あらすじ
ダーカシャーを目の当たりにするファイロ。
一方、イモジェンはアグレウスを正式にお茶に招待し、社交界デビューに手を貸す。
そして政治の世界でも、ロンガーベインの娘・ソフィが鮮烈なデビュー演説を披露し、国会を沸かせるのだった。
ネタバレと感想
ファイロが魔女のところに行くと、確かに死体は生き返りダーカシャーとなっていた。
だけど殺害現場で見たダーカシャーには知能があったと言うファイロ。
でも魔女が言うにはダーカシャーには知能はなく、それはあくまで主の知能。
時には奴らの目は主の目と一体になると言われているとのこと。
そしてダーカシャーは、主が死なない限り死なないらしい。
事実、ファイロのダーカシャーは魔女がぶつ切りにしたけれど死ななかったもんね。
一方、イモジェンは兄のエズラに出資者に心当たりがあると言って、社交界の仲間入りを果たしたいと思っているアグレウス(パック)を、3時のお茶に招待したことを話す。
世間体を気にして抵抗を見せたエズラだけれど、その資格はないよね。
元はと言えばエズラが不甲斐ないせいでイモジェンがいろいろと策を弄してるんだもの。
ちょっと浅はかではあるけどね。
私が生きている限りこの家は手放さない、って言ったイモジェンのほうが絶対根性ある!
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そして家に戻った首相の息子・ジョナは、当面の間は外出は控えて勉学に集中するようにと言われる。
こっちはこっちで母親の過度な期待にちょっとうんざりしてるみたい。
だけど誘拐犯が母親だと疑ってること口にはしなかったわ。
いつまで黙っていられるかしら。
その後、国会を見学したジョナは、死んだロンガーベインの娘・ソフィがあいさつするのを目撃。
彼女は、自分の母親が肌の色による迫害を受けそれを乗り越えたことを引き合いに出し、今起きているフェイの国の難民が迫害を受けていることに話しを移す。
そしてフェイと人間はあまりに違いすぎて相容れないと断言。
その上、首相はこの問題を長く無視してきたと言及し、自分は国民の味方だと強く訴える。
ジョナは偉く感心してたようだけれど、これは父親のロンガーベインよりも厄介な女よ。
パイエティがせっかくロンガーベインを葬り去ったというのに、葬り去ったことによって、より危険な娘が台頭してきちゃったわ。
この先も首相は安泰とはいきそうもないわね。
一方、アシュリンの家にいたコボルド(小人)を連れていた男なんだけれど、公道で劇をやっていたら警官に許可が必要だと言われ、警察署に連れていかれる。
なんでもフェイは届け出なしでは滞在できないと言うのだ。
すると男はコボルドをペットだと言い張る。
そういわれて警官は、コボルドは規定外かも知れないので調べてくる言って席を外す。
そしてその後に悲しい事件が起きちゃうのよね。
男が居眠りしている間に、横に置いておいたコボルドを入れたバッグが無くなっていたの!
なんとコボルドは強制送還。
男が居眠りしている間に手違いで船に乗せられ発送されてしまったのだ。
慌てて港へと走った男だったが、時すでに遅し。
船は港から出た後。
この先どうやって取り戻すんだろう?っていうか、強制送還されたコボルドはどうなるの?
そもそもコボルドはどうやって生きていたのだろうか?そこが謎だわ。
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一方、3時のお茶会でギルフォイル夫妻とペンブローク兄弟にアグレウスを紹介するイモジェン。
だけどうまくいかない、会話も続かず気まずい空気。
さすがにイモジェンももう無理だーって感じていたようなんだけれど、そこへ外出していたエズラが戻ってくる。
どうやらこれが救いの手になったみたい。
お茶会の後、エズラとイモジェンが手にしたのは8万の小切手。
かなりの高額みたいだけれど、どれくらいの価値があるのかはサッパリ。
とりあえず、兄弟としては他の人がアグレウスをを正式に招待するまではやらないと、って思っているみたい。
そしてエズラにお礼をいったイモジェンは偉かったよ。
ウザ指数高めだなんて言ってゴメン。
一方、ファイロは児童施設を訪ねていた。
施設長には秘密があった。
週に一度のロウへの娼館通い。
でもそれは隠れ蓑だった。
彼は部屋を予約し女の子を買うけれど、実は他の男と逢引きしていたのだ。
その男というのが検視をしたドクターだったのよね。
ドクターからも話を聞くと、施設長はアシュリンを知っていたらしい。
これで2つの殺人事件の接点ができた。
ファイロは再度アシュリンの部屋へと行き、そこで彼女の音楽を聴きながら子供時代を思い出し、アシュリンが自分の母親であることを確信する。
そして母親の遺体に会いに行き額にキスをして涙を流す。
一方、ドクターは家で襲われる。
犯人の目的はわからないけれど、無差別ってわけではなさそう。
ドクターも2人と同様肝臓は奪われているのかな?
そしてファイロは児童施設で過去のことを思い出したりなんかしながら、アシュリンが自分の母親だということに思いが至るんだけれど、ああいうのってどういう感覚なんだろうね。
思い出したともちょっと違う、ただわかる、って感じなのかなぁ。
でもアシュリンがファイロの母親っていうのは予想してなかった、っていうかなんで私予想してなかったんだろう?
ファイロの秘密を知る施設長が殺害された時点でちょっと考えればわかりそうなことだったのに、なんかちょっと悔しい(*T ^ T)
そして犯人は無差別ではなく、ファイロの秘密を知る人物たちを殺害してた。
それが明るみになったときファイロはどうなるのかなぁ?