前回のあらすじは・・・
大学で写真サークルに入り平穏な日々を送っていた平良。友達の小山の兄が手掛ける舞台を鑑賞に行き、そこで俳優として活動する清居と再会。平良の目は清居に釘付けとなり、再び清居を追い始めるのですが。
前回の感想はコチラ
それでは、第5話のあらすじと感想です。
あらすじネタバレ
舞台稽古で「好きだ」というセリフに上手く感情が込められず苦戦する清居。
そして平良のことを思い出し回想。
教室での平良との出会い。
平良の世界には俺しか存在していないかのような瞳。
平良にちょっかいを出したのは、ちょっとした好奇心から。
けれど、この目でまた見つめられたいと思うようになっていた清居。
卒業式の日「俺になんか言うことないの?」と言ったのは最大の譲歩で、あれはファーストキスだった。
清居から見た平良は、自分勝手な俺様で清居の気持ちを知ろうともしない男。
そして卒業してからは音沙汰もなく、舞台を手掛ける小山洋平の弟の彼氏が平良だと知り、弟を心配する小山兄に、舞台に招待すればと提案。
あの日の舞台に平良が来ることを清居は知っていたのだ。
平良と再会しこの顔が見たかったとハッキリと自覚。
打ち上げに誘うが小山の弟を優先され断られため面白くない。
けれどまた現れた平良。
打ち上げの席で「好きだ」と上手く言えないなら俺で練習すれば?と、共演俳優の入間に太ももに手を置かれるが、全然胸が高まらない。
俺が欲しいのは平良だと思う。
そして現在、平良のことが好きだと自覚し「好きだ」というセリフも上手く言えるようになった清居。
しかし、平良への会いたいと会いたくないという矛盾した気持ちにイラつく。
平良の家では、平良が好きだったのは清居だと気付く小山。
どうやら体調は良くなったみたい。
玄関先でピンポンが鳴ると、平良を引き止め抱きしめながら好きだと告白。
それをセリフの練習をしに来た清居が目撃。
慌てて清居を追い、違うと言って縋る平良だったが「どうでもいい」と言って清居は帰ってしまう。
首を落としうなだれる平良。
好きになってごめんと平良に謝る小山。
今以上のことは求めないと平良に言うも、平良は「ダメだよ」とキッパリ。
しかし納得できない小山は、清居のどこが好きなのかを平良に聞く。
けれど説明できないと言われたため「サヨナラ、平良」と言って帰る小山。
一人になった平良は、今まで通りでいたいと思っても、もう元の場所には戻れないと思うのだった。
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感想 ~清居の心の声に親近感が湧きました~
やっと清居の気持ちがわかってスッキリ。
なんだろう、若い時にしか味わえないような感情が平良というわけのわからん物体によってもたらされて戸惑う気持ち?
平良の妄想では、平良ががマシンガンをぶっ放していたけれど、清居にとっては平良がマシンガンのようなもの。
そしてそれに気付いていないのは平良だけ。
清居曰く、平良は自分勝手な俺様。
けれどこの俺様は、鈍いけれどとっても素直なんだよね。
キモいしウザいけれど本当に素直なんだよ。
清居だけを崇め、清居以外を遮断し、清居を瞳にとらえると他は何も目に入らない。
そして運がいいのか悪いのか、清居もそういうのを心の奥底で求めていたんだよね。
需要と供給が一致したってことか(* ´艸`)
その想いは数年経とうが何一つ色あせてはいなかった。
今回の清居の回想では、ジュースをかけられた清居のために暴れる平良の様子も見せてくれました。
不器用に暴れまくる姿は、かなりヤバいヤツで、普段の平良からは到底信じられない凶暴さ。
あれじゃあもう誰も清居に手を出そうなんて思いませんよね。
ある意味、清居は平良という強力な武器を手に入れたのかも。
そして現在、時を動かしたのは平良ではなく清居。
偶然とはいえ、小山の弟と平良の関係をうまく利用し、舞台に招待といういい名目で平良に会いに来させるなんて。
清居を追ってるのは確かに平良のほうなんだけれど、そのつながりを断たないのはやっぱり清居の役目。
平良に教えてあげたい、お前は清居に導かれたんだよ!ってね。
清居がカッコつけちゃうのは、キレイな顔が邪魔してるんだってことにいい加減気付かないかなぁ?
あれだけキレイだキレイだと言っておきながら何一つわかっちゃいない。
お前の嫁はお前が思ってるよりずっと不器用で照れ屋で素直になるのにかなりの勇気を振り絞ってるんだよ!って言いたくなっちゃう。
そして小山君。
やっぱりちょっと面倒くさいヤツだった。
きっといいヤツなんだろうけれど「俺すっごいイヤな奴だ」って口にした時点で私の中ではアウト。
平良も「小山はいいヤツだよ」なんて言ってる場合じゃないでしょ。
小山君は「サヨナラ、平良」って言って帰って行ったけど、あの顔は私にはサヨナラを言う顔には見えなかったよ。
どっちかって言うと「諦めないから」って顔だった。
まぁ、もう邪魔することはないとは思うけどさ。
小山君には相手が悪かったってことで諦めてもらうしかないわね。
そしてそして、私の中での今回のベストシーン。
それは玄関先で清居に去られ、首を落としてうなだれる平良の後ろ姿。
悲愴感の漂い方がスゴイ!
清居に見せてあげたいくらいだった。
あなたに去られてこんな風になってますよってね。
いよいよ次回は最終回だけれど、どうやって2人の距離は縮まるのか?
今まで嫁に頼り過ぎた分、ここはぜひとも平良に頑張ってほしいと思ってるけれど、どうなんだろうなぁ。
第6話の感想はコチラです。