑務所内ではガサ入れが始まるが何も見つからない。

リズたちは、カズの追悼式のために灯ろうを作る。

その後、刑務所内の封鎖は解除され運動場でカズの追悼式が行われる。

代表して弔辞を述べるアリー

そこへマリーが姿を見せる。

するとカズの取り巻きだった一人が、ナイフを持ってマリーに襲いかかる。

マリーは私と一緒にいたと証言するアリー。

ウィルはマリーに保護隔離棟に行けと言うが、隠れたら誤解されるから嫌だと拒否。

私は無関係よ、信じてと話す。


一方、リタたちも犯人が誰かを推理していた。

けれどそこにリンダが通りかかり、ナレルは殺害時刻には既に保護隔離棟にいたと聞かされる。

マリーでもナレルでもなければ一体誰が?

そして食堂では次のボスの座をコスタが狙っていた。

ヴェラは監視カメラに映っていたマリーが、事件の前に着ていたパーカーを封鎖前には着ていなかった映像を見つける。

アリーがマリーと一緒にいたというのはウソだった。

取り調べでは、マリーは上着は脱いで洗濯室に置いてきたと言い、アリーはウソをついたのはマリーを守りたかったからだと言う。

カズの仲間に殺される、失いたくないと。

私を庇わなくてよかったのにと言うマリー。

あの時どこに?と聞くアリー。


アリーは点呼に来たジェイクに、警察はコスタは調べているのかと尋ねる。

薬物取引のことでカズに恨みがあると言って。

すると証拠を探せというジェイク。

犯人の顔は映ってなかったが、袖に血がついたパーカーが映っていたことを明かす。←口が軽いなぁジェイク


一方、コスタは今日の昼の投票で自分がボスになる気満々。


コスタが犯人だと疑うアリーは、コスタの後をつけて学習室の天井裏にクスリを隠してるのを目撃する。

それをマリーに報告し、匿名でチクるというアリー。

独房に入ればボスにはなれないと言う。

しかしマリーは危険すぎると反対する。

そしてリズは、一人でカズが殺された現場へ行き、カズが血だらけで死んでいる記憶が蘇り動揺していた。

部屋に戻り、カズは私のせいで死んだとブーマーに話す。

ブーマーはミラーに相談。

早速リズと面談するミラー。

覚えているのは血のにおいと床に倒れていたカズの姿、そして文字を見たと泣きながら一生懸命話すリズ。

ミラーはヴェラを呼び出し相談。

隠してはおけないと言われ、リズは警察の取り調べを受けることに。

取り調べでは、リズから証言を得ようと急かす刑事。←最低だな

結局リズは、遺体を見ただけで殺してはいないようだった。


リタはルビーが何か隠していることに気付き、ルビーを追及する。

ナレルが保護隔離棟に行く前に話をしたのかと聞くリタ。

すると、リタを守るために条件をのんだと話すルビー。

でもそれはカズ殺しではなく、ナレルの罪をかぶることだった。

手続きが終わればナレルは釈放されると言う。

ルビーの刑期は半年延びるとのこと。

自供を取り消してと言うリタに、今度は私が守る番だ、私に頼っていいと話す。


一方、コスタは学習室でクスリを回収しようとしているところをウィルとジェイクたちに見つかる。

そしてそこからはクスリだけではなく、血のついたパーカーも出てくる。

私のじゃない、殺してないと必死で訴えるコスタ。

警察が血の付いたパーカーを手にしているのを見たアリーは。ジェイクに見つけたのねと尋ねる。

コスタがブツと一緒に隠してたというジェイク。

匿名の情報があったと。

代わりに私が密告したとアリーに囁くマリー。


リズが部屋にいるとブーマーがやってくる。

記憶箱の中に「ルビーが犯人だ」と書かれたメモを見つけるブーマー。

私の字じゃないというリズ←だって書いたのはザラですから

きっとコスタがリズを騙して密告させようとしたんだと言う。

ルビーは誰も殺してないのにと言ってメモを捨てる。←それは違う!

そしてリズはブーマーに頼みごとをする。

病気が進行してその時が来たら手を貸して欲しい、苦しみたくないというリズ。

どうせ明日には忘れるんでしょというブーマーに、絶対に忘れないという。

だけど、私はもうすぐ仮釈放されて、ここにはいないかもしれないからと言って、ブーマーは断る。


そして食堂ではボスの投票がとうとう始まる。

誰かを選ぶとしたらリタしかいないというブーマー。

だけどリタにその気は全くなし。

それを聞いていたアリーはマリーを推薦する。

マリーとカズの反りが合わなかったのは理由がある。←お前やけどな

2人は似ていたと言うアリー。

マリーも心優しい人で、生来のリーダーだ、誰にも左右されない、だからマリーを選ぶと言って、器をマリーの前に置く。

他の囚人たちもそれに続き、次のボスはマリーに決まる。

そして部屋に戻ったマリーは腕の傷の包帯を変えていた(;゚Д゚)←あなただったのね

その後、洗濯室のプレス機の前に立つのだった。

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感想 ~カズ殺しの犯人は?意外性があると言えばある、ないと言えばない、でも真実は?~

マリー凄いね!

お見事としかいいようがない。

私は間違ってた、もしもカズを殺したのがマリーだったなら、あまりにもカズが不憫すぎると思ってた。

だってアリーはマリーに取られ、ウィルもマリーに取られ、その上、命まで取られたらあまりにも可哀そうすぎると思ってた。

でもそれは間違いだなと、この5話を見て思った。

マリーが犯人、やっぱり正解はこれしかない。

ビーが死んだときは、ヴェラをも巻き込み、まるで花道が用意されているようだった。

そして死に際も見事に散った。

なのにカズを殺したのがマリーじゃなかったら、逆にカズに失礼だと思う。

そしてマリーが自らの手を汚してカズを殺したのは、絶対に触れてはいけないものにカズの手が届いてしまったから。

それはあの重要書類や、アリーにウィルとのことをバラすと言われたこと。

アリーがもし真実を知ったなら、これ以上ないという罰になると思う。

特に、バレはしたけれど、マリーのアリバイを偽証したこと。

それを知ったときにアリーは壊れたらいいのに。

カズの弔辞を言う資格なんてない。

カズはアリーに構いすぎた。

そして強すぎる正義感、それがたとえ独りよがりであったとしても、カズを死へと導いてしまったのだと思う。

ただちょっと気になるのは、あのパーカーはマズくない?

だって腕をケガしてるってことは、マリーの血がついてるってことよね。

DNA鑑定したらコスタじゃないってすぐにバレてしまうじゃないの。

マリーがそんなミスするとも思えない。

この期に及んでマリーが犯人じゃありませんでした、っていうのはやめてほしいけど・・・

でも万が一マリーが犯人じゃなかったら、誰かを庇うとしたら、それはもうアリーしかいないよね。


一方、リズは前回に引き続き大変やったね。

記憶が定かでなく、カズの最期の姿が思い出される。

自分が殺したんじゃないかって不安にならないわけがない。

そして記憶箱の中から出てきたザラの書いたメモ(;゚Д゚)

「ルビーが犯人だ」

あったよね、そんなこと前シーズンで。

結局、マリーの元にはたどり着けなかったメモ。

そう思うと、なんか今回のカズと前シーズンのザラがちょっと重なって見えちゃう。

こんな皮肉があったとは!

ブーマーが捨てたけど、これにて終了なんて、ウェントワースが許すとは思えない。


今回も面白かった!

コスタは絶対にないな、って早い段階でわかったけど、ルビーの態度は思わせぶりで、結構紛らわしかった。

そして今回は犯人は教えてくれへんねんな、って思ったところで、マリーの腕のケガを見せてくる。

殺害シーンはなかったけれど、もう十分。

スープが冷めないうちに解決、ってことでいいのよね!?

ウェントワースは引っ張る時も←ファーガソンの件でヴェラたちがゆすられてた時

素早い解決も面白いなぁ。

逆に、前半でこんなに盛り上げて、後半は大丈夫なんだろうかとちょっと心配になってきた(;´・ω・)

 

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