【韓国ドラマ】トラップ～最も残酷な愛～　あらすじ感想　1mmの可視化

ご紹介するのは、韓国ドラマ「トラップ～最も残酷な愛～」

話数：全7話

amazonプライムビデオで配信中（2022年1月現在）

家族想いで、常に弱者の味方だった国民的キャスターのカン・ウヒョンをイ・ソジン。

そして事件の真相を追うベテラン刑事のコ・ドングクをソン・ドンイルが演じています。

事件は、江原道(カンウォンド)の病院に、全身にケガを負ったウヒョンが搬送されたことで発覚。

果たして彼は本当に被害者なのか？

それではかんたんなあらすじと感想です。

あらすじ

国民的キャスターのカン・ウヒョンが、全身にケガを負いショック状態で江原道(カンウォンド)の病院に搬送されてくる。

彼の供述によると、結婚10周年の記念に妻と息子と山へ出かけたが、妻と息子が攫われ、自分は「人間狩り」のターゲットになったというのだ。

そして娘と一緒に過ごしていたベテラン刑事のコ・ドングクも招集され捜査を開始。

病院にいた同僚の新米刑事、ペ・ナムスと携帯で連絡を取り合っていたのだが、その最中にぺ刑事が病院の屋上から落下して死亡。

彼が何かに気付いた様子だったので、ドングクは彼が何者かに殺害されたと確信する。

応援でやってきた若い女性プロファイラーのユ・ソヨンと協力して、事件の真相を追うことに。

一方、山では大規模な捜索が行われ、ウヒョンの息子のシウが無残な遺体で発見される。

そして事件を追ううちに、ウヒョンのビジネスパートナーでもある実業家のホン・ウォンテが怪しいことに気付くドングクとソヨンなのだったが・・・

山奥での「人間狩り」という恐ろしい題材。

満身創痍で逃げ延びたキャスターのカン・ウヒョンが語った山で起きた一部始終。

でもこれは始まりに過ぎず、事件を捜査するドングクと今回の被害者のウヒョンには過去にちょっとした因縁も。

けれどそれを乗り越えて協力し、犯人を追い詰めていくという展開なんだけれど、それだけで終わらないんだよねぇ。

そこで注目したいのがプロファイラーのソヨン。

彼女は最初から、これは以前から追っていた連続殺人集団の仕業だと考えていて、そのボスが実業家のホン・ウォンテだと推測。

そして彼らはサイコパスだと。

人間と悪魔の差は1mmだとドングクに話していたシーンがあったんだけれど、これが後々生きてくる。

私はサイコパスのことはよくわからないけれど、ソヨンが言うには、彼らは人を観察して学んでそれを真似するんだってね、感情がないから真似するだけ。

これも後々生きてくる。

そして私の中でのドラマのいちばんの盛り上がりポイントは、すべてが覆されるウソが明らかになったとき。

フリをする練習ってのは、目の当たりにするとちょっとゾッとするものがありますね。

でもこの先は失速。

面白くなかったわけではないんだけれど、展開としては残念。

けれど「人間狩り」がこのドラマのテーマだと考えると、ああいう展開になるのは仕方ないのかもしれません。

最大のウソが明らかになったとき、あそこで終わらせるという選択もあったと思うんだけれど、そうしなかったのがよかったところかな。

ただ、最後の終わり方にはモヤッと感が残り後味がいいとは言えませんね。