夜更けに海外ドラマ

海外ドラマのあらすじと感想を中心に、時々映画や国内ドラマの感想も書いています。

ウェントワース女子刑務所 シーズン8 第13話 固い絆

前回のあらすじは・・・


レブが殺害され悲しみと怒りでいっぱいのルー。レブを殺害したシーラを突き止め死を迫り、シーラは毒を飲むことを選択。しかし苦しむばかりでなかなか死ねず、最後はマリーとルーがモップの柄をクビに押し当てて殺害。その後、ルーは囚人たちを前にし、自分がボスになると宣言するのだったが・・・


前回の感想はコチラ
ウェントワース女子刑務所 シーズン8 第12話 鎮魂 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第13話のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

ケガから復帰した所長のアンは、短期間のあいだに2件の殺人が起きたことや、刑務所が訴えられたことについてジャクソンたちを責めていた。

独房にいたルーに会いに行き、囚人を先導して欲しいと言って手を組む2人。

看守長の座を狙っているマイルズは、ジャクソンとマリーがかつて性的関係を持っていたとアンに密告する。


刑務所に戻ってきたリタは、ルビーとの再会を喜び、出所を見届けるのが私の使命だと話す。


ジュディは、甲斐甲斐しくアリーの世話を焼き、米国への引き渡しを先延ばしにするために、パートナーだと言って欲しいと頼み、アリーもそれを承諾。


そして選挙が行われ、ブーマーが次のボスに選ばれる、

しかしボスの座は投票か決闘で決定する決まりなので、ルーは決闘を言い渡し、後日決闘することに。


ミラーとのセッションを続けていたファーガソンは、ヴェラにシーラがレブを殺害したと情報提供したが信じてもらえず傷付いたと言い、以前、ヴェラに危害を加えたことを後悔していると打ち明ける。

それは間違いなく共感だと言って目を輝かせるミラー。


一方、マリーは棟の移動願を申し出るがジャクソンに却下される。


そしてアンはマリーと面談し、ジャクソンと不適切な関係にあったかどうかを尋ね、刑務所の移動といういい条件をチラつかせる。


刑務所内では薬物検査が強化され、受刑者からはMADAの成分が検出される中、ファーガソンからは別の薬物が検出される。

ファーガソンは、自分の中の矛盾する2つの感情についてミラーに相談。

ミラーは、人間の心には良い狼と悪い狼が住んでいて、勝つのは君がエサを与えた方だと助言する。

そこでセッションが終了。

棟へと戻る途中、娘のグレースの件を巡って口論するジェイクとヴェラを目にするファーガソン。


一方、ルーの策略によってリタの尿からは薬物が検出される。

リタは晒し台に拘束され、アリーとジュディも弁護士と面会としていて不在の中、ボスの座を巡るブーマーとの決闘を済ませようとするルー。

仲間がいないことに不安を覚えるブーマーだったが、刃物を手に決闘を開始。

ルーが刃物を落としたため、ブーマーも刃物を手放すが、隙をついたルーが刃物を拾ってブーマーを刺し、ブーマーは降参。

ボスの座はルーに。


その頃、弁護士からジュディとの関係を聞かれたアリーは、パートナーだと返答。

弁護士は、引き渡し停止の手続きを進めると話す。


ブーマーを刺したルーと面談したアンは、あなたと助け合いたいと言うも、レブの死に触れたためルーの怒りを買い、暴れたルーは看守の手によって晒し台に拘束される。


一方、ジャクソンとの性的関係について理事から聞かれたマリーは、性的関係を否定。

看守長は立派な方だとジャクソンの肩を持つ。


晒し台から解放されたリタは、囚人服から私服へと着替え「闘ってやる!」と言ってルビーと抱き合う。

ブーマーのケガも大したことはなく明日には戻ってくるらしい。


夜になるとルーのすすり泣く声が聞こえ、ソファにはファーガソンとマリーが座っていていた。

まだ移動したい?と聞くファーガソンに、自分からは逃げられないと答えるマリー。

ファーガソンは、仕方なかったのよ、怪物を創ったなら始末しないとね、と口にするとジェイクに視線をとめる。


マリーは泣いているルーに寄り添い、もう闘わなくていいと声をかける。

するとルーは、刑務所がレブを殺したと言って、レイノルズ、ミラー、ジャクソン、ヴェラの名を挙げると、全員ぶっ殺してやると言うのだった。

スポンサーリンク

 

 

感想 ~別の怪物が誕生しそう?~

所長のアンが復帰したけれど、ルーのことをちょっと甘く見てたよね。

レブを失ったルーにブレーキはなし。

シーラに報復したくらいじゃまだまだ気が済まないんでしょうね。

どうやらその矛先は、所長のアンたちにロックオン!

そして皮肉なことに、レブを失ったルーの深い悲しみをいちばん理解できるのがマリーなんだよね。

夜になると聞こえるルーのすすり泣きからは、深い悲しみに囚われたままのルーの心情が伝わってきます。


一方、刑務所へと戻ってきたリタ。

今のところ、ルーに対抗できそうなのはやっぱりリタしかいない。

ブーマーはルーとの決闘でボスの座を逃したけれど、それはブーマーの心が邪悪でなかったからだとも言える。

刑務所にいるにはやっぱり優しすぎるんだろうなぁ。

この優しさに報いるためにも、ブーマーの子供が欲しいっていう想いが叶って欲しい。


そしてジュディだけは自分の望み通りの展開を繰り広げているよね。

ただ、リタは気付いてましたね、ジュディがアリーに媚びてるってこと。

そうなんだよ、そうなんだよ、やっとジュディの本性に気付いてくれそうな人が刑務所にやって来てくれたよ、出戻りやけど。

アリーは甘甘でジュディの本性になんて全く気付いてないからね。

今のところ、ジュディの性悪さを暴いてくれそうなのはやっぱりリタしかいないのかなぁ⁉

刑務所に戻ってきた途端、リタは大忙しになるかも。


それからもうそろそろなんかやらかしそうなファーガソン。

最後、ジェイクを見た時、獲物を捉えたみたいな感じになってましたやん。

ファーガソンだけはわからへん。

今、さらけ出してるファーガソンが全部本当のファーガソンだとして、悩んだり苦しんだり、何かを見出したり・・・

全部本気全開のファーガソンやとして、なんかいろいろやっぱりちょっと間違ってると思うねんな。

ちょっと危ない人に針が振れだしたように感じる。

以前の怪物だった時とはまた別のものが生まれてるようにしか見えない。

そんな風に見えるのはファーガソンやから仕方ないんやけど、そしてファーガソンだから次は何してくれるんだろうと期待もしてしまう。

ファーガソンを見ていると、もうファーガソンっていう病ってことでええんちゃうかなぁって思ってしまう。

そして絶対にファーガソンが今までしてきたことが悪いってわかっていながら、ヴェラに対してもうちょっとファーガソンに優しくしてあげてもええんちゃうかなぁとかちょっとだけ思ってしまうんよね。

本当に本当にちょっとだけなんだけど。

最近のファーガソンって、そんな風に思わせるところがあってほんまに困るわぁ。


第14話の感想はコチラ
ウェントワース女子刑務所 シーズン8 第14話 裏切りのキス - 夜更けに海外ドラマ