あらすじ
腹を裂かれ腸を引き出されたアシュリン(ピックス)の死体が発見され、ファイロは捜査を開始する。
一方ヴィネットは、雇用主であるイモジェンの兄のエズラから暴行されそうになり、屋敷を飛び出す。
そしてトルマリンのところへ行き、何でもやるという妖精の集団を紹介してもらうことになるのだが・・・
ネタバレと感想
アシュリンの死体がグロすぎる!
腹が口を開けたようにパックリと開かれていて、辺りは血の海。
引き出された腸は長く伸びたものもあればグチャグチャのもあって、アシュリンはどの段階で死んだのだろうかと考えるとゾッとする。
早速捜査を開始したファイロがアシュリンの部屋へ行くと、そこにはコボルド(小人)を連れた男性の姿が。
アシュリンはかつて有名な歌手だったらしく、彼は古い友達で興行仲間だったらしい。
コボルドを使ってリアル人形劇みたいなのをやっている。
一方、前回何者かに娼館から拉致されたブレイクスピア首相の息子・ジョナなんだけれど、首謀者はなんと首相の妻のパイエティ!
魔女まで使って予言させ、政敵のロンガーベインの仕業だと夫に信じさせることに成功。
こういう良くないことを企むのっていつも女性なのよね。
なんかモヤッとするけど、果たしてうまく事は運ぶのかしら?
何も知らない夫と息子がこのことを知ったら・・・なんてことは考えないのかな。
そしてズルい奴は他にもいる。
ヴィネットの雇い主のエズラ。
ヴィネットを手籠めにしようとして逃げられると、妹のイモジェンには彼女は金を盗んで逃げたと嘘をつき、警察署に申立書を申請に行くんだよね。
たまたまファイロがそれを見かけ、エズラに金を支払うことでヴィネットを自由にすると約束させたけれど、ファイロはヴィネットの身に何があったのか全てお見通し。
ヴィネットのことを助けたのは、未練からなのかそれとも嘘をついていた償いからなのか、それともそのどちらもなのかも。
その頃ヴィネットはというと、トルマリンから「黒カラス」というなんでもやる集団、確実に法を破る集団の羽部隊の密航者たちを紹介され、夜の会合に参加。
そこでリーダーらしき女性・ダリアから、警察署の天井に掲げられた旗を奪ってきてと命令される。
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なんか大変なことになってきたけれど、大変なのはヴィネットの元雇い主のエズラたちの家もなのよね。
実はもうお金がない!
そのことをエズラが妹のイモジェンに告白すると、イモジェンは怒りまくり。
でもこのイモジェンもねぇ、ウザ指数高め女子なのよね。
実は彼女、向かいのチェスウィズ邸を購入したのがパック(角のある妖精)であるアグレウスであることが気に入らず、失礼な態度をとりまくり。
でも何かひらめいたのか、アグレウスをお茶に招待することに。どんな策略があるのかは知らないけれど、良くないことには違いない、痛い目をみればいいのに。
そして警察署では、祈祷を捧げるために死んだピックスに会いたいと、ミマ(修道女)がやってくる。
ファイロがアシュリンの元へと案内し、犯人の心当たりを聞くと、彼女は、「不自然な存在を感じる、それは人間でもフェイでもない」という言葉を残す。
その頃ヴィネットは、警察署の旗を盗んでいる真っ最中。
ところが見つかってしまい旗を持って逃走。
署員からは逃げたものの、目の前にファイロが現れる。
「逮捕されるぞ」というファイロに対し、「そしたらバラすわ、隠してるんでしょ、真の姿を」と言うヴィネット。
すると、「何があっても奴らに話すな」とファイロは言い、「あなた次第よ」と言ってヴィネットは旗を持ち去り逃げていった。
なんなんだろう、ファイロの真の姿って?それに奴らに話すな、っていう奴らって誰のことを指してるの?黒カラス?それとも人間?どっちも?
ファイロの真の姿という秘密がなんなのかわからないだけになんとも言えないけれど、ヴィネットを見逃すくらいだからすごい秘密なんでしょうね。
ヴィネットも本当にこのまま黒カラスの一員になってしまうのかなぁ、根は善人っぽいだけにどうなるのかがちょっと心配。