夜更けに海外ドラマ

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THE HEAD(ザ・ヘッド) シーズン2 ネタバレ感想 第6話(最終話)

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THE HEAD(ザ・ヘッド) シーズン2 ネタバレ感想 第5話 - 夜更けに海外ドラマ


それでは、第6話(最終話)のあらすじと感想です。

あらすじネタバレ

漂流中のアレクサンドリア号の乗客のうち、生存者は1名だというニュースを苦々しい顔で見ていたマギー。


そして遡ること2日前、アレクサンドリア号では何が起こっていたかというと・・・

エイミーは、藻を入れた小型PBR(培養装置)の1台をアーサーの船室に届け、もう1台は自分のバッグで隠し持ち。

アレックは、唯一残っている救助艇で非難することを決断し、姿の見えないユウトを捜す。

その間、レイチェルはアーサーの船室へ行き、ポラリスでの件を尋ねていた。

ポラリス6での殺人は全て医師として参加していたマギーの仕業だと話すアーサー。

罪を着せられたのは、ポラリス5でマギーの母サラ・ジャクソンと親密な関係になったが、意見の相違から掴み合いになり、倒れた拍子に頭を打った彼女が亡くなり、研究と自分たちを守るためにそれをチーム全員で隠蔽したからだと。

自分が最低だとわかっているが、人殺しじゃないと言うアーサーに「信じるわ」と言うレイチェル。


一方、副船長のエリカは船に残ると言い、エンジンを手動で止めて船の爆破を防ぐために機関室へ。

船員のキムも協力してくれエンジンを止めることができたのだったが・・・

突如現れたチャーリーが2人を機関室へ閉じ込め、炭酸ガス消火装置を作動させる。

薄くなっていく機関室の酸素。


甲板では、アレックからユウトは見つからなかったと聞いたレイチェルがユウトを捜しているところを、銃を持っていた船員ウィルに人質にされてしまう。

レイチェルを守るために、アーサーはバッグからPBRを取り出し何億ドルもの価値があると言ってウィルに差し出すのだったが、それを海に投げ捨てるウィル。

次の瞬間、アーサーは半狂乱になり、アレックともみ合っていたウィルを射殺(゚д゚)!

銃を海に投げ捨てる。


そして救助艇でアレクサンドリア号を離れたアレック、アーサー、レイチェル、エイミーの4人は船から十分離れた場所で停止。

アーサーはバッグから水を取り出してみんなに配る。

そこでアレックが、水槽でユウトの遺体を見たと言ってエイミーの殺人の罪を暴くが、エイミーはスパイはユウトだったと濡れ衣を着せ、自分のバッグからPBR装置を取り出す。

するとアーサーはそのPBR装置を手にし「よく覚えておけ、常に私が勝つ」と言い放つ。

けれど、持ってきたはずのコワルスキーの赤い手帳が見当たらず・・・


その手帳を持っていたのはアレックだった。

手帳を見せて説明しろとアーサーに詰め寄るも彼が何も言わないため、内容がわかるレイチェルに手帳を渡す。

手帳には「この研究は失敗だ」と書かれており、細菌と藻の相互作用で毒素が排出されることが記されていた。

「私たちは毒を作ってたの?」と聞くレイチェルの隣で血を吐いて倒れるエイミーとアレック。

実は2人に毒入りの水を渡していたアーサー(゚д゚)!

「コワルスキーを殺したのは彼がわからずやで時間が必要だっただけだ」と言い訳。


2人が亡くなり頭を抱えて泣くレイチェルに、「コワルスキーの命と私の研究の二択なら迷う余地はない」と当然のように口にする。


実はあの日、コワルスキーから研究は失敗で、性質の悪い毒が生成され海に排出されれば被害は甚大だと報告を受けていた。

何か道があるはずだと粘るアーサーだったがコワルスキーはそれを受け入れず。

その後コワルスキーの船室を訪ね、毒の入った酒を飲ませて絞殺。

その際、コワルスキーに腕を噛まれ、彼の顔に血が付着したため仕な方く頭部を切断し海に遺棄!

噛まれた傷あとを隠すために腕に酸をかけてやけどを装っていたのだ。


マギーがポラリスで真実を捻じ曲げたのを真似したというアーサー。

「美しいだろ、毒で始まり毒で終わる」と話す。


一方、1人で船内に残っていたチャーリーは、亡くなっている船長ルノーに「汽笛を鳴らしていい?」と聞き、帽子をかぶると操舵室へ行き汽笛を鳴らすのだった。


そして救助艇では、2人の遺体を海に投げ捨てるアーサー。

藻の完璧なサンプルがある、研究を進めよう、決めるのはお前だと言ってレイチェルに決断を迫る。

そう言われてアーサーに抱き着くレイチェルだったが、「私を騙せると思うか?」と言われ彼を道連れに海へダイブ。

浮上しようとするアーサーを海に引きずり込み一人で浮上。


そして現在、チャーリーは船で武装した警備隊らによって射殺。


マギーは、唯一の生存者が病院で真実を明らかにするだろうというニュースを見て手首を切って病院へ搬送される。

医師になりすましてレイチェルの病室へ。

生存者がレイチェルだと知り失望と無念の表情を浮かべるマギー。

そして鼻血がタラリ!

隣では「まだ私を苦しめられる、やれよ、終わらせろ」とアーサーの幻覚が囁くのだった。

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感想+α

二番煎じだったか~( 一一)

コワルスキーとザックを殺したのはアーサーでした。

アーサーが怪しいと思いつつ、DNA鑑定を言いだしたレイチェルが犯人ではないかと思っていたのですが違ってました。


第1話を観たときは、アーサーがかなりマギーを恐れていた様子が、マギーがポラリス6で見せた怯えた演技と被るのが怪しいと思っていたのに。

それともう一つ気になったのが宣伝用ポスターのアーサー。

  出典元:https://www.hulu.jp/

1人だけオレンジの合羽を着てたんですよね。

ザックを引きずっていた犯人がオレンジの合羽を着ていたので、もしかして犯人はアーサー?とも思ったのですが、ミスリードかもと思う気持ちが勝ってしまい、レイチェルのほうが怪しいと思ってしまいました。


今回、アーサーは言ってましたよね。

「マギーがポラリスで真実を捻じ曲げたのを真似した」って。

マギーの時と被ると思った第一印象は正しかった!

アーサーはヘタレと決め込んでかなりナメてました。

頭部を切断する度胸は絶対にないと思っていたのですが・・・ありましたね。

利己主義でここまでやるとは┐(´д`)┌

犯行は凶悪でしたが、その度胸があったことはちょっと褒めたいと思います。

残念!

シーズン1と比べるとずいぶんとお粗末な展開で終わってしまいました。

思えば1話目でコワルスキーが殺害された時、最初に特別な仲にあった甲板長のマーカスが疑われたところから雲行きはあやしかったんですよね。

そしてチャーリーが兄オスカルを殺害してしまい完全に脱線。

最終話の展開がその残念さにとどめを刺しました。

ちょっとチャーリーに頼り過ぎた感もありましたね。

彼が船を爆破しようと計画的に動いたことには驚きましたが、兄オスカルを殺害してしまい破滅的な行動を取ったと考えれば少しは納得できます。

生存者は一人

結局、生き残ったのはレイチェルだけでした。

副船長のエリカ、船員のキムとウィル、そしてエイミーとアレック。

レイチェルが、最後にアーサーを海に引きずり込むお膳立てをするために雑に殺されてしまったようにしか見えませんでした。

ただ、チャーリーだけは違いましたね。

駆け付けた武装警備隊に射殺されましたが、念願の汽笛も鳴らすことができたので、彼だけは満足だったと思います。

最後に

はっきり言って消化不良です。

犯人はアーサーでした、で済むような話ではもうなくなってましたよね。

マギー姉妹は襲われ妹は亡くなってるわけですから。

投資を募っている組織の代表の白髪女性は妹の殺害は否定していました。

これを信じるならやっぱりアーサーの関与が疑わしいのか?

それとも今度こそレイチェル?←まだ言うか!


シーズン2での唯一の救いはマギーの出演。

アーサーを決して許さないというその執念にブレはなく、レイチェルからアーサーは死んだと聞かされた時のあの顔!

失望、無念、悔しさがにじみ出てました。

そして気になるのはマギーの鼻血!

その答えはシーズン2でも明かされず。

彼女の抱えている怒りはどこへ向かうのか?

このままじゃ終われませんよね。